■なぜ外国か?
高校の時、世界地図を見るのが好きでした。
世界地図を見ていると、
地球の地の果てと思えるような所にも人が住んでいる印が付います。
そんな地の果てに見える所には、
どんな人が居て、どんな生活しているのか、毎日どんなことを考えているのか。
自分の目で見に行ってみたい、そう思ったのが、外国に行きたいと思い始めた最初です。
私達は2人とも大阪生まれの大阪育ちです。
大きい意味で見て世界の中で日本は非常な都会です。
自分が生まれ育った非常な都会の、反対の世界を見てみたい。
そうゆう思いがとても強くありました。
その反対の世界の持つ良さを知ることで、都会の持つ悪さがわかるのではと思うし、
反対の世界の持つ悪さを知ることで、都会の持つ良さがわかるのではないでしょうか。
日本にいる限り永久にも続きそうな人間関係や時間を
外国に少し長く行くことで、
一度大きい空白時間をおいて見ることができるようになります。
世界の広がりを知ることで
生涯にわたって自分の後ろにその広い世界があり続けてくれます。
■仕事と旅
生きているうちに自分の夢の実現に、生涯どのくらