オムスク~チャリャビンスク

33日目 (2019年5月28日)
チュカリンスク → クルチンカ 
46km・上り20m
第4区間の始まり 続く湿地帯平


今日から第4区間が始まります。
次の大都市のチャリャビンスクまでです。
オムスク ~ チャリャビンスク
総走行距離827km・上りの合計は800m
第4区間の特徴としてはウラル山脈の登り口にあたるチャリャビンスクまで
ほぼアップダウンの無い湿地帯の平地が続くことです。
全くの平地なため1度風が吹くと凄い勢いになります。
そして夜間昼間を問わず蚊が多いことです。

ここは都会に近い小さな田舎町ですが、
おうちはみんなきれいだし、物は豊富で質も高いし、
住んでる人からも余裕を感じる気がします。

ここにいると今まで見てきた
貧しい東シベリアの村はマボロシだったのかと思えてきます。
私が思うロシアのイメージは、
巨大なロシアという国のただの一面だったのだなと思い
まだまだロシアの色んな面を見て
もっと理解を深めることができたらなと思います。


昨日がんばったので今日はサービスデー!
46km先のホテルを目指す予定
いつもよりかなり距離が短いので朝はゆっくり5時起床

カフェが閉まってるので部屋でチョコバーとパンの簡単な朝食
6時、出発!
カフェ
カフェ
カフェ


町を出てすぐ重要な分岐があります
なぜか表示の青看板が出ていないので注意です
まっすぐ行ったら間違いです
カフェ

外はすでに明るい

周囲の景色を楽しみゆったりと走ります
久しぶりの文化的な走行
毎日こうならいいのにな

草原に動くモノが・・
子ギツネだ!カラスと追いかけっこをしてます
めっちゃなごむ光景です。
毎日、道路上で車に撥ねられた死体をたくさん見るけど
今日は元気な子が見れて良かったです





9時、46km目 風が強くなる前にあっさりカフェホテル到着

ホテル「ウユト」




バス付きツイン部屋1900r(3800円)、洗濯200r(400円)
(wifiはあるけど私達の携帯は使えませんでした)

部屋は広くて清潔、コスパ良すぎです
素晴らしいサービスです。感動!
これだけアメニティをいっぱいおいているのも珍しいです

湿地に現れた「巨大なトラック基地」というかんじですごい活気です。
トラック運ちゃんの憩いの場になっています
今日は祝日なのかみんなうきうきです。謎のパレードです^^
外国人旅行者も多いのかスタッフも慣れています
スタッフからは、圧倒的な物量と質の高いサービスでこの地域を支えているという
プライドが見えます。
なんでもそろうマガジンも本物のスーパーなみ

中でも
ここのカフェは安くすさまじいボリューム
ロシア人のお客さんも運ばれてきた料理のあまりの量の多さにびっくりして
怪訝な顔でレシートを何度も見直していました

頼んだ料理を前に
固まっていました。笑 すごい量

オリビエサラダ・ウハー・プロフ・つぼ焼き・パン・コンポート
1人350r(700円)
やりすぎました。笑 普通の店の2~3倍は量あります


毎日、風や交通量のことを考えて緊張気味に走ってるけど
今日は距離も短いのでリラックスして楽しんで走れました。
たまには必要ですね
あー満足


34日目 (2019年5月29日)
クルチンカ → イシム入口  
140km・上り60m
おばちゃんパワー炸裂

深夜0時半起床 
部屋で朝食 いわしの缶詰
いわしはロシア語でもイヴァシーなんですよ!

今日は140km先のホテルを目指す予定の上、
朝9時頃から強風向かい風の予報のため
朝1時過ぎ、出発!
モーテル
カフェ
カフェ
まだ真っ暗
いつも暗いうちは風が無いのでガンガン進みます
快適ー
昨年の東シベリアと違うことは、
深夜や早朝の真っ暗で気温が低い時間帯でも蚊がいることです!
少しでも停まって休憩していると全身を襲ってきます。
顔はもちろん、ヘルメットのすきまから頭も刺してきます。涙
違う種類の蚊なのかな?
そのため、暑いけどカッパ上下を着て毎日走行しています。


カフェホテル




遠くの草原で何かが動いてます。鳥かな
ん?鶴!?鶴です!
2羽がダンスしているように見えます。
調べてみるとシベリアにはたくさん鶴がいて
冬は寒さを避けるため日本へゆくそうですなんか和む



カフェ

6時、カフェホテルで休憩
生き返ります

湿地が美しいです
新しいカフェホテル




カフェ



140kmはながいです
菜の花が綺麗ですね
村に美しい教会があったので立ち寄ってみました

湿地帯が続きます

何とか予定通りに目的地に到着
どこにも「ホテル」の看板がないので不安だったけど、
やっているようです。
こんな朝の時間帯でも部屋にいれてくれました
あーよかった

9時、140km目 小さなカフェホテルに到着

カフェ「297」

バス共同ツイン部屋1600r(3200円)、wifi有、洗濯350r(700円)
部屋は完全手作り風で床も壁も薄いけど
オーナーのおばあちゃんは私に任せなさい!てゆう感じでやさしくて超パワフル
おばあちゃんの丁寧さが伝わってくる宿です

自転車は裏の塀付きスタヤンカの中に入れてくれました。

周囲は湿地帯のためシャワーの水が臭います

建物はやっつけだけど、カフェのメニューはなぜかハイテクデジタル
そしてお財布携帯用レジ?など、なぜか先をいきすぎたハイテクさ 笑
(2つとも他のホテルで見たことない)
でもレジのおばちゃんは結局口で注文取ったほうが早いので口で注文受けてます^^
オーナーおばあちゃんはカフェの厨房やホテルの掃除などずーっと動いています
なんて元気なんだ!
ここはスタッフのおばちゃんたちもみんな親切でした。
田舎を旅をしていて思うのは、ロシアは本当に女性が強いということです。
中でもおばちゃんとおばあちゃんの元気さ逞しさには本当に何度も驚かされました。
そして大体面白い(笑)
おばちゃん達が元気なお店は大体お客にとってもいいお店だと思います。


1階のカフェでごはん
ボルシチ・豚の煮込み、パン・コンポート
1人280r(560円)
美味しい


このカフェの手前で州が変わり時差でまた1時間早くなりました。得した気分

午後からひどい雨です。午前中に到着できて本当に良かったです。
深夜からの出発にそなえ小さな部屋でゆっくり休みます。
完全に昼夜逆転みたいな
でもトラックの危険回避と強風回避にはやむをえないと思います。
負けないぞ

ホテルの窓からシリーズ



35日目 (2019年5月30日)
イシム入口 →  ホテル カチューシャ  
172km・上り110m
さよならビーバー

今日はホテルが少ない区間のため、172km先のホテルを目指す予定
かなり長い距離なのでハードな1日になりそうです

そのため、深夜0時前起床

壁が薄いのでうるさくてちょっと寝不足気味ですが、
無理やり朝食?のロールケーキを食べる

気合を入れて
0時半、出発!
おばあちゃんオーナーも守衛のおじいちゃんも
みんな見送ってくれました。ありがとう!

すぐに大きな交差点 ここも重要な分岐点です。まっすぐ行かないよう注意です
一番下のクルガンに向かいます

ほとんど車が走ってないので快適に走れるけど、
今日はめっちゃ路面の状態が悪いです
ロシア横断道路の中で舗装路としては今日が一番状態が悪かったです
一応舗装されているけど、でかい穴がいきなりあったり
ガッタガタなのでスピードが出ません。泣
でも景色も後半の中ではここが一番美しかったかもと思います

カフェ
かなり冷えるのでダウンを着込みます
周囲は湖が多く、非常に美しいです。天空の湖のようです

カフェ

町も少なく、人があまり住んでいないので
水辺の生き物の楽園です

たくさんの野鳥、白鳥、鶴、ペリカン・・のびのびとした姿が見れます。
今日はこの湿地帯地域で最もきれいな区間だったと思います。
白鳥です!




ガソスタ


そして湖の中のこんもりといた草の塊・・
でました、ビーバーハウス!
自転車を停めてじーっと見ていると、ビーバーが泳いでいるのに
出会えました!!かわいい
じっくり見つめて、長い時間過ごしました。
なんて贅沢な時間

湖の近くに近くにテントを張ってビーバーだけを見つめて何日か過ごしたいな
でも、平たい場所なので隠れてテントを貼れる場所もない 涙
そしてこの日がロシア横断でビーバーを見た最後の日でした。
あとで、やっときゃよかったと何度も後悔しました




今日はこのような湖が無数に点在しています




また重要な分岐です。
左のクルガンを目指します。
分岐点にあるカフェです。ホテルかどうか不明
この時点で今日の目的地まではあと80km。
事前調査ではここを過ぎると目的地までカフェやマガジンがないです。
そのため、ここでボルシチでも食べて休憩したい・・
けど、カフェは営業していないようでした。。。

実は私達はこのカフェには寄りたくない理由があって
なぜかというと、
私達はいつもグーグルマップでカフェやホテルを調べています。
そこに書かれているロシア人のお客さんのコメントをかなり参考にしてるのですが、
いつも的を得ている場合が多いです。
このカフェのコメントの日本語翻訳がおもしろいので紹介!

★これは食糧ではなく、人々に向かう憎しみの昇華です。どの宇宙にステーキがありますか?それは細かい肉のカツです!大惨事の規模を理解するために、特に気をつけていなかった2人の男性がマヨネーズの車に乗り込んで、食べ物が少なくとも何とか食べられるようになりました。非常においしくて悲しい。★


仕方なく水分だけ購入して出発!
分岐点のカフェ
分岐点のガソスタ
分岐点過ぎてすぐの松林。テント適地です。

ここからも道が悪く穴ボコだらけです。
私達もスピードは出ないけど、同じようにトラックや車も
早く走れないようでぶっとばさないので安全です
結果オーライかな?笑
ひもの休憩 おいひいです
草原が美しいです



カフェ

ネットにはない草原の中の古いカフェで休憩
スタッフのお兄さんが英語ができてびっくり!
めちゃ優しい人でたくさん応援してくれました
暖かい食事がこんなところでも食べれるのがありがたいです
わんちゃんばいばい
どんどん気温があがりあついーー!


ガソスタ






カフェ
暑いけど、蚊がたくさんいるのでカッパの下をはき
上は刺されないようにマント式に羽織って走ります
走っていても蚊がまとわりつきます
あついよぉ・・


やはり昼前です!風が出てきました!
全く進まない!うおーー!ひとこぎひとこぎ懸命にこぎます

うおーーー!170kmは遠すぎます!結構体力限界ですつかないーー!


そしてなんとか、

13時 172km目 小さなカフェホテル到着!

カフェ「カチューシャ」



バス付きファミリー部屋2000r(4000円)、wifi故障中?、洗濯なし
私達の部屋は中庭の別棟で、手作り感満載ですが、静かで落ち着きます
秘密基地みたい

自転車は塀付きの中庭にいれてくれました

スタッフのお姉さんは近くの小さな村の人で素朴で
親切です。笑顔にめっちゃ癒される


カフェも狭いけどたくさんの料理が並んでます!

サラダ2種類・ハルチョー(肉と米の辛いスープ)・グリャーシュ・米・コンポート
1人280r(560円)
安くて美味しい

今日は172km、12時間半走行だったので本当に疲れましたが
こんなにのどかで美しい場所で滞在できて満足です。
ここにずっといたいな
ホテルの窓からシリーズ

36日目 (2019年5月31日)
ホテル カチューシャ → ホテル ラズドリエ   
31km・上り10m
夏が来た!

今日は非常に風が強く雨の予報なので
サービスデーとします
31km先のホテルを目指す予定
久しぶりにたっぷり眠ってすっきり
窓の外を見ると朝から台風みたいに降ってます
牛さんがご出勤、にわとりも散歩してる
なんてのどかな風景
予報どおり晴れてきました!
ゆっくりカフェで朝食後、ずっとここにいたいとゆう気持ちを抑えて
9時半、出発!

いきなりのヒドイ向かい風

サービスデーとして正解でした。これではほとんど進まない


気温は24度ですが陽を遮るものがないので、かなり暑く感じます。
カフェ


空を見ると写真では分かりにくいですがめっちゃ大きい鳥がとんでる。
すんごい大きい黄色いくちばしも見えました。
後で調べたらこの辺の湿地帯はペリカンが住んでいるらしいので
おそらくペリカンだと思います!!

カザフスタン国内を直進してきた横断道路と合流、
交通量が増えました。

12時半 31km目 カフェホテル到着

ホテル「ラズドリエ」


バス付きツイン部屋1200r(2400円)、wifi無し、洗濯100r(200円)
部屋はほとんど家具もなくシンプル。で安い!

ジョージアから来た家族で経営しているようで、おじいちゃんが非常に
歓迎してくれます
自転車は塀つきスタヤンカの中にいれてくれました。


併設のカフェは量が多くて美味しい
ハルチョー・パン・コンポート
1人130r(260円)

部屋の中が超暑いので扇風機を回します。
昨年は本当に暑さに苦しめられ、何度も熱中症にかかりました。
これ以上暑くならないでほしい・・

そして、
日本から道中に捨てれるように古いダウンジャケットを
持ってきていたのですが、あまりにも気温が高いので
もう使わないと判断して置いていくことにしました。
10年着たダウンジャケット
亡くなったお義父さんの愛用のダウンジャケット
今までありがとう
これでまた、荷物が軽くなりました。
さぁチャリャビンスクまで300km!
がんばるぞ

ホテルの窓からシリーズ

37日目 (2019年6月1日)
ホテル ラズドリエ → クルガン入口   
118km・上り70m
順調に進む 続く平地

深夜0時、起床 
部屋で朝食
今日は118km先のホテルを目指す予定
クルガンという中都市が目的地のため
交通量が増える前に到着したい
0時半、出発!
今日もがんばるぞ
カフェ
周囲はまだ真っ暗だけど、野鳥の鳴く声がたくさん聞こえて
なんだか元気がでる
風は強めだけど
車が少ない深夜の時間に距離を稼ぐため、がんばって漕ぐ
カフェ
大きな湖や地平線まで続く畑の中を走る
気持ちがいい

森にトイレに入ったらカラスの巣だったみたいで凄い騒ぎに!
ごめんねー

朝焼けです

カフェで朝食休憩


ここでなんと
ガスストーブのOD缶が売られているのをを発見!!
ガス缶は今までのロシアの旅では、キャンプ用燃料の中でも
最も手に入りにくいものでした。
こんな辺鄙なところで売ってるなんて予想外でした。
ここは都会が近く、釣りなどアウトドアの遊びが盛んなのか、
道路工事の人の野営用でしょうか。

美味しいごはんで復活
あと30km!がんばれ

街の入り口はきれいなバイパスです!
交通量が増えてきたので慎重に進みます

カフェ
この辺りは松林でテントしやすそうです

カフェ



わんちゃんがいます^^

9時半 118km目 カフェホテル到着

ホテル「スベトラナ」


バス付きダブル部屋2500r(5000円)、wifi故障中、洗濯250r(500円)
おばちゃんスタッフがみんな親切です
自転車は納屋の中にいれてくれました。
このホテルは質と値段が釣り合ってない・・

1階のカフェでごはん
めっちゃ都会風カフェで、見たことがない料理も並んでいます

サラダ・ボルシチ・豚肉の炒めもの・米・パン・コーヒー
1人490r(980円)
美味しいけど、高い。涙 たぶんいままでで一番高い。。。

この先、バイパス沿いにはいっぱいのカフェホテルが
ありましたが、全体的に物価が高かったです。

夜間走行のため
毎日17時から0時まで睡眠時間にあてています。
だけど、ロシアの夏は22時ごろまで外が明るいので
部屋の窓に遮光カーテンがないと眠りにくいです。

なんとか部屋を暗くしようと、窓辺に自分達の
荷物を置いて暗くしたりしていますが、やっぱり眩しいです。


そのため、寝不足気味の日が多い・・
体は疲れているのに眠れないのはなかなかにしんどいです
いつになったら、日中走って夜眠れるようになるのかな 笑
毎日そんな日が早く来ることを祈って眠りに付きます

よく眠れますように
ホテルの窓からシリーズ


38日目 (2019年6月2日)
クルガン入口 → カフェ M51   
41km・上り80m
日本の猛者あらわる

壁が薄く寝不足気味
無理やり口にチョコバーを突っ込み何とか目を開ける
深夜1時、出発!

今日は41km先のホテルを目指す予定
追い風でグングン進む。追い風って素晴らしいです快調


バイパス沿いは、
派手な電飾で飾られたカフェホテルやバーが多くあり
今日は土曜日の夜なのでめちゃめちゃ賑やかです。
2時半、カフェで休憩
ホテル
ホテル



カフェ
カフェ

カフェ

小雨が降ります


6時、フェホテル到着

カフェ「M51」


シャワー共用(トイレ付き)ツイン部屋2000r(4000円)
朝食付き、wifi有、洗濯100r(200円)
スタッフのおばちゃんは非常に親切、朝早い時間でも入れてくれました

自転車は入り口の柱に鍵で直接ロックしました。

併設のガソリンスタンドにはしっかりとした食料品店もあります。

実はこの小さなホテルで大事な人と待ち合わせをしてるんです!
それは
自転車で世界一周中の高梨大翼さんです!
高橋さんは北米大陸横断を終え、ロンドンからウクライナを抜け
現在はロシアを東に進み日本を目指しているのです!!
私達のブログを読んでくださって、なんと連絡をくれました!
西から来た私達と、東から来た高梨さんとですれ違う時に待ち合わせとなりました! 
私達が変な時間に走っているのでもしかしたら行き違いになるかもと心配していたのですが会えそうです!

夕方、高橋さんが無事にホテルに到着されましたー!!感動です!
併設のカフェで一緒にごはん
お会いできて本当に嬉しかったです!楽しい時間をありがとう!
同じ夢を持っている同士で話が尽きません。
日本人の世界一周チャリダーと会うのは初めてだし
すれ違いで会えたのは奇跡的なタイミングだなと感動!
久しぶりにこんなに日本語しゃべった^^
日本人チャリダー3人で記念撮影

本当に貴重な時間でした。
ホテルの窓からシリーズ

39日目 (2019年6月3日)
カフェ M51 → ホテル ルシ   
104km・上り40m
沼地の終わり、都会へ


深夜2時起床 部屋で朝食

外で出発の準備をしているとなんと高梨さんが見送りに起きてきて
くれました!!
こんな時間に本当にありがとう!!

この後の高梨さんのルートは
カザフスタン→ロシア→モンゴル→中国→韓国→日本でゴール。
気をつけてがんばってほしい
私たちのほうが先に帰国予定なのでもしかしたら日本を走っている時に会えるかも!


お互いの旅の成功を祈って


3時、出発!
今日は104km先のホテルを目指す予定
今日も朝9時から暴風向かい風の予報です

と何故か珍しく追い風のため、かなりスピードが出る。快調!
と思いきや
かなり濃い霧が出ていて、めっちゃ寒い

急いでダウンを着て、軍手をはめる
カフェ
カフェ


すごい数のトラックがとまっているカフェホテルで朝食休憩
おいしいカフェは止まっているトラックの数で判断してもいいと思います
さすが人気店!スタッフのお姉さんの笑顔が眩しいです

ペリメニ押しのお店だったので注文してみました
美味しい!

カフェ

一気に気温が上がり、日差しが強くなる
カフェでいっしょだった車のおじさんが追い越していく際「がんばれよ」
と声をかけていってくれる
ありがとう!
あと200kmほどで大都市チェリャビンスク。
大きな街の手前はいつも交通量が増えます
路肩が異常にせまく、段差のある砂利道に落ちてしまう
ので緊張しながら走る
うーいやだな
ポテト休憩
周囲は、沼地や湖は少なくなり林になる
今までと違い、動物とかが出てくる雰囲気じゃない
さみしいな
ホテル
カフェ
カフェホテル

高梨さんに教えてもらったホテル発見!

10時 104km目 ホテル到着

ホテル「ルシ」


バス付きツイン部屋2000r(4000円)、wifi有、洗濯100r(200円)
(スタッフのおばちゃんは非常に親切)
ちょっと道から奥まっていて静かです
自転車は玄関にいれてくれました



ホテル内のカフェは滅多にお客さんが来ないのか営業していないので
すぐ近くのカフェでごはん
サリャンカ・パン・ブリヌイ・コーヒー
1人180r(360円)



部屋に戻るとなぜだか2人とも鼻水と目の痒みに悩まされる
いやな予感がする・・

と、廊下を自由に歩いているネコさん発見!
やっぱり。笑

ロシアの人はネコ好きでホテル内で飼ってる場合も多く
私達も部屋に入ってから気づくということが多いです。

私達は2人とも猫好きだけどネコアレルギー

一晩中苦しみながら眠りにつきました。
ホテルの窓からシリーズ


40日目 (2019年6月4日)
ホテル ルシ → チェリャビンスク南  
124km・上り90m
大湿原平地の終わり

深夜0時起床 
部屋で朝食

今日は大きな街チェリャビンスクのバイパス沿いの
124km先のホテルを目指す予定

1時、出発!
やさしいオーナーおばちゃんが真っ暗な中見送ってくれました
ありがとう!
道路沿いに村がないので、外灯もなく周囲はただの闇
ライトつけてても何度かタイヤが穴にはまってしまう
慎重に進む

そして、暗い中片側通行の長い工事区間が何度も現れる
体の横スレスレを走る車は、全く自転車が走っているとは気づいていないみたい・・
もちろん後ろ向きにも赤色の点滅私達もライトをつけてるけど、
いつ撥ねられてもおかしくない中、冷や汗をかきながらひたすら懸命に漕ぐ
早く工事区間終わってー
カフェ
カフェ

すでに風が出てきています
カフェ
カフェ
カフェ
カッパを斜めがけなのは蚊とアブ対策です
走行中も背中に止まってきます

ホテル


一瞬でも停まると、たくさんの蚊が襲ってくるので
うまく休めない
ホテル
ホテル
大都市チャリャビンスクの入り口に近いので一気に車が増える 危ないです
チャリャビンスクのバイパスの分岐点に到着しました
直進 チャリャビンスク
右折 エカチェリンブルグ
左折 ウファ


7時半 市街地には入らず、左折してバイパスにのる
一気に交通量が減り、ほっと一息
今日初めてのリラックスできる休憩
大都市のすぐ横でも自然がいっぱい

ホテル




予報どおり強風向かい風が始まる
なんとかひどくなる前にホテルにつきたい!

9時過ぎ、124km目 目的地のカフェホテル到着

ホテル「プリバル」


バス付きツイン部屋1500r(3000円)、wifi有、洗濯200r(400円)
広くて快適、安い!

自転車はホテルの中の階段下にいれてくれました

到着してすぐ、外は台風並みの強風と大雨になる
ほんといつもこのパターン。ギリギリセーフ
1階のカフェでごはん
オリビエサラダ・ボルシチ・グリャーシュ・米・パン・コーヒー
1人350r(700円)
大都市のそばなので
スタッフもお客さんもなんだか都会の人っぽい雰囲気^^ 文系の人とかみたいな
いつもはごついトラックの運ちゃんに囲まれてごはん食べているから新鮮 笑


約1500km続いてきた大湿地帯の平地は今日で終わりです。
平地とゆうことで楽なものだと想定していたのですが
逆に遮るもがないため強風の向かい風に連日苦しめられる事になりました。
ほぼ毎日北西からの風だったので、これがこの平地の特徴なのだとしたら
逆ルートで走る人には最高の追い風になったと思います。
実際に逆ルートの西洋人の方のページを見てみると
この平地では毎日200kmとか走っていました。

明日からはまた序盤と同じようなアップダウンの繰り返しが続く地形になります。
そして間もなくウラル山脈に入ることになります。
平地が終わることに何故かほっとしています^^
もうあの風と闘わなくていい!
(実際にこの後モスクワまでこの平地ほどの風の苦しみは少なかったです)



いいホテルだし
明日は朝から走行できないほどの強風大雨予報。
ウラル山脈に備えて明日はゆっくりと過ごしたいです。

ホテルの窓からシリーズ


41日目 (2019年6月5日)
チェリャビンスクで休息日   
休息日で正解

今日は12日ぶりのおやすみ
予報どおり外は台風並みの暴風と大雨
1日中ホテルの屋根が飛ぶんじゃないかとおもうぐらいガタガタいってます
非常に気温が低く寒いので、ホテルのスタッフが暖房をつけてくれました。
今日は走らずに大正解です。

窓の外では、野鳥が風に押されて
横向きにスライドしてる。前に飛べないみたい・・


今日はひたすら寝まくってます
あー本当にしあわせ

アイスクリームめちゃ美味いです。全部ハーゲンダッツみたいです。

しげはちょっと風邪気味でしんどそう
よく休んで体調を戻してほしいです


明日からはまた丘陵地帯です!
そして間もなくウラル山脈が始まります!!
どんな景色が見れるのかすごく楽しみです。




42日目 (2019年6月6日)
チェリャビンスク → カフェ クルイスエダ 
51km・上り250m
ウラル山脈入り口到着 第4区間の終了


今日はウラル山脈への距離調整のため短めの51km先のホテルを目指す予定
そのため朝はゆっくり朝4時起床 朝食
5時、出発!
すでに周囲は明るい
夜中荒れてた風はおさまってる
一安心
カフェ
車もほとんど走ってないので快調に進みます


バイパス上の大事な分岐点 ウファへ向かいます
カフェ
ホテル

今日からまたアップダウン有です!燃えます!

