カフェ クルイスエダ → ホテル ペスチャニ
80km・上り510m
ウラル山脈突入
今日から第5区間が始まります。
大都市のカザンまでです。
チャリャビンスク ~ カザン
総走行距離1000km・上りの合計は6800m
第5区間の特徴としては最初にウラル山脈越えがある事。
そのあとはまずまずの丘陵地帯が続きます。
有名なヴォルガ川を越えるカザンの街までとなります。
他の地域に比べてイスラム色があるのも特徴だと思います。
今日からいよいよ「アジアとヨーロッパの境目」と呼ばれる
ウラル山脈越えが始まります!
登り口の標高は約100mで、峠越えの最高地点は標高820mです。
大雑把にですがそれぐらいの峠が4か所ありその間小さい
アップダウンが連続で何度も何度も続く感じになります。
200km続くの山脈区間に合計で約3000mの登りがあります。
ウラル山脈を越える道路の数が少ない為か非常に交通量が多いです。
あんまり真っ暗だと道の状態が見えなくて危ないので
日の出が近い深夜2時半起床
部屋で朝食
3時半、出発!
さぁ、行くぞ
外に出てみると、ちょうど雨がやんだ様子
走り出してすぐにライトがいらないくらい明るくなる
まだ時間が早いので交通量が少ない
ガンガンとばします
ゆるやかなのぼりが続く
カフェ
カフェ
カフェ
カフェ
7時、交通量が増えてくる
前方に広く山が広がっています あれがウラル山脈だと思います
周囲は林や草原が広がってます
緑が瑞々しく、まぶしいくらい
湿気が多いので空気が肌にやさしいかんじがします
蚊はまったくいない!
今まで見たことのないきれいな鳥も飛んでいます
その上なんと、今まであんなに苦しめられた風をほとんど
感じません!!!
本当に素晴らしい!!!
ここまで環境が変わるなんて、本当にびっくりです!
カフェ
カフェ
カフェ
でも自然の素晴らしさとは反対に
どんどん交通量が増えていきます・・
ウラル山脈を越えるルートはこの横断道路をいれて全部で3本の道路があります。
その中でもこの道はもっとも交通量が多いようです。涙
たくさんの物資を積んだ大型トラックが延々つづきます
カフェ
さあ正面の斜面を登ります!
かなりの登りです!この交通量の多さに、片側1車線ずつで路肩が全くないのはヒドイと思う・・
私達が道路を走っていると、後ろのトラックを完全に停めてしまう
ので、側道のすみっこを自転車をおして歩くしかないです
その繰り返しなのでなかなか進まない
アップダウンも激しくなってきました。
ウラル山脈は雨が多いそうで、他の土地と全く環境が違うように見えました。
周囲に生えている植物も今までと違います。
きれいな草原、林、湖が続き
牛さん達も幸せそう^^
アウトドアも活発なようで
たくさんのロシアの人が遊びに来ているようで活気があります。
湖が見えます!
森の中に小さな建物発見。
今日の目的地のホテルのはず。。。
でもホテルの看板出てないし、
そもそもヒト気がなくやってるのか不安になる雰囲気です・・
しかも道路向かいにはなんと近代的な「SUBWAY」があります!
完全に負けてる・・
中に入ってみると、やってるみたいです。
9時半、80km目 カフェホテル到着
ホテル 「ペスチャニィベレグ」
バス共同ツインで部屋1200r(2400円)、wifi無
部屋は古くて手作り感満載。
自転車は塀の中の屋根の下にいれてくれました
ところが実はすごいいいホテルでした!ここのあばあちゃんオーナーは、本当に親切で
なんだか本当のおばあちゃんちに来たみたいです。
ウラル山脈中にお店が少なかった時期からここでカフェホテルを経営しているそうで
ヨーロッパ人チャリダーも何人も泊まっていったようです。
言葉が通じなくてもがんがんしゃべってくるので何となく雰囲気で
何を言ってるのか不思議にもわかります^^
そして地理マニアなのか?何故かびっくりするぐらい日本の地理にも詳しい 笑
ホンシュウ、とか、キュウシュウ、シコク、とか知ってるし!
そしてこのホテルのポテンシャルの高さは
ホテルのすぐ裏手に驚くほど美しい湖と森が広がっている事です!
対岸のなだらかな草原にはたくさんの牛さんがお散歩してます
ウラル山脈いいなあ。完全に夢の世界!
朝からの走行の疲れも吹っ飛び、湖のまわりを周遊です
こんなにきれいなのに誰もいない 笑
ここでテントをはってずっと暮らしたいな
楽しい散歩後はカフェでごはん
おばあちゃん手作りの家庭の味です
サラダ・ボルシチ・プロフ・パン・コーヒー
1人250r(500円)
涙がでるほど美味しい
今日はとても満たされた思いでいっぱいの1日でした。
明日はウラル山脈で一番高い峠です。
何が何でも無事乗り越えたいと思います!
ホテルの窓からシリーズ
44日目 (2019年6月8日)
ホテルペスチャニ → カフェロドニク
59km・上り890m
ウラル山脈 悪天候の峠越え
今日は宿を出るといきなり標高820mの峠です!
距離は短いけど、非常にアップダウンが激しい1日の予定です
59km先のホテルを目指す予定
暗い中の走行も危ないけど、
昨日の交通量の多さを考えると、
昼間のトラックのほうが危なく感じます。
深夜2時半起床
おばあちゃんが起きて作るよと言ってくれたけど悪いので部屋で朝食
3時半、出発!
おばあちゃんオーナーが起きて見送りに来てくれました。
ありがとう!
峠にかかります!!
こんな時間なのに、けっこう交通量が多い
気合をいれる
走り出してすぐ雨が降ってくる こんな時にお願いだから降らないでー!
登ります きついので歩きます!
ひーひーいいながら上りきり石碑に到着 まだメインの峠ではないですが、
世界史の授業で習った!ウラル山脈は、アジアとヨーロッパの境目!!
表はアジア
裏はヨーロッパ
とか写真を撮っているとどしゃぶりの雨が降り出す
靴は濡らしたくないので脱いで、ゴアテックスの靴下とサンダルに履き替える
ガソスタ
冷たい雨がつらいです
気温は5度くらい
非常に寒いのでカッパの下にダウンを着る
すぐに200mの下りが始まる
路面が滑るので神経を使う
寒いのにじっとり汗をかくいやなかんじ
カフェ
下るとすぐに400mの上り ここからがウラルのメインの峠です!ひたすら夢中で漕ぐ
トラックが怖すぎます これが何度も繰り返します
必死で登っています スピードは出ていません
霧が出てきました やばいです
ひたすら登り続けます
6時半 峠に到着----!!!よっしゃーーーー!!
2人ともひどい格好だけど
喜びバクハツ 笑
霧で真っ白 周囲が見えない
峠のカフェも見えない、、、
休憩したいけどあまりにもずぶ濡れなのでカフェに入りたいけどあきらめる
ここからは一気に250mの下り
激しい雨で地面は滑るし
霧が濃すぎて前も見えない!
車から私達が見えてないのが一番あぶない。
追突が危ないと思うので
普段は前向きに付いてるライトも他のライトも全て後方に向けてつけて出発!
車は私達が全く見えないと思う・・
お願い気づいて!
なかなかの下りです!
かなり長いくだりでした。なんとか無事に下りきり、霧を抜けました!
今日はじめての休憩
しんどすぎる・・ 無心で休憩
生命の危機を感じたのかおなかが異常に減ってる 笑
カフェ
峠は終わってもアップダウンは続きます
かなり無理をしてるので膝に負担がきてる
でもなんとか車が増えるまでに走りきりたい!
ホテル
カフェ
ガソスタ
山脈中の鉱山街サトカの入り口に到着
カフェ
カフェ
カフェ
カフェ
9時、59km目 カフェホテル到着
ホテル「ロドニク」
トイレ共同(シャワー付き)ツイン部屋1800r(3600円)、wifi有、洗濯150r(300円)、ポット有
(スタッフのおばちゃんの笑顔にほっとする。非常に親切)
部屋は新しく清潔 が何故か部屋の中に直接シャワーブースがある謎の仕様 笑
自転車は倉庫にいれてくれました。
眩しいほどの文明度に脱力です
おなかがペコペコなので併設のカフェでお昼ごはん
店内は広くてすごい活気
手作りケーキがたくさんならんでいて飛ぶように売れてます!
がんばったのでシャシリクでお祝い
夜もたっぷり食べる
サラダ・ハルチョー・プロフ・パン・コーヒー
1人240r(480円)
今日は2人とも本当にがんばりました。
こんな最悪な天候の中、無事に峠を超えることが出来て
本当に良かったです。
疲れたのでできたら明日は休みたい・・けど
まだ日程に余裕があるとは言えないので出発する予定 涙
おやすみなさい
ホテルの窓からシリーズ
45日目 (2019年6月9日)
カフェ ロドニク → ホテル スカズカ
87km・上り1140m
ウラル山脈 峠越え 韓国の猛者あらわる
深夜2時半起床
部屋で朝食
3時半、出発!
オーナーが笑顔で見送ってくれる
今日は60km先のホテルを目指す予定
宿を出てすぐ300mを超える上り
キツイはずだけど、周囲の景色がキレイすぎて
全く苦にならない
何度も停まって見入ってしまう
ホテル
カフェ
標高が高いので涼しく本当に快適今日もまた峠越えです ゆっくり上ります
ちょっと休憩
まだまだ登りです
カフェ
峠は越えたようです!
おもいっきり長い下りが始まりました!ばーーーーっと降りていると!
なんと反対車線にチャリダー発見!ブレーキを掛けます!
韓国人チャリダーのパクさん
年齢をきいてビックリ!なんと72歳!
モスクワからスタートしてウラジオストクを目指しています。
私達と同じでイルクーツクで分割とゆうことで
今回はイルクーツクがゴール予定。
1日60kmを目標に走られいるそうですが
トラックが危なすぎて予定の距離を毎日稼げていないからイルクーツクまでは
行けないかもしれないとおっしゃっていました。
お互いの旅の成功を祝い別れました。
自分がその歳になったときこんな挑戦が出来るか考えます
本当にスゴイと思います
ホテル
ホテル
カフェ
このあたりはたくさんのお土産物屋さんが並んでます走っていると店員さんに
「どこから来たのー?」と叫ばれたので
「日本からー」と叫び返すと
めっちゃ手を振ってくれる
カフェ
ガソスタ
カフェ
ホテルの有る目的地の街に到着!
だけどホテルが国道からだいぶ遠い上に、ネットの評価は悪い・・
だいぶ悩んだけど前進することに決定!
とゆうことは目の前の350mの峠を登ることになります!
これがウラル山脈最後の大きい峠です!
がんばります!
登り始めたらすごい急です。道幅が狭い上、大型トラックが多く
私達が進行の邪魔をしてしまうため
自転車を押して側道のはしっこをえんえん歩きます。
急激に日差しがきつくなり、汗だくです。
押して登ったため結局2時間近くかかって峠に到着!
景色は最高!
峠のカフェ
上りきると、すぐ下りです!川ではたくさんの人が家族で釣りやボートを楽しんでます!いいなー
ウラルは本当にアウトドア天国 何故か蚊がいないとゆうのも大事な理由かも。
道路沿いに小さな教会発見!
思わず自転車を停めて休憩 きれいですね
そしてまた上り下りの連続・・
もうやけくそなきぶんです
うしちゃん うまちゃんがいます
トラック怖いし!
12時 87km目 疲労困憊でホテル到着
ホテル「スカズカ」
バス付きツイン部屋1350r(2700円)、wifi有
部屋は古くてきたなめ。手作り感満載
きもったまお姉さんがスタッフ
自転車は裏庭の小屋の軒下にいれてくれました。
スタッフのおねえさんは、めちゃめちゃ親切で
すごく応援してくれました。
洗濯もタダにしてくれました。ありがとう!
待ちに待ったごはんです
併設の小さなカフェに行くと、可愛らしい店内に
サラダ・ハルチョー・グリャーシュ・プロフ・パン・コーヒー
1人350r(700円)
調子に乗ってたくさんたのむ美味しいです
あーしあわせ
カフェの内装が綺麗
この宿のオーナーねこさん
ホテルに帰るとたくさんの葉っぱを持ったおじさんに
声を掛けられます。
ロシア式サウナで体をたたく葉っぱを作ってるみたいです
すごく面白い人でたくさん応援してくれました。ありがとう!
サウナ葉っぱのおっちゃんと記念撮影 笑
ホテルのスタッフのお姉さも加わり記念撮影 笑
すごい面白いお姉さんでした^^
今日は今年の旅の中で最もアップダウンがきつい1日でした。
足はガクガクしてるけど、
みんな人が良く優しいので
嬉しいきもちがいっぱいで眠りにつきました。
ホテルの窓からシリーズ
46日目 (2019年6月10日)
ホテル スカズカ → カフェ ハリャリ
86km・上り750m
ウラル山脈最終日 死にかけた日
深夜2時半起床
部屋で朝食 昨日カフェで買ったチーズケーキ
86km先のホテルを目指す予定
今日はなんとウラル山脈の最終日!
とゆうことで下りがメインです!
もちろん上りもいっぱいあるんですけどね・・
トラックは引き続き危ないし今日もハードな日になる予感しかない 笑
行くぞ!
ホテル
ホテル
50m~100mのアップダウンがえんえん続く
谷間の底は霧が停滞してるのでひどく寒い
見下ろすとキレイな街が見えます
ホテル
突然見晴らしが素晴らしい峠に出ました!
ウラル山脈の中にも、こんなに豊かなたくさんの暮らしがあるんだなと正直驚きました。
カフェで買った手作りお菓子を食べて休憩 中に練乳が入ってます
さぁここから一気に200mの下りです!寒い!手先が痺れる
ホテル
下るとすぐに200mの上りです 笑
最後は押すしかない・・
6時、もうトラックが増えてきました!
カーブが多くアップダウンがヒドイのに、めちゃめちゃとばしてる
頼むから前見て運転してー
何度もはねられそうになりながら必死で前進します
ホテル
ホテル
ホテル
そして最大のピンチが!
おもいっきり長く続く下りの直後に大きいカーブがある所です。下りのため大型トラック3台がぴったり連なって猛スピードでカーブにさしかかった所に
乗用車が猛スピードでその大型トラック3台に追い抜きをかけます。
対向車も来ています。
トラック3台が乗用車に追い越させるためぎりぎりまで右に幅を寄せてくる
そこに私がいます。
てゆうか幅がほぼない!
追い越す乗用車は私たちが見えていないようだったし、
大型トラックの後ろ2台も私に気づいていない為か限界まで幅寄せ。
私達も下りでスピードが出てるので、これ以上はしっこによると
ごつごつの石の砂利に突っ込みガードレールに追突しちゃう
もう死んだと思いました。
100mぐらい後ろを走っていたしげは
トラックに隠れて消えた私を見て、もう死んだと思ったそう。
すべてが一瞬で音が完全に聞こえなくなりました・・
2台目のトラックが私に気づき、数ミリの差でハンドルを切る
3台目のトラックも私に気づき、数ミリの差でハンドルを切る
本当に心臓が止まるかと思いました
しげは私が死んだと思ったらしい・・
なんちゅう無茶な運転をするんだーー
下りのカーブで対向車きてるのに追い越しとか頭おかしすぎる
ロシア横断の中で一番危ない場面でした。
2人ともしばし放心
なんとか気力を振り絞り出発 ウラル山脈を抜けきりました
これからもどんどん交通量が増えてしまうので
早く目的地についてしまいたい
★ウラル山脈を越えたこの辺りからモスクワにかけて
カフェやホテルの数がかなり増えます。補給にこまらないぐらい頻繁に有るので
ホテルに関しては今まで通りモスクワまで全部写真を載せたいと思いますが、
カフェに関してはここからモスクワまで写真載せるのは割愛したいと思います。
ただ大事そうな場所にあるカフェは引き続き載せようと思います。
ホテル
ホテル
ホテル
バシコルトスタン共和国にはいります
お花がめっちゃ綺麗
カフェ
67km目 疲れたのでこのホテルで泊まろうか迷うが部屋が空いてないとゆうことで前進することに
カフェ「ハリャリ」
バス付きダブル部屋2200r(4400円)、wifi有、洗濯100r(200円)
部屋は新しいがなぜか掃除がいきとどいていない。ちょっと高いかな。
自転車は玄関のひさしの下に入れ柵に鍵で直接ロックしました
ここはイスラム教向けの宿なので礼拝スペースもあります
1階のカフェでごはん
全く流行ってないので不安だったけど美味しい
オリビエサラダ・ラグマン・グリャーシュ・ピューレ・パン・コーヒー
1人420r(840円)
今日は生命の危機を感じたからか暴走気味に食べる 笑
カフェが料理作れないみたいなので仕方ないので
ジュースとパンで夕ごはん
夜中に電気復活
今日で4日間に渡ったウラル山脈越えが
終了しました。
それまでとは、気候や植物、動物など全てが変わり
山がもたらす大自然の恩恵が大きい豊かな地域でした。
予想以上に奥深く無限の魅力を感じました。
いつかウラル山脈だけを探検しに訪れたいなと思いました。
そして今日は交通状況の面で
ロシア横断中で最も危険な日だったと思います
体だけじゃなく精神的にもダメージが大きかった1日でした。
でもぜったいモスクワまで行きます!
ホテルの窓からシリーズ
今日も到着してすぐ、どしゃぶりの雨でした
47日目 (2019年6月11日)
カフェ ハリャリ → トラクチル セルゲエフスキー
85km・上り390m
灼熱地獄のホテル
深夜1時前、起床
部屋で朝食
今日はここバシコルトスタン共和国の首都ウファという大きな街をバイパスで迂回して
85km先のホテルを目指す予定
大都市なので交通量が多いと予想されるので早めの
1時半、出発!
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
久しぶりに平地に降りてきたことを実感
ゆるやかなアップダウンが続く
昨日までの激しさを考えると天国です
風もほとんど感じません!
道路沿いにたくさん町があるからか
この時間でもトラックが多い
ウファが近づくと片側3車線に中央分離帯まである立派な道になる
ようやく緊張がとけて、気楽に走れます快適!
左手を見ると草原の中に鉄道が走ってる!
久しぶりで何だか落ち着く
休憩 なんだか今日は体に力が入らず体調が悪い
貧血かな
とりあえず糖分を採って復活
5時 大きなベラヤ川を渡ります
遠くにウファの市街地が見えます上はロシア語
下はバシキール語
表示が2言語でされています!!
ホテル
ホテル
ウファのバイパス上にあるかなり大事な分岐点です直進 モスクワ 1451km
右折 カザン 525km
ですが カザン経由でもモスクワまでほぼ同じ距離です
アップダウンもほぼ同じですが
ストリートビューなどで調べるとカザン経由のほうが道が良さそうに見えるので
右折します。M7という道路に入ります。
一気に交通量が減り、るんるんで前進する
突然、草原の中に大きなカフェホテルがあらわれました!
7時半 85km目 目的のホテルに到着
「トラクチル セルゲエフスキー」
バス共同で部屋1200r(2400円)、wifi有、洗濯150r(300円)
シャワーは1回100r(200円)
部屋は独立型ログハウス風で新しく清潔
自転車は部屋の裏手の屋根の下にいれました
ここは超巨大トラック向けホテルです 駐車場も超広大です
ロシアで見た中で一番大きいかもしれません。
カフェやホテル、男女別サウナ、散髪屋さんなどなんでもありの
トラックの運ちゃんのための24時間巨大基地です。スタッフもたくさんいて、みんな非常に親切です
スタッフ同士では聞き慣れない言葉で話してるので
もしかしたらこれがバシキール語かな?
まずはお腹がすいたのでカフェへ!
落ち着いた木のインテリアで飾られた店内には
たくさんの料理と手作りお菓子が並んでます!
調子に乗ってたくさん注文
ニンジンサラダ・羊肉のスープ・グリャーシュ・フライドポテト・コーヒー
1人330r(660円)
おなかいっぱい
夕食
ここまでは完璧でした!
別棟の個室ログハウスだーとよろこんで部屋で休んでいると、いやな予感が・・
今日は非常に暑い日で、外の気温は30度を超えてます
室内の気温がどんどん上がっていき、地獄のような暑さに・・
寝てるだけで汗が噴き出てきます
外のほうが気温が低いようなので窓を開けますが焼け石に水です。
40度は越えてると思う
どうもロシアのような日差しの強い国では平屋の建物は夏場はやばいようです。
冬は暖かくて良いのかもしれません。
日本から持ってきた携帯扇風機や備え付けの大きい扇風機をまわしても
こもった暑い空気はどうにもならず・・
日が落ちても室温は下がらず、
2人とも汗でびちょびちょのまま苦しみ続け
全く眠れませんでした。
ほんとはここで1日休息日を取ろうと思っていたのですが
やめようと思います 休息できない カフェは最高なのになあ 涙
ホテルの窓からシリーズ
48日目 (2019年6月12日)
トラクチル セルゲエフスキー → ホテル ドブリ・デニ
61km・上り260m
快適な道に感謝
地獄のような暑さに苦しみ
余計に疲れた夜でした・・
深夜1時半、
朝食を取ろうと併設のカフェに行くと
なんとこの時間に行列ができてる
トラックの運ちゃんたちはすごいです。
諦めて涼しい外で立ちながらウエハースで朝食
今日は61km先のホテルを目指す予定
早朝2時なのにトラックが意外と多い!
道路沿いは街がなく、ただの草原なので
路面が見えないくらい真っ暗
慎重に走行
ウファの夜景
3時、ピタッとトラックがいなくなる
どうも早朝3時から5時までが、
1日のうちで最も交通量が少ない時間帯みたいで
いちばん安全に快適に走れます。
どうも朝2時に走っているトラックは前日から夜通し走っているトラックで
朝3時には宿に入って休み始めるようです。
日の出の時間帯は1日のうちで最もきれいな景色が見れる大好きな時間
アップダウンが少ないのでかなりラクです。
道は新しく車線も多く、中央分離帯もあり路側帯も広めにとられているので
非常に快適に走ることができます!
トイレ休憩しようと思い道路の下に降りると
順調に進みます これを思うとウラル山脈は道が狭くほんとう大変でした
トイレに土管へ行きます
これはもはや土管ではないですね・・
立派。素晴らしい道路整備です
やるね、バシコルトスタン!
この素晴らしい道がモスクワまで続けばいいのにな・・
6時半 61km目 カフェホテルに到着
ホテル「ドブリ・デニ」
バス付きダブルで部屋3000r(6000円)、wifi無、洗濯150r(300円)
部屋は広くて非常に清潔
自転車は外の非常階段の下にとめ、柱に地球ロックしました。
新築のホテルでどこもかしこもピカピカです
だけど、高い!
前進しようか迷いに迷いましたが、ウラル越えの疲れと
昨日部屋の暑さで一睡もしてないので、休もうと思います
ピカピカのカフェでごはん
サラダ2種類・ハルチョー・ガルショーチク(つぼやき)・ぱん・コーヒー
1人350r(700円)
パン生地でふたをしてオーブンで焼いた中に
こんな感じで牛肉とじゃがいもなどを煮込んだものがいっぱいはいっていて
おいしいです!パン生地は食べても食べなくてもいいみたいです。
夕ごはんも暴走
2人とも落ちるように眠りました
ホテルの窓からシリーズ
49日目 (2019年6月13日)
ホテル ドブリ・デニ → ホテル M7
20km・上り110m
余裕のサービスデー
今日は1日中強風予報のためサービスデーとします
20km先のホテルを目指します
ぐっすり眠れたので今朝はすっきりです
ゆっくりめの5時起床
部屋で朝食 カフェで買ったジャムパンとチーズパンです
6時、出発!
見送りにきてくれる
久しぶりに明るい日差しの中出発
やっぱり気持ちいいですね
道が安全だとトラックの交通量は関係ないので日中走っても全く問題ないです
今日は気温は汗かかない程度に低めで快適です
上はロシア語
下はバシキール語
ちょっと似てるけどちょっと違う?
ゴールのモスクワまであと1271kmです!!
この時点でモスクワからの帰国便まであと38日あります!!
序盤中盤と相当がんばったので日程に余裕が出てきました!
もうちょっと前半で休息日を作って休んでも良かったかな?
でも色々なメカトラブルや風邪、下痢、悪天候とかも想定すると
日程にゆとりはもっておかないといけません。
ウラル山脈を越えてこのあたりまで来るまでは安心出来ませんでした。
日程のゆとりは気持ちのゆとりです。
大きい不安要素の1つの日数問題はこれで
無くなりこの先は安心して走ることができそうです。
ただもう1つの問題、
この先首都モスクワに近づくにつれもちろん交通量は激増するので
路側帯や中央分離帯の無い地域もあるようでまだ油断はできません。
ほとんど車がいない
昨日の夕方もホテルの部屋から道路を
見てたけど本当にこのM7は交通量が少ない
道はいいし車は少ない!ここはチャリダー天国かな
ホテル
うしちゃんばいばいなんと牛飼いさんは馬車で移動してました!いいですね!
ここ数日、スーパーやマガジン、ガソリンスタンドが少なく
お菓子などの携帯食がしょぼくなってきています。
充実したマガジンに出会いたい・・
8時前 20km目 目的のホテル到着
ホテル「M7」
バス付きツイン部屋2200r(4400円)、wifi有
部屋は古いけど広くて快適
昨日みたいに高い宿は落ち着かないです 笑
自転車はカフェの厨房にいれてくれました
1階のカフェでごはん
サラダ・ハルチョー・マンティー・パン・コーヒー
1人380r(780円)
テレビを見ていると
イギリス人の女性が自転車で4ヶ月という最短記録で世界一周して
ギネスに認定されたというニュースが何度も流れてました。
ロシアを抜けるルートだったようです。
今日、カフェのおばちゃんに
「自転車でロシア横断してるよ」て話をしていると
「ギネス?」と聞かれた理由がわかりました。笑
夕食はマンティー^^手作りなのでおいしい
今日はゆったり走行を楽しむことができた1日でした。
毎日これぐらい余裕があるといいな
ホテルの窓からシリーズ
50日目 (2019年6月14日)
ホテル M7 → ホテル アフトドボール
69km・上り310m
ロシアって実は色んな民族がいる
深夜3時起床
1階のカフェで朝食
4時、出発! すでに明るい
気温が低く寒いので、
ダウンジャケットの上にカッパを着て、軍手もはめる
夏になってもまだまだダウンジャケット必要です
ホテル
昨日に引き続き
不思議なくらい車がいません
この交通量の少なさは本当に素晴らしい!
めちゃくちゃ快適に走れます
周囲にはきれいな大麦畑が広がってます。
ん?緑の中に何かが揺れてます
よく見れば左右あちこちにあります
こんな畑の中にあるんですね
この地域のおだやかさと豊かさの原因は石油が採れるからなのかも。
このあたりから、
イスラムの象徴の月のマークを掲げた
カフェやホテル、車が増えてきました。
イスラムが多いカザンが近いからかな?
大事な分岐点です 右折です
こちらはたぶんロシア正教のカフェ
すぐ目の前にこちらはイスラム教のカフェのようです
十字架がついているのがロシア正教のカフェ
月のマークがあるのがムスリムのカフェ
ですが外観で見分けがつかない場合もありました
地元の人は使い分けてるみたいです
私達はどっちに入ったらいいのかな。笑
注文できる料理はそんなに大差ないように思いましたが
もちろんムスリムカフェは豚肉は無いです。
快適な走行が続きます
村の中を通ります
おうちがかわいいです
土管でトイレ休憩
白い布を頭からまいた女性の集団をのせたバスが
私たちを何台も追い越します。聖地へむかう巡礼バスかな
ホテル
夏になり森の草が伸びてきているので森の中でのテント場探しが少し難しくなってきているかもしれません。
今日の目的地の小さな町に到着
長い間見ていなかったスーパー発見!
中に入ると、溢れんばかりの豊富な商品数にめまいがします
そして値段の安さに衝撃・・
水やジュースやお菓子は道路沿いのカフェの半額以下の価格です・・
あぁ普段よっぽど高い買い物をしているんだなあ
ここぞとばかりに大量購入
9時半 69km目 目的のカフェホテル到着
ホテル「アフトドボール」
バス付きダブル部屋2200r(4400円)、wifi有、洗濯無
部屋は値段の割りにびっくりするぐらい広い 豪華です いいなあ
自転車代は100r(200円)で小屋の中にいれてくれました
1階のカフェでごはん
サリャンカ・プロフ・手作りソーセージ・パン・コーヒー
1人300r(600円)
美味しい
1人の若い男性のお客さんとレジのおばちゃんが注文をめぐって
なんだか不穏な雰囲気に・・もめているようです。
どうやらお互い民族が違うようで
レジのおばちゃんにうまく注文が伝わらないのが原因のようです
たぶん
レジのおばちゃんは地元の村のバシキール人で、
お客さんは別の地域から仕事に来たロシア人です。
「ブラックのコーヒーって言ってるだろ!それがなんでわからないんだ!」
みたいな事を言っているようです
おばちゃんも強くて
「はあ!?ブラック?意味わかんないよ!これ?」
「違う!ブラックだよブラック!」
みたいな感じです。
お互い外見では私たちには見分けがつかないのですが、
バシキール語を話すバシキール人、
タタール語を話すタタール人、
ロシア語を話すロシア人、
などがまぜまぜで生活しているようです。
でもみんなそれぞれ押しが強いので、わからないまま押し通す。笑
お互い言葉がわからない場合は共用語のロシア語を使っているようです。
この先も、色んな共和国が近づいていくので
どんどんごちゃまぜになっていきます。
違う文化をもった人がすぐ隣にいる環境は日本では体験できない
貴重な場所ですね。
ここ数日体調が悪く貧血でしょうか
自転車をこいでいても呼吸がしにくく足に力が入らない
ことがあります。早く治したい
そして今日から生理開始これが原因かな?
夕食
スーパーで買ったチョコレートコーティングのミニ生チーズケーキ
安いしめちゃうまいですよ!
さぁ、がんばるぞ!
ホテルの窓からシリーズ
51日目 (2019年6月15日)
ホテル アフトドボール → ホテル 1107
83km・上り410m
タタールスタンに入る
深夜1時半起床
部屋で朝食
2時半、出発!
今日は83km先のホテルを目指す予定です!
雨があがったばっかりで水溜りが多くできてる
今日は金曜の夜
街の近くは飲酒運転の乗用車が多いので運転があやしい
気をつける
4時、普段なら日が昇って明るくなってるはずだけど
天気が悪く曇っているので、暗いまま
25km目 タタールスタン共和国に入る
時差が2時間もあるので時計を調節
モスクワと同じ時間になる
モスク併設の最新の巨大なガソリンスタンドがあらわれる
さすがイスラムのタタールスタンです!
きれいなカフェと有料シャワーもついてるみたいで
トラックがたくさんとまってます
雨が降ってきたので
ゴアテックスの靴下にはきかえます
青々とした麦畑やじゃがいも畑の中の
まっすぐな道が続く
道路の状態も良いので走りやすい
ホテル
モスク付きのきれいなホテル
なんだかタタールに入ってから
サービスの質があがってる気がします
余裕を感じる
道端で休憩していると
対向車線をショベルカーがゆっくり通り過ぎます。
「どこからきたんだー!」
と、運転席から声をかけられます
ショベルカーを停めて降りてきてくれました!
めちゃめちゃ面白い地元のおじちゃんで
私達が日本人だということを全く信じてくれない。笑
自転車で旅してるということがわかるとお金をくれようとします。笑
気持ちだけありがたくもらって
記念撮影
「タタールスタンは綺麗だろー!」「がんばれよ!」と
たくさん応援してくれました
本当にありがとう!
草原をキツネが走ったりしています
雨があがって晴れると暑い
木陰で休憩
7時 83km目 今日の目的のホテルに到着
朝の変な時間の到着のため初めは「空いてない」と断られましたが、
この先進んでもいいホテルがないので
なんとかねばって交渉
値段は高めだけど仕方ない・・
ホテル「1107km」
バス付きダブル部屋3000r(6000円)、洗濯200r(400円)
新築で部屋は広くて清潔
警備のおじちゃんもオーナーおばちゃんもめっちゃ親切
wifiはありますが私達の携帯は使えませんでした
自転車は倉庫の中にいれてくれました
1階のカフェでごはん
ボルシチ・グリャーシュ・米・パン・紅茶
1人230r(460円)
どことなくカフェのお客さんが都会風です。
隣のテーブルの女の子の手元を何気に見ると
見慣れたロゴ発見!
なんとユニクロのビニール袋です!カタカナで「ユニクロ」って書いてます。
なんですとー!
調べてみると、もう少し先のタタールスタンの首都カザンに
ユニクロのお店があることが判明!
そうゆうところまで私たちは走って来たんですね。。。
東シベリアではとてもユニクロなんかとても考えられませんでした。
なんだか急に知らないところに来てしまったようです。
毎日違う顔を見せてくれるロシア
夕食
ホテルの窓からシリーズ
真ん中にわんちゃんがいます^^
ホテル 1107 → アウトストリーツァ
42km・上り190m
都会の威力
深夜2時半起床
部屋で朝食 チーズパン
今日はサービスデー!
42km先のホテルを目指す予定
今日到着する街ナベレージヌイェ・チェルヌイは
なんとあのロシアを代表する自動車メーカー「KAMAZ」(カマーズ)の本拠地であり
走る家!?KAMAZ
世界最大級の自動車工場がある街です!!これで3時半です、明るいです!出発!
すでに明るいです
すぐに橋を渡る
向こう岸の街にモスクが輝いています
向かい風が強めだけど、まだ車が少ない時間なので
あまり気にならない
ホテル
最近カフェやホテルはロシアで契約した電話番号がないとwifiがつながらないお店が多く、
天気予報を調べられないので困る
ホテル
ホテル
ホテル
前方にめちゃめちゃ大きな街が出現!!
これが「KAMAZ」の町、ナベレージヌイェ・チェルヌイです
舌を噛みそうな名前ですね
超大きい工業の都市です。
6時半 42km目 目的地のホテルに到着
朝早いけど、入れてくれました。
「アウトストリーツァ」
バス付きツイン部屋1800r(3600円)、洗濯150r(300円)
(スタッフは非常に親切です)
部屋を見てびっくり!新しくて非常に清潔 無駄がなくて機能的です
価格も安い!昨日の宿の半額ぐらいじゃないですか!
自転車は玄関内にいれてくれました。
ここでも私達の携帯はネットに接続できませんでした。涙
カマーズの町の威力でもあると思うけど
モスクワという大都会にどんどん近づいてきているので
値段のわりに非常にホテルのサービスの質が高いです。
正直、東シベリアとは別の国のよう
併設の都会風カフェでごはん
サリャンカ・プラムと牛肉の煮込み・米・パン・コーヒー
1人280r(560円)
美味しい
明日はいよいよKAMAZの街中を通過します
何故かめちゃめちゃ期待が高まってます!
シベリアでずっと見てきたKAMAZが可愛くなっているのかもしれません笑
夕食
ホテルの窓からシリーズ
53日目 (2019年6月17日)
アウトストリーツァ →ホテル チビス
93km・上り470m
KAMAZの街と完璧な道
深夜1時起床
部屋で朝食 カフェで買ったケーキおいしいです
2時、出発!2時でももううっすら明るい。
さぁ行くぞ
大きな発電所でしょうか堂々とそびえたってます
ホテル
街中に入ります!街中から中央分離帯もある素晴らしい道路がはじまりました。
しかも路側帯が広い。うれしくて涙がでる!
安心して走れると思うと感動です
さすが車のための街!感謝しかありません!ありがとうー!
そしてこの先カザンまで250kmこの最高の状態の道路が続きました。
この250kmがロシア横断中一番走りやすい良い道でした。
道の両側には
自動車メーカーの販売店や各種パーツの専門店が
何店舗も何店舗もえんえん続いています
ここに来ればロシアの自動車事情のことは全てわかるんじゃないかな
もちろん日本車販売店もあるし、日本のトラックパーツ専門店もあります
すごいです
ホテル
ホテル
街を出てすぐ広大なカマ川を渡ります
橋の上を道路と並行して鉄道が通ってます
手を振ると運転手さんが汽笛を鳴らしてくれました
ありがとう!
KAMAZの名前はこのカマ川から来ているそうです。
アップダウンが出てきました
でも大丈夫!私達には中央分離帯がある!!
それだけで、
アップなんていくらでも来い、ていう気分です
めちゃめちゃ快適
ホテル
ホテル
この地域のカフェはほとんどがイスラム風カフェでロシア風カフェはほとんど見あたりません
カザンが近いからかな?
水分を買おうと小さなカフェに入ると
ウズベキスタンの人の経営で、全くロシア語が話せないようでした。
「青空」、「草原」、「中央分離帯」なんて完璧な日でしょう
今日のラスト、川を越えたら120mの急な上りです!
ひーひーいいながら上りおえると
今日の目的地のホテルが脇道を120m降りた川沿いに見えます。。。。
えーーー!またおりるの?!
ネットでも素晴らしい評価なのでぜひ泊まりたいと思っていました。
でもせっかく登ったのに降りないといけない場所です
しかも明日の朝また120m登って戻ってこないといけない。
迷ったけど、思い切って下ります 脇道に入ります
ホテルの前まで来ると、門が閉まってます
いやな予感がします・・
守衛さんが来てくれたので聞いてみると
「今日は子ども達の夏のキャンプで貸切だよ」
と断られてしまいました。がーん
仕方ないので元の道に戻ります。120m登りです^^
気温が上がりひどく暑い。汗だくです
つかれた・・
ホテル
ホテル
国道に戻って少し進むと3軒ホテルが続きましたがここに決定
9時 93km目 カフェホテル到着
ホテル「チビス」
バス付きツイン部屋1600r(3200円)、wifi有、洗濯250r(500円)
建物の周囲は荒れた雰囲気で期待してなかったけど
部屋は広くて快適で落ち着きます
何よりスタッフのおばちゃんたちの陽気さと明るさがすてきです
フロアにとりさんもいます
自転車は外の屋根付きベンチの下にいれ、鍵でロックしました
隣には食料品店があり便利です
1階の小さなカフェでごはん
料理がたくさん並んでいます 素晴らしいです!
カフェのおばちゃんはこれがおいしいよーとめっちゃ親切です^^
サラダ・麺のスープ・ロールキャベツ・ピューレ・パン・紅茶
1人320r(640円)
ぜんぶめちゃ美味しい・・
カフェのお客さんもスタッフもロシア人とは違う見たことのない顔立ちの人も多く
言葉もロシア語とは違うように感じます
調べてみると、この周辺はタタール人以外にも色んな民族が住んでいるようで
ごちゃまぜなかんじです。聞いてる音楽もロシア風じゃない
夕食
毎日新しい発見の連続で、まったく飽きません
こんなに毎日わくわくしてていいのかなってかんじです
明日も楽しみです
54日目 (2019年6月18日)
ホテル チビス → ホテル VIPポリャナ
91km・上り610m
横断道路上の最高の道
深夜1時半起床
部屋で朝食 カフェで買ったチーズケーキ
ブレーキがリムに擦り始めたので微調整
2時半、出発!
今日はアップダウンがきつめ
100mほどの上り下りが何度か続きます
道が素晴らしく本当に安心して走行できます
ありがとう!中央分離帯
7時、日差しが強くなってきました
空気が乾燥しているので
気温以上に暑く感じます
ホテル
ホテル
国道沿いのホテルは競争が激しいようで、きれいなのはもちろんですが動物を飼ったり、アンティークの車を並べたりと
いろんなの工夫をしてお客さんを楽しませようとしています
今までの地域にはなかったことです 余裕があるなぁ
周囲は広大な草原が続き、大型犬くらいの立派なキツネが
ゆうゆうと歩いています
トイレ休憩
ホテル
8時 91km目 目的地のホテル到着
カフェ「VIPポリャナ」
バス付きツイン部屋1500r(3000円)、wifi有、洗濯100r(200円)
新築です!非常に清潔。安い!完璧すぎる!
自転車は厨房裏の屋根付きテラスの中にいれてくれました
私達が、初めての外国人客だったようで
仕事をほったらかしてオーナーとスタッフ全員で
自転車を囲んであーでもないこーでもないと盛り上がっています。笑
スタッフのおばちゃんは頭に布を巻いたアジア顔の人が多く
きっと母語は違うのかたどたどしいロシア語で話してくれます。かわいい
みんな陽気で好奇心いっぱいです
そしてここはカフェが凄かった!!
美味しそうな料理と、手作りケーキがずらーっと並んでます!
興奮して大暴走
人参サラダ・ボルシチ・グリャーシュ・米・マンティ・コーヒー
1人335r(670円)
丁寧な味付けと盛り付けに感動!味が完成してる・・
夕食 ラグマン(ラーメン)味完璧
厨房を見て納得ここは地元のおばちゃんではなく専門の男性シェフが数人いるようで
全員日本の田舎の少年のようなアジア顔。で
カザフスタンかキルギスから仕事をしに来ているようです
美味すぎる!どうなってるんだ中央アジア!
毎日こんなものを食べてるのか!
衝撃を受ける
カフェが素晴らしいし値段もかなり安いホテルなので
明日は休息日に決定!
完全に胃袋をつかまれました
ここはきっと横断道路上で最高のホテルのひとつです!
55日目 (2019年6月19日)
カフェ ヴィプ=ポリャナで休息日
2週間ぶりの待ちに待ったお休み
ゆっくり体を休めます
もちろん、
思う存分コックさんの「食」を愉しみます
今日もうますぎるーーー
ご満悦の笑顔
そしてデザートの激うまチーズケーキは1個60円!すばらしー
明日はいよいよ、
タタールスタンの首都カザンに到着です。
ロシアの中でもかなり大きな都市の1つで
昨年のワールドカップでは日本代表のキャンプ地でした。
どんな景色が見れるのかな
楽しみです
56日目 (2019年6月20日)
ホテル VIPポリャナ → オブベクト784
93km・上り480m
第5区間の終了
今日は大都会カザンに到着します
交通量がひどいと予想されるので
朝の通勤ラッシュが始まる前に走りきりたい
そのため、早めの
深夜0時半起床
気合をいれて1時半、出発!
ホテルのスタッフが見送ってくれました ありがとう!
道が完璧なのと、車が少ないので
ガンガン進みます
ホテル
ホテル
こきざみなアップダウンが続く
遠くにカザンの街並みが見えます
ビルばかりでびっくり
40km目、カザン市街地には入らずバイパスを走ります
バイパス沿いにも街の経済力が現れていて
大規模なホテルなどが続きます ホテル激戦区になってます
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
バイパスは急なアップダウンが続きます気温が上がり30度近くになる 暑い!
さぁ、あともう少し!
朝5時半、車が増えてきました
街中から出てくる車が非常に多いです
特に合流地点が危険で
私達が見えていないのか横から突っ込んで来ます
すでに事故って横転している車もいます
朝から荒いなぁ 緊張しながら慎重に走ります
カザンの街が見えます
今日の目的地びっくりするぐらいおしゃれなホテルに到着
ワタシタチハ 入って イイノカナ?
おそるおそる中に入ると、
女優みたいにキレイで優しい受付のお姉さんが笑顔で対応してくれました。
7時半 93km目 目的のカフェホテル到着
ホテル「オブベクト784」
バス付きツイン部屋2000r(4000円)、wifi有、洗濯150r(300円)
おしゃれで非常に清潔。完璧ですがちょっと狭いかな
自転車はロビーにいれてくれました
併設のカフェも都会的です
その実力は!
サラダ・麺のスープ・ポジャルカ・ピューレ・コーヒー
1人300r(600円)
うーん、イマイチ・・今まであるのが当たり前と思っていた
おばちゃんの愛情が入っていないようです
学生のアルバイトの男の子がつくっているようで、かなり適当な感じです
スープもおいしくない、、、
どこか遠い場所に来てしまったようです・・
やっぱり都会にきたのね ちょっとさみしいかんじもします
夕食
今日で第5区間が終了しました。
自然豊かでアップダウンとトラックに苦しめられたウラル山脈を越え
色んな文化が混ざる地域を通ってきました。
すごく刺激的な日々でした。
いよいよ明日からは
この旅の最終区間、第6区間が始まります