カザン~モスクワ


57日目 (2019年6月21日)
カザン出口 → カフェ アニシュ 
84km・上り480m
最も危険と想定される日

今日からこの旅の最終区間、第6区間が始まります。
ロシアの首都のモスクワまでです。
カザン ~ モスクワ
総走行距離780km・上りの合計は3220m
第6区間の特徴としては大きい峠はないですがそこそこの丘陵地帯が続きます。
モスクワの経済圏になるのでロシア横断中でもっと多い交通量が待ち構えています。
そして人口の多い都市が道路沿いに続きます。




ぜったい、モスクワまで走りきるぞ!



今日は大都市カザンから出発する日です。

街を出てすぐに有名なヴォルガ川を渡ります。

事前調査では、
ヴォルガ川を渡ってから次の大都市のニジニ ノヴゴロドまでの約370kmあるのですが、
その大部分の距離が古い規格の道路で
路側帯がほぼ無かったり、中央分離帯が無い状態です。

モスクワに近いため今までと比較にならないぐらい交通量が多いにもかかわらず
そいった悪い道路が続くため
この旅で最も危険な370kmになると思います。
事故が起こるならここだと思います。

この370kmを越えてニジニ ノヴゴロドを過ぎれば
モスクワまで残り410kmはとても安全な素晴らしい道路に変わります。
路側帯が非常に広く、中央分離帯もしっかりあります。


今日は84km先のホテルを目指す予定
交通量が増える時間帯までに走りきりたいと思います
深夜23時半起床 
部屋で朝食 カフェで買ったアップルパイ

0時半、出発!
ぜったい、気を抜かないぞ

今日の走行のために前方ライトも後方ライトも
電池を全て新品に換えました!!ライトの明るさは命綱です!
ヘルメットにつけている赤色の点滅灯はびっくりするぐらいビカビカ光って
かなり遠くからでも目立ちます。
300mぐらい後方からでも十分視認できると思います。


金曜の夜なので若い人たちがのった車がはしゃぎながら暴走してます

すぐにヴォルガ川を渡る。真っ暗すぎて川が見えない・・
めちゃ広いけど、今はただの巨大な闇
昼間見たかったけど安全には変えられません!!

ホテル
橋を渡るとわりとすぐに
中央分離帯がなくなり片側1車線で路側帯も狭い状態になりました。

今日はほぼこの状態の道がずっと続きます。
日中はすさまじい交通量なので危険です。
カザンまでの素晴らしい道はいったい何だったのかと思います。


気合をいれる

一気に120mの上りです
ヴォルガ川が見えます 綺麗です


2時くらいから、交通量が減ってきました
ホテル
ホテル
ホテル
真っ暗な闇の中、峠を越える
路肩も狭く道も細いのに、
大型トラックが何台も反対車線へふくらんで追い越しをかけてきます
巻き込まれそうになり、冷や汗が噴出す。
ずっと緊張してるのでひどく暑い 上着を脱ぐ
ホテル
休憩したいけど、
とにかく必死で漕ぐ トラックが少ない今の時間が貴重です。
けっこうアップダウンがこたえます
体が悲鳴をあげてるけどこぎ続ける
道路の拡張工事をしているところが多い
数年後に来たら快適に走れるかもしれません・・
早く工事終わってー




ホテル
トラックが増える前に今日の危険な道路は抜け
広い車線になる
ちょっと気を抜く

ホテル
いつのまにかチュヴァシ共和国に入る

5時半 84km目 目的地のカフェホテル到着

カフェ「アニシュ」


バス付きダブル部屋1500r(3000円)、wifi有、洗濯100r(200円)、ポット有
部屋は新しく、非常に清潔
自転車は塀つきの駐車場内に入れてくれました

こんな早い時間だけど、丁寧に迎え入れてくれました
スタッフは非常に親切でおだやかです。
がんばって英語を使ってくれます

外国人ライダーが多いのか外国人に慣れている様子

部屋に入ると
気が抜けてベッドに倒れこむ
今日は途中休憩をとらず走りきったので膝ががくがくしてる
とりあえず走りきれてほっとしました
少し休んで
1階のカフェでごはん

サラダ・ラグマン・プロフ・紅茶
1人220r(440円)
美味しすぎて脱力・・そして激安!

併設の売店も安くて、たくさん携帯食を補給します



モスクワの経済圏に入ったといっても
交通量の割に道路整備が追いついてない状況です。

とりあえず無事にこの旅で最も危険な1日を終えることができました
でもまだ危険な道路状態はしばらく続きます

おやすみなさい
ホテルの窓からシリーズ


58日目 (2019年6月22日)
カフェ アニシュ → ホテルM7 
52km・上り400m
都会のおだやかさ

深夜1時半起床 

部屋で朝食
2時半、出発!
寒いのに、スタッフのおばちゃんが長い間見送ってくれました

ホテルを出てすぐ工事区間
非常に狭い1車線のみの交互通行
急いで抜ける
その後も道は狭いまま


ホテル
昨日と同じでカザン行きの交通量のほうが多い


周囲は大草原ですごく気持ちいいけど
アップダウンが激しい
なかなかきついです
街中を通過
規模は小さいけど、豊かそうな街です
ホテル

朝陽に照らされ教会が輝いてます

チュヴァシ共和国の首都チェボクサリの近くを道は通過します



この辺りは道は良いです




ホテル
新しいガソリンスタンドで
自転車チェーンの清掃用ガソリンを購入

ガソリンを入れてくれる係りのおじさんは
外で、机とイスに座りゆったりと紅茶を飲みながら読書をして
お客さんが来るのを待っていました。
こんなに紳士的な余裕のあるガソスタの係りの人は初めてです
今までのガソスタのおじさんは半身裸でちょっと荒いかんじでした。笑
何かがちがう
ホテル