初めて看板にモスクワという文字が出ましたーーー!!
ほんとうに近づいてきたんだなーと感動!
うれしくなる

街中からの道路と合流 バイパスはここまで。西を目指します
一気に車線も拡大
中央分離帯もあります!
これさえあれば、対向暴走車が関係なくなります!!
あー快適

周囲は白樺の木々が増え、緑がみずみずしい
植物も今まで見たことのないものがたくさん生えてる
今までの湿原地帯が終わり、完全に環境が変わったのがわかります。

ホテル
中央分離帯最高
アップダウンを繰り返します。
なんとSUBWAY出現!!
ガソリンスタンドに併設しています。
マガジンもめちゃめちゃ充実してます。
本当に都会を感じる・・

小さい虫除けスプレーがあったので購入!じゃーん!
てゆうかマダニ除けスプレーも並んで売っているのがロシアの凄さ。
毎日、蚊やアブに苦しめられてきました!これでやってやるー!
ところがウラル山脈から以西、
モスクワまでほとんど蚊もアブも出なくなってしまいました!
気候が違うのか、ほんとにこの先飛んでいません!
せっかくスプレー買ったのにー
完全にタイミングをミスりました。湿地帯に入る前に買っときゃよかった。涙



9時、51km目 カフェホテルに到着

カフェ「クルイス エダ」


バス付きダブル部屋2000r(4000円)、wifi無、洗濯120r(240円)
(スタッフのおばちゃんはめちゃめちゃ親切)
部屋は新しく非常に清潔で造りもしっかりしています

自転車は建物の柱に直接鍵でロックしました。

分離帯があるので国道をはさみ左右両方に同経営のカフェホテルがたっています。
ここは、ネットでの口コミ数と評価がロシア中でもダントツに高く、
一番人気とも言える道端カフェなんです!
実はめっちゃ楽しみにしてました。

でも見かけはふつう。笑
ドキドキしながら併設のカフェへ
すごい活気です!!狭い店内はすぐいっぱいに
お客さんが超多い!
トラックの運転手さん、学生や都会風の人。
カフェはストローバヤ式ですが、すごい量の料理が並んでいて
スタッフのお姉さん達は半分キレながら超機敏に動き回ってます。
こうゆう機敏に裁くロシア人もあまりみたことないので凄いです!
何とか注文しテーブルへ
サラダ・サリャンカ・牛肉の塊・米・パン・コーヒー
1人250r(500円)
ウラル山脈に備えていっぱい食べます 安くて美味しい

周囲のテーブルを見ると、みんな安いから暴走気味に食べてる 笑

この後、モスクワに近づくにつれてわかったのですが
モスクワ周辺のカフェは、値段が高く、量も少なく、味も美味しくないお店が多いです。
そんな都会の人が、このカフェに寄ると
半額ほどで美味しい手作り料理が食べれるのでびっくりすると思います。
それがこのカフェが高い評価を受ける理由なんじゃないかなと思います。
ロシアの人は見かけよりも中身の質を評価するのかなと感じます。

今日で第4区間が終了します。スタートから約3550km来ました!
ロシアの地図を見て
ほんとにこんなに走ったの?と自分でもびっくりです。
ここまで、かなり順調なペースで前進できていると思います。

ここで第3区間、第4区間と続いたアップダウンがない大湿原地帯は終了します。
地平線まで見えそうなだだっ広い沼地、たくさんの水辺の生き物、蚊の大群、
毎日必ず吹く台風並みの強風、すぐ南のカザフスタンの気配など・・
どれもこの区間でしか体験できない貴重な環境でした。

明日からはいよいよウラル山脈突入です!
久しぶりの激しいアップダウンに耐えれるのかな 笑
がんばるぞー

ホテルの窓からシリーズ