5時半 52km目 ピカピカのカフェホテルに到着

モーテル 「M7」


バス付きツイン部屋2700r(5400円)、wifi有、洗濯150r(300円)
部屋はせまめで機能的だが、高い!
雰囲気はビジネスホテルみたいで
こういう雰囲気は今までに体験したことがなかったです

スタッフは非常に親切で、なんだか余裕を感じます

自動車の整備工場が経営していて
サラリーマン風のお客さんがけっこう泊まっていました。
1階には物資豊富なスーパーも併設しています

自転車は警備のおじさんの勤務部屋にいれてくれました

ピカピカのカフェでごはん

サラダ・肝のスープ・肉団子・ピューレ・紅茶
1人270r(540円)



ここは首都が近いからか、
お客さんも非常におしゃれで都会的な人が多いです

昨日から感じていることですが、
チュヴァシの人は非常におだやかで
笑顔が多く、あたりがやわらかい人が多いように感じます
自分達だけの時は、地元の言葉で会話してるように聞こえます
チュバシ語かな


夜になっても気温が下がらず、暑い・・
携帯扇風機を使って部屋中にたまった
あったかい空気を動かし
なんとか眠りにつきました

ホテルの窓からシリーズ


59日目 (2019年6月23日)
ホテルM7 → カフェ ブルータス 
19km・上り60m
びっくりなホテル

今日は1日中強風向かい風予報。
このままこの快適なホテルで休息日を過ごしたい・・
でも、部屋代が高すぎる・・涙
仕方がないけど少し先の安いホテルまで前進!サービスデーです

深夜3時半起床 
部屋で朝食

4時、出発!
すでにかなり気温が高いです
今日は30度を越える予報です

道沿いにカフェホテルはたくさんあるけど、
なんだかやっつけ気味のところが多いです
ホテル
ホテル
このホテルの看板には
地元のチュバシ料理がでかでかとのっています!
部屋を聞いてみると「空いてない」といわれ撃沈・・

仕方がないので前進
まだ時間が早すぎるので道端の空き地で自転車
チェーン清掃
ピカピカになりました

6時、19km目  小さくて古いカフェホテルに到着
ホテル「ブルータス」


バス付きホテル部屋1600r(3200円)、wifi無、洗濯無
部屋はシンプルで手作り感満載
自転車は外の塀の柱に直接鍵でロックしました

外国人でチャリダーの私達を見てかわいいオーナーおばちゃんは
ちょっとびっくりしたようで
あわてふためいてる^^

1階のカフェの棚は
ジュースが1本に、スナックが1袋だけ・・
陳列棚はガラガラで全く商品が置いない
水ありますか?ときくとオーナーおばちゃんが「1時間待って」
といいだいぶ離れた村まで
ゴロゴロと台車をひいて買いにいってくれました

どうやら余分な商品は全く置かない主義?なのかな?
でもこれじゃあ活気が無くてお客さんがこないような、、、

このカフェホテルはオーナーおばちゃん1人でまわしているようで
カフェの調理も部屋の掃除も1人で全部してる・・ので手が足らない。
おかずが4種類陳列されてますが
お客さんが少なく閑散としていて、いつ調理されたかちょっと不安・・

思い切って肉類を注文
サラダ・サリャンカ・ウィンナー・ピューレ・パン・紅茶
1人250r(500円)
普通に美味しい・・安心する


最近は新しく大規模なホテルばかりに泊まっていたので
この不便さとローカルさが逆に新鮮です 笑
この素朴な感じがたまりません
ホテルの窓からシリーズ


60日目 (2019年6月24日)
カフェ ブルータス → ホテル コニイペス 
59km・上り280m
コスパいちばんの秘密基地

深夜2時起床 
1階のカフェで朝ごはん

深夜にもかかわらずお客さんのトラック運転手のお兄さんが話しかけてきておしゃべり
私達が昨年も含め、
「ウラジオストクからここまで自転車で走ってきたよ」
というとびっくり

めっちゃ応援してくれ、見送ってくれました。ありがとう
2時半、出発!
今日は59km先のホテルを目指す予定


交通量が少ない時間帯に稼ぎます
ホテル







少しの間ですが道が素晴らしいです


カフェホテルで食事休憩
昨日はネット無かったのでここで天気の情報収集です
店内では
駐車場内のいろんな場所に設置した
監視カメラの映像が常時流れています
車のお客さんは安心して滞在できるので好評なサービスみたいです。
てゆうかそんだけ治安悪いってゆうことですよね




道路は拡張工事が終わったばかりのようで素晴らしいです
でもずっとは続かないです

大きなカフェホテル到着
部屋を聞いてみると
「ネット予約でいっぱい」といわれてしまいました・・
今後、都会に近づくにつれ、
道端ホテルでも予約が必要なのか
不安になる・・
ホテル
仕方なく前進

たくさんの車がとまっている新しいカフェに到着
同じ敷地内にガソリンスタンド、マガジン、巨大なスタヤンカが併設されています
7時 59km目 目的地のホテル到着

ホテル「コニ・イ・ペス」


バス付きツイン部屋1100r(2200円)、wifi有、洗濯120r(240円)
スタッフは非常に親切
部屋はシンプルだけど清潔
松林の中に隠れるような小さなホテルで秘密基地感がハンパない!

自転車は、警備員がいる駐車場のベンチの軒下にいれ、柱に鍵でロックしました。

部屋代がびっくりするほど安いので
聞き間違いかと思って何度も聞く。笑
シャワーは3分しかお湯が出ないといわれるけど、十分です。

るんるんで併設のカフェへ
店内はストローバヤ式で
たくさんのおばちゃんスタッフが動き回っていて活気があります!
いろいろな料理や手作りケーキがならんでます

スープが激安!他店の半額ぐらいです
思わず暴走
サラダ・ハルチョー・ウィンナー・やきそば・紅茶
1人330r(660円)
めっちゃ美味しい・・

夕食は「ミンタイ」ってゆうタラのフライ料理も食べました!
他のテーブルを見ると、安いからみんな暴走気味で食べてる。笑


洗濯コーナーのおばちゃんには
「ウズベキスタンから来たの?」ときかれました。笑


あぁ、ここはなんて快適な場所でしょう!
間違いなくこの旅いちばんのコスパの良いカフェホテルです

ここで休息日をとりたい!
でも、
数日後に大きな低気圧が迫っていて
しばらく天気が荒れる予報です 休息日はそこに回すべきかな
前進すべきですね・・
泣く泣く明日の出発の準備をしてベッドにはいりました
 



61日目 (2019年6月25日)
ホテル コニイペス → ホテル 502km
71km・上り310m



深夜1時半起床 
部屋で朝食
駐車場には100台を超えるトラックがならんでいます

2時、出発!
気温が低めのため上着を着て走行開始 6月末になっても朝は気温低いです
すぐにニジニ ノヴゴロド州に入る

今日は71km先のホテルを目指す予定
今日も道路は片側一車線ずつで路肩はせまめ危険が予測されます
交通量が増える前に到着したいので休憩を少なめにいっきに抜けます
ゆるやかなアップダウンが続きます

車が少ない道を快調にとばします

前方に何か黒いものがいる・・
ゆっくりと近づいていくと
馬ぐらいの大きさのヘラジカが2頭、ゆうゆうと道路を横断してます
対向車も止まってあげてました
以前より動物を見ることが少なくなっているので
今日はラッキーでした。うれしい


4時半、乗用車の交通量が増えてくる
昨日までより乗用車の走り始める時間が早い・・
都会に近づいているせいかな


ホテル

小さな村の中を通ります
伝統的なロシアのおうちがかわいい

家の前に屋台を出し、
蜂蜜や野菜を通過する車向けに売っています
ここまで、早めに距離をかせぎたいので
休憩をあまりとらずに走ってきました


ようやくバス停でゆっくり休憩する
疲れたー







ふーちょっと休憩
車も増え危なくなってきました!



7時 71km目 目的のカフェホテル到着

ホテル「502」


バス付きツイン部屋1700r(3400円、朝食込み)、wifi無、洗濯130r(260円)
部屋は新しく、清潔

自転車は塀付きスタヤンカにいれてくれました

1階のカフェでごはん
サラダ・ラグマン・プロフ・紅茶
1人270r(540円)


外国人が珍しいのか
カフェのおばちゃんたちが交代で
私達を見に来ます かわいい

最近、道が狭いうえに休息日をとれていないので
体に疲れがたまり気味です。
ここからニジニ ノヴゴロドまであと100kmもありません
ニジニ ノヴゴロドを抜ければモスクワまで一気に道が良くなります!
もう少しです!

ホテルの窓からシリーズ

62日目 (2019年6月26日) 
44km・上り370m
ホテル 502km → ホテル オリンプ
眠れない宿


深夜2時半起床 

部屋で朝食
よく眠れて気分すっきりです
3時、出発!

今日は44km先のホテルを目指す予定

ホテル
ホテル
ホテル
気温が低く、肌寒い


この辺は大都市ニジニ ノヴゴロドの入り口に当たるため
交通量が多いのに路側帯が狭いので非常に危険
ホテル
ホテルもなんだかスタイリッシュになってきました

小刻みなアップダウンがえんえん続き
ます
路側帯が狭すぎます!
ホテル


小さな村の入り口のカフェホテル到着!
ロシアのホテルに珍しい外観でネパールのホテルみたいです

これから雨の予報
事前調査では、これ以上前進しても30km先までホテルがないので
今日はここまで


朝7時 カフェホテル到着
(こんな時間に目的地に到着ですがこれしかトラックを避ける方法がないです)

ホテル「オリンプ」


バス付きツイン部屋2100r(4200円)、wifi有
オーナーはコーカサスからの出稼ぎの一家でした。
自転車は2階のテラスの軒下に置かせてくれました


部屋もバスルームもとにかく汚いし。シーツ洗ってないのか汗臭い。
全然掃除されていない。。そして水が臭い・・
壁はどうなっているのかペラペラで、隣の部屋の音が丸きこえです
まるで部屋の中に誰かいるように明確に聞こえます。笑
しかも夜中に騒ぎ出すので全く寝れない

チェックインの時、実際の部屋を見ずに
部屋の写真を見て決めたのが悪かったです。。。

昼食 グリャーシュ・ピューレ ボルシ 紅茶




63日目 (2019年6月27日)
ホテル オリンプ → ホテル オクスカヤ・ガヴァニ 
56km・上り320m
モスクワへの道

夜中どしゃ降りだった雨がやんできました。
ほんとうに全く眠れてない

部屋で朝食
まだ隣の部屋の人が騒いでいる中、深夜3時、出発!

もうここにはいたくないー
今日は56km先のホテルまで走る予定
よし!トラックが出てくる前に抜けきるぞ!
急なのぼりが続きます。
15km目 バイパスの入り口出現
重要な分岐なので
周囲にはたくさんのトラックが休んでいます
私達もちょっと休憩。
左折してニジニ ノヴゴロドのバイパスにのります。
ニジニ・ノヴゴロドはロシア第4番目の大都市です。
昨年のサッカーワールドカップの主要開催地の1つでした。



周囲が工場地帯になる
ロシアのそうそうたる大企業の工場がならんでいます

その中でも一際目を引くのが
ロシア最大の石油会社「ЛУКОЙЛ 」(ルクオイル)の
大規模関連工場と施設

工場の敷地の中を道路が通っているので眺めながら通過します
どんだけでかいんだー
工場地帯を抜けると周囲は沼と草原になる
釣りをしている人もいて和む

小雨が降ってきます

細かなアップダウンが続くけど気にせず
がんがん進みます
目の前に中央分離帯が出現!!
あぁ、輝いて見えるっ!
一気に体から力が抜けます・・
そうですここからモスクワまであと444kmの間
ずっと中央分離帯があってしかも路側帯がかなり広い道となります!!!!!!!!
と、ゆうことはもうトラックや暴走車の恐怖と闘わなくていいとゆうことです!!
やったーーー!

ここまで来ればもうモスクワまで快走が続くのみです
なんの心配もありません

2人とも喜びが爆発します
イルクーツクを出てから今までの辛かったトラックとの格闘が思い出されます・・うぅっ
しみじみかみしめるようにペダルを漕いで、安全な道路を
ゆっくり味わいます

こんな感じで
路側帯が広いのでトラックが横を通ってもへっちゃらです 関係ないです


反対車線に大きなカフェホテルが出現!
このバイパス自体が最近できたばかりなのでホテルもピカピカです!
周囲にはトラックがたくさんとまっていて
まるで巨大な基地です

中央分離帯に切れ目が無いので自転車を持ち上げてを越えないといけないけど
ホテルが私達を呼んでる!

6時半 56km目 
ホテル「オクスカヤ・ガヴァニ」



バス付きツイン部屋2000r(4000円)、wifi有、洗濯100r(200円)
部屋は新しく清潔で完璧
受付のおばちゃんは非常に親切で英語も少しできます
やさしさが染みる・・
自転車は駐車場のボイラー室にいれてくれました


あー天国です
今朝までの地獄のホテルを思うと余計に尊いです
2人とも無言でベッドに倒れこみます

1階のカフェに行くと
トラックの運転手さんたちの大行列です!すごい活気
私達も負けじと並びます

目移りするほどのたくさんの料理とケーキが並んでいます

サラダ・ハルチョー・パプリカ肉詰め・米・紅茶
1人400r(800円)
美味しいー

パプリカ肉詰めとか超おしゃれですね!

なんだか心が洗われるような宿です
明日から2日間台風のような天気予報のため休息日をとりたいと思います

ホテルの窓からシリーズ


64.65日目 (2019年6月28日、29日) 
ホテル オクスカヤ・ガヴァニで休息日
イルクーツク州で洪水

朝起きると非常に激しい雨と風 こんな日は休息日にかぎります
気温も低く10度までしか上がらない
天国のような場所でひたすらリラックス



外は嵐です




テレビでは大阪サミットの映像が何度も流れています。


ニュースを見ているとトップニュースで
イルクーツク州のトゥルンで大規模な洪水が発生したと言っています。
たくさんの民家が流され、人も亡くなってるらしい
私達が2ヶ月前通った町が水に沈んでる!
そして横断道路も通行止めとのこと。
たくさんの風景や出会った人々のことが思い浮かびます
プーチン大統領は大阪サミット後、直接被災地へ入ったようです。

1か月前に会った自転車世界一周中の高梨大翼さんが
洪水発生地を通過する頃ではとゆうことで連絡を取ったところ
高梨さんは洪水発生地まであと数日の辺りを走っているところでした。
(その後、高梨さんは洪水の手前の街で横断道路の閉鎖が解除になるまで数日待機。
その後無事通過されました。)


66日目 (2019年6月30日)
オクスカヤガヴァニ → ホテル ソコル 
74km・上り100m
ストレスゼロ走行



深夜2時過ぎ起床 
部屋で朝食
3時、出発!
もうこの先トラックを気にする必要はないので
いつもより遅い時間の出発です!
気温が低めなのでカッパの下にダウンを着て
小雨の中走り出す
曇っているのでいつもより周囲が暗い

向かい風が強めだけど、道が広く中央分離帯が
あるので何も怖くない
この絶対的安心感・・本当に快適です
ホテル


周囲が街になってきすぎているため逆にトイレにめっちゃ困る。笑
土管とか入りやすい森がすくない。
車の人も同じ悩みみたいで、やたらと路肩に停車して森の中に
走って入る人が多かったです
ホテル

ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
このあたりホテルはたくさん見かけますが営業してるのかあやしいホテルも多い・・
設備が古くなりすぎてお客さんが来ないように見えます。
昨年の東シベリアでは営業していなかったり
つぶれているホテルはほとんど見かけませんでした

時々犬に追いかけられます 結構怖いです





道を走ってると、道路脇の林に
人が乗った車が隠れています。しかも頻繁に・・
どうやら
ロシアでは一般の人が、走っている車のスピードを計測しているようです。
道路に向けてカメラ付き速度計を設置して計測して、
スピード違反の車のナンバーと写真を国に申告?するとお金がもらえるそうです
ロシアではとてもメジャーなようです




休憩時、サイドバッグを開けると
何かが落ちる
よく見ると、バックル部分のパーツが割れてとれてしまったみたい!
一応軽くは閉まるみたいだけど、旅の終盤で良かった・・
よくぞここまでもってくれました!

トラックが増えてきました
しかーし、路側帯広いので関係ないです

ホテル
トラックなんて何台でもこーーーい!



7時半 74km目 カフェホテル到着

ホテル「ソコル」


バス付きツイン部屋1500r(3000円)、wifi有、洗濯100r(200円)
部屋は広くて清潔
自転車は空き部屋にいれてくれました

夏休みなので家族連れのお客さんが多いみたいです

別棟の小さなカフェへ
古いけど可愛らしく飾られた店内でごはん
サラダ・ハルチョー・豚肉・米・コンポート
1人320r(640円)




今日は本当に快適な走行ができました
道が良いので全くストレスがありません!!






67日目 (2019年7月1日)
ホテル ソコル → ホテル グローブス 
74km・上り330m
モスクワの猛者あらわる

深夜2時半起床 

部屋で朝食
3時半、出発!

74km先のホテルを目指す予定

ウラジーミル州に入る
ホテル


今日も中央分離帯が私達を守ってくれてます
ありがとう!
ホテル




気温が上がってきました。
こんなに気持ちよく晴れたのは久しぶりです
営業していないホテル
つくったのに1年ぐらいほったらかしみたいな感じ
さすがに部屋つくりすぎじゃないですか!?

ホテル

綺麗な村を通過しました


サウナで使う葉っぱを売っています
かごなどの手作り雑貨屋さん




ホテル
ホテル



ホテル



ホテル
ホテル
ホテル
ホテル
ホテル


ホテル






道の左右に別々のカフェホテルがあります
迷ったけど、反対車線の側のホテルが良さそうに見えたので入ります
(あとで間違いだとわかります・・)
9時 74km目 カフェホテル到着
ホテル「グローブス」



バス付きツイン部屋1500r(3000円)、wifi有、洗濯100r(200円)
ホテルのスタッフはみんなパワー全開で
非常に親切でめちゃくちゃ明るい ただ何故か客がいない。。。
自転車は外の柱に鍵で直接ロックしました


ホテルの前に荷物満載のBMWの大型バイクがとまっていたので話しかけてみる
モスクワ出身のアレクサンドラ
この近くでバイクのフェスがあり、昨夜はこのホテルで泊まったとのこと
明日からヴォルガ川にカヤックしにいくらしい

ロシアで今まで大型バイクで女性が1人で
旅行しているのを見たことがなかったのでびっくり!
しかも英語もペラペラです
今までたくさん色んな外国を旅してきたらしく非常に旅慣れています

今までロシアでこういう若い女性に出会ったことがなかったので
衝撃です
モスクワにはこんな若い人がたくさんいるのかな

連絡先を交換して出発を見送りました。



1階のカフェでごはん

サラダ・ボルシチ・プロフ・パン・コーヒー
1人310r(620円)
味は微妙、ちょっと高い。

このホテルは以前あったホテルのように商品を置かない主義のようで
棚が空っぽでスナックやジュースなどがほとんど売られていません・・
そのせいかカフェもホテルもガラガラでお客さんがいません
それに比べて向かいのカフェホテルはトラックと人が常に溢れて
驚くほどの活気です
選択を間違ったかな・・
夕食
今日は快適に走行できたうえに
素敵な人と出会え楽しい1日でした。

部屋で眠ろうとすると
スタッフのおばちゃん達の笑い声が元気すぎて眠れない・・
お客さんがいないため一晩中ハッスルしまくってます笑



ホテルの窓からつばめちゃんが見えました


68日目 (2019年7月2日)
ホテル グローブス → ホテル ベルスタ
59km・上り250m
ほっと一息

中央分離帯が続き、自動車やトラックからの危険が
減ったので夜間走行を止め、
様子を見ながら、徐々に日中走行へシフトしていきたいと
思います
早朝4時起床 
部屋で朝食(道路向かいのカフェで買ったパン)

4時半、出発!

今日は59㎞先のホテルを目指す予定
道の状態がいいので快適に走行  気持ちいい



ホテル
ホテル
休憩中に森をみているとかたつむりが発見!おっきい!
こんな寒くなる地域にカタツムリがいるとは思わなかったのでビッくり
ゆるやかなアップダウンが続く
今日はめちゃめちゃいい天気、気温が上がってきます

道最高!
するめ休憩^^

まっすぐ行くとウラジーミルの市街地 左がバイパス
ウラジーミルは小都市ですが観光地として有名で、
日本でゆうところの京都と言ったらいいでしょうか。
世界遺産の歴史の建物がたくさん残る街です。
日程にも余裕があるので観光をしたいとおもいますが
良いホテルはバイパス上にあるので
バイパスにはいるため左折します


バイパスに入って少しいくと
道路の両側に向かい合って3軒の大きなカフェホテルがあります
いままでの教訓から、
多くトラックが停まっているカフェホテルは食事が安くておいしいです
トラックに人気のあるほうへ行ってみたいと思います
1軒目はトラックが全くとまっていないのでパス
2軒目は30台以上のトラックが駐車場にいて活気に溢れています
とゆうことで入ってホテルの受付で聞いてみると
「予約でいっぱい」とゆうことでした。涙
やっぱり道端ホテルでも人気店では予約が必要なんですね

3軒目、トラックが5台とまっているカフェホテルへ

8時半 59㎞目 カフェホテル到着

ホテル「ベルスタ」


バス付きツイン部屋1400r(2800円)、WIFI有、洗濯100r(200円)
部屋は半地下にあるため小さい窓のみだけど広くて清潔。
で、地下なのでなにより涼しい^^
スタッフはみんなやさしく雰囲気がゆるい。笑
自転車はホテルの廊下に入れてくれました。

地上のカフェに行くと
お客さんはガラガラ・・心配になる
しかーし、
食べてびっくり 安くておいしい!
サラダ・羊スープ・肝の煮込み・ピューレ・紅茶
1人340r(680円)
厨房をのぞくとプロのおじちゃんシェフがいるようです
夕食
部屋代も安いし、なんだかすごく雰囲気がいいので
モスクワへ入る日程調節のためにもここで数日休息日をとりたいと思います




69、70日目 (2019年7月3日、4日) 
ホテル ベルスタで休息日
モスクワ入りの作戦会議

防音がしっかりしているので
ぐっすり眠れました
地下室なので、なんだか隠れて住んでるみたい。笑

カフェのお客さんはほとんど向かいのカフェに取られているようで
スタッフのおばちゃん達は暇なので昼間からゆうゆうとみんなでお茶の時間です


カフェがwifiがしっかりはいるのでモスクワ入りの作戦会議です

モスクワは大都市なので、ネットでホテルを検索。予約なしはあぶないです。
・・・ホテルがめちゃめちゃ高い!
赤の広場(中心部)に近いコスパのいい部屋をブッキングドットコムで必死で探します。

ここからモスクワまであと250㎞。
まっすぐいけば3日で到着してしまうけど
田舎でゆっくりしたい・・
でもモスクワもゆっくり観光してみたい・・

今日は7月4日、モスクワからの帰国便は7月22日。
モスクワは物価も高いし10日間ぐらいの滞在にしようとゆうことで、
モスクワ入りは7月11日に決定。
帰国の飛行機便まで11泊モスクワでする予定にしました。
途中で宿を移るのもめんどうですし11泊分連続で予約を取ろうと思います。
ここからモスクワまであと250kmで6日間もあるようになったので
田舎を堪能しつつ事故らないようゆっくりモスクワに接近したいと思います。

なんとか良い宿を発見し帰国便の日まで11泊連続でなんとか予約完了!
ホテルに自転車も置ける場所があるとゆうことです。
大きい金額の予約なので緊張したー

カフェのスタッフのおばあちゃんが「何してんのー?」とのぞいてきます。笑
自転車でウラジオストクからモスクワを走っています。と話すと、
車で来ればいいのに、かわいそうに、お金がないんだねえ、と言っています^^

おじちゃんシェフの美味しい料理をいっぱい食べておなかいっぱい



待ってろモスクワー!



71日目 (2019年7月5日) 
ホテル ベルスタ → ホテルロータス
53km・上り210m
ウラジーミルの観光、輝く文明

今日はロシアの古都で世界遺産のあるウラジーミルの市街を
通過しつつ観光します!
交通量をさけるためずっと都市部を避けてきたので
今日が今年の旅で初めての観光です
めっちゃ楽しみ!

3時半起床 
部屋で朝食 カフェで買ったベリーケーキ
4時、出発!
今日は53㎞先のホテルを目指す予定

バイパスの途中からウラジーミル市街地へ入ります
どんどん車が増えてきます
慎重に行きたいと思います
前方の丘の上に何か輝いています!
圧倒的な存在感
なんだか殺伐とした荒野から来て
文明に触れた感覚です
大きな川を渡りどんどん街が近づいていきます
めっちゃドキドキする
かなり急な坂を上りきるとウラジーミルの街に到着 美しい街です
歴史がありそうな重厚な建物の間を抜けていくと
広場に到着
中心部の教会です!
残念です!雨が降ってきました
めちゃめちゃ冷えるのでダウンと手袋をしてもまだ寒い

そのせいか全く人がいません
教会の裏が展望台になっているので
ゆっくり自転車をおして教会の裏手へ

こんなところにブランコが・・

素晴らしい景色です

来て
良かった


2時間ほどかけじっくり堪能

マクドナルドもあります!
せっかく街に来たのでスーパーで買出し後

雨がやみました
「黄金の門」を通過し街を抜けます


ウラジーミル市街地を出ました あとはモスクワまでまっすぐいくのみです!
モスクワまであと169㎞

ホテル

ホテル



10時 53㎞目 今日の目的地のホテルに到着

ホテル「ロータス」


バス付きツイン部屋1600r(3200円)、WIFI有、洗濯100r
部屋はしっかりとした造りで落ち着く
自転車はホテル内の空き部屋にいれてくれました。

スタッフのおばあちゃんが超強引で優しい感じで面白い^^
ウラジオストクから自転車で来ました!と言うと
「おおおおー!」と両手を広げて抱きしめてくれました^^

1階のカフェへ
サラダ・ラッソーリニク・ロールキャベツ・米・紅茶
1人260r(520円)
美味しい

手作りケーキがならんでるので
ガマンできずに暴走
45r(90円)

夕食

スタッフのおばちゃんはおだやかで、非常に親切な人が多く
めっちゃ癒されます
トラックの運転手のおじちゃんは
おばちゃんに話しをきいてもらいに来てるってかんじです 笑
明日は大雨の予報
すごく落ち着くいい宿なので休息日にしたいと
思います




72日目 (2019年7月6日)  
ホテル ロータスで休息日
天気予報どおり朝から激しい雨

モスクワに近づきすぎると
このホテルのような安くて質のいい
トラック用カフェホテルは無くなります。
ここでの滞在は貴重な時間なのかもなと思います。


昨年もそうだったけど、
ゴールの大都市に入ったあと
田舎のトラック用道端カフェホテル
に戻りたいと何度も思いました・・笑
長距離トラックの運ちゃんや働いている地元の村のおばちゃんやおばあちゃん
と接する機会は貴重なことだなと思います。


73日目 (2019年7月7日)
ホテル ロータス → ホテル コルニロフ
61km・上り230m
モスクワの気配




深夜3時半起床 
部屋で朝食 カフェで買ったチーズパン

4時、出発!
モスクワの中心まではあと100kmですが
今日は61km先のホテルを目指す予定
車の少ない時間帯を選べるためゆっくり進みます。
ホテルの前からえんえん道路が工事中
こんなに走りにくい道は久しぶり・・ どうしようもないので反対車線走ったり。
車線が減っているため交通量が多い。
危険なので早めに到着したい
予想通り車やトラックが多いうえに路肩がせまい

ホテル
ホテル
ホテル

ゆるやかな上りが続きます
さぁあともう少し
工事区間が多いです
工事区間は危ない!!
ふー 抜けました

ホテル



ホテル
ホテル
ホテル
ホテル

目的の街に到着
道の両側はお店でいっぱい
マクドナルドもあります

大きくて立派なカフェホテルに到着
ここは敷地内に大きなバス停もかねているようで
すごい人で賑わっています。
モスクワから来たのかな?
バスのお客さんは完全に都会の人の雰囲気です。

時間が早すぎるので併設のカフェで朝ごはん
2人分で330r(660円)
少ない、、、、高い、、、これが都会のレベルなのか・・・

その後ホテルの部屋を見せてもらってまたびっくり!
いい部屋だけど4000r(8000円)といわれる た高い。。。
モスクワパワーでしょうか。
この部屋だといままで2500rぐらいじゃないでしょうか。



条件の良いホテルを探して街をさまよう
ここはさっきの道路向かいのログハウス風のレジャーホテル。
満室。

ポクロフとゆう街の中心の交差点の目立つホテルへ
高級感ただようロビーを抜けて
ビビリながら中に入る・・と優しいお姉さんが出迎えてくれました
4件目でやっと納得の宿に決定

10時半 61km目 カフェホテル到着

ホテル「コルニロフ」


バス付きダブル部屋2000r(4000円、朝食付込み)、wifi有
部屋は家具も高級感ありぴかぴか。非常に清潔 コスパ最高!!しかも朝食込み!
自転車は階段下の倉庫にいれてくれました
元国営ホテルかな?とゆうきっちりした雰囲気です。

スタッフは非常に親切で素敵な人たち
ホテル難民になりかけた不安な気持ちが一気に癒されます

そして今年の旅で初めての「滞在登録(レギストレーション)」
を発行してくれました。

振り返って見ても、今年の旅で発行してくれたのは
このホテルとモスクワのホテルの2軒だけでした。

ホテルの裏手には激安スーパーがあり
めちゃめちゃ便利な場所です。
今日はスーパーで買って昼食 夕食



モスクワにこれ以上近づきすぎると
正直物価の上昇が怖いです・・

早く到着しすぎても仕方がないので
居心地のいいこの街で数日滞在したいと思います



74、75日目 (2019年7月8日、9日) 
ホテル コルニロフで休息日
ゴール前のさみしさ

部屋代に朝食が含まれているので1階のレストランへ
びっくりするぐらい素敵なレストランです!
いつものカフェで見慣れている
半裸のおじちゃんとかは歩いていないようです。笑

メニューを見るとロシア料理じゃなくハンバーガーとかピザが売りのようです。

ちょっと緊張してブリヌイで朝食
いつもより美味しいー
と、食べ終わって席を立った後、テーブル上の果物やケーキが食べ放題だとゆうことに気づく   がーーーん


朝食後は


せっかくなので町中散策
小さな町だけど、ここはお菓子の街として有名なようで
お菓子やさんが多く
市場でジンジャーブレッドの専門店を発見!
すごい細かい手仕事に感動!

おしゃれなお菓子たち

非常におだやかで満たされた雰囲気の町です
スーパーもたくさんあってどれも激安!



モスクワに行かずにこの街で過ごしたほうがいいんじゃない?
とか思う。


1週間前ほどから
「この旅が終わってしまう」というさみしさで胸がいっぱいです。
まだまだ終わりたくないのに、ゴールはすぐそこです。

何かに「挑戦」するって
企画→準備→実行→成功 と段階があると思うけど
成功する瞬間より
このままいけば成功する!と解った時が本当に楽しい時なんだろうなと思います。







76日目 (2019年7月10日)
ホテル コルニロフ → ホテル プロスペクト ミラ    
87km・上り140m
ゴール目前!


今日はモスクワの入り口までです!

モスクワ中心部の赤の広場到着は明日にしようと思います!



絶対、事故らないぞ!


早朝4時起床!
部屋で朝食 スーパーで買った色々

出発しようとすると
夜勤のスタッフがなんと朝食セットを用意してくれていました!
宿代に朝食代が込みだったけど、早朝出発のためあきらめていました!
なんて優しいんだ!こんな気遣いをしてくれる
ホテルは初めてです 感動!

見送ってもらい
4時半、出発!

この時間でもいつもより車が多い

今日はモスクワ入り口のホテルまで87km
ホテル
これだけモスクワに近づくとかえって道端のホテルが少ない
あっても活気なくやってない?


道は走りやすいです




モスクワ63km。いよいよです。


ホテルで持たせてくれたお弁当!ありがとうございます

ホテル
モスクワ55km。もしかしたら最後の看板でしょうか。




工事区間はしんどいです

モスクワ圏内に入った感じです  いよいよ周囲は都会の雰囲気になってきました

ピカピカのケンタッキーで昼食休憩、とゆうかもう普通のカフェがみあたらない!
お客さんもレゲエみたいな学生の子とかもう完全に都会です
ここから目標のホテルまでは数キロ
昨日までの町と同じ国なのかと疑うほど
おしゃれで垢抜けてます。笑

びびるほどの交通量ですが路側帯がしっかりあるので
そこまで危ないと感じません。
これ全部モスクワの中心部を目指してる車!!


ゴールの赤の広場到着まであと25kmですが
赤の広場到着は交通量の少ない時間帯を狙いたいので明日にします。
今日はこのあたりのホテルに入るため脇道に入ります。

何故か工業地帯のど真ん中にあります

12時半 87km目 ホテル到着

ホテル 「プロスペクト ミラ」


バス付きダブル部屋2400r(4800円)、wifi有
部屋はびっくりするほど狭い スタッフは礼儀正しい紳士なおじさん
自転車はボイラー倉庫にいれてくれました
スーパーで買って部屋で夕食

なんとか無事今日を走り終えることができて安心しました
緊張が続いていつもより断然疲れました。

とうとう明日で9000kmの旅が終わります。
正直、日本海を背にウラジオストクを走り始めた時は
本当にここまで来れるとは思ってませんでした。
モスクワは遥か彼方の夢の存在みたいでした。
この1週間は毎日毎日この旅が終わってしまうさみしさを感じています。
200枚近くめくってきた手作り地図は最後に一枚になりました。

色々考えて眠れないけど
考えて当然なので自分と会話しながら夜を過ごしました

ホテルの窓からシリーズ (これが最後になります)




77日目 (2019年7月11日) 
ホテル プロスペクト ミラ → モスクワ赤の広場 
25km・上り80m
モスクワ赤の広場 !!ゴーーーーール!!



早朝4時起床 部屋で朝食
窓の外を見ると、どしゃぶりの雨

雨の中の赤の広場到着になりそうです。

自転車に荷物をのせながら、この作業もこれで最後なんだな
としみじみ思います
5時、出発!
車からの跳ね返りの水しぶきが凄いです
ゴールの赤の広場まで25㎞
公園の中の道を抜けます
交通量を避けるため少し遠回りですが
大きい公園や河川敷の道を伝って赤の広場に到着するルートを取りました。
今日、事故ったらすべてがだいなしですからね!
ヤウザ川とゆう細い川に沿う歩道を行きます
強めの雨が降り続きます
す、すごいビルです!

モスクワ中心部を流れるモスクワ川に出ました

前方に光って見えるあれは!!
あれじゃないでしょうか!!
輝く塔が!周囲から浮き上がって見えます!




到着が怖いような、うれしいような 前に一歩踏み出したくないような

ずっと頭に描いてきた大聖堂が目の前に!

そしてそこに私達は到着した!!



まさか本当にここまで来れるとは・・
日本で準備をしていたときのことが思い浮かびます

今、この広場にいる人の中で一番感動してると勝手に思います。笑
写真を撮る時には晴れ間が!1枚!

ウラジオストクから計150日目。
モスクワに到着し、横断を達成することができました


喜びの連続写真!?

アップダウンや補給に苦しんだ東シベリア
強い向かい風にひたすら耐えた湿地帯
雨と霧に悩まされたウラル山脈越え
車と闘ったロシア中心部


ロシアのあたたかくて親切な人たちに出会えたことも大きな財産になりました

そして広大で美しいロシアの自然
その無限の可能性を秘めた自然を毎日感じながら走り
一部分にでも触れることができ本当にしあわせでした


目からウロコの本当に面白い国だと毎日感じていました

たくさんの貴重な経験をありがとう!ロシア!






78~88日目(2019年7月11日~22日)
モスクワの日々 旅の終わり


モスクワに到着してから
今までの生活がまるでウソだったかのように
落ち着いた毎日です。



街並みは本当に美しいです。


モスクワは、
歴史の中でも、ソ連時代にあっても、政治や文化の中心。
ある一面で緊張感もあり、ある一面で洗練された文化を感じることができる場所です。
アメリカに対する世界の片方の中心地としての面白さが十分にあります。
パリやロンドンより面白いんじゃないかとも思います。






今回も自転車は持ち帰らずに売ることにしました。
日本での買値はタイヤと含めて7万円ぐらいでしたが
1台で3000r(6000円)で張り紙を出したところ
ホテルのカウンターの女性から声がかかり即決定!
2台とも買い取ってもらうことができました。
(高価なキャリアだけは外して日本に持ち帰りました)

そして
事前に知っていれば売るのを絶対1日待ったのですが
売ったその日、7月13日の晩、
感動のイベントです
モスクワは、なんと、モスクワ自転車ナイトランの日だったのです!!
赤の広場周辺の道路が全て自動車禁止になり
自転車天国になる日だったんです!!

花火を合図に、すごい数の自転車が数時間に渡ってモスクワの中心部を駆け抜けます!
ロードバイクからママチャリから子どもの自転車までなんでもありです!

動画です

すごく感動しました!
くやしいーーー!参加したかった!!
もし次に来る時は絶対に参加するぞ!!
モスクワきっとまた来るから!!






ウラジオストクからモスクワまで150日。
自転車ロシア横断9000kmの旅をここで終わりたいと思います。



この旅で見たことや感じたことは
この先人生を歩んでいく中で
いつでも私達の後ろにあってくれて
心の大事な部分を常に満たしてくる事を確信しています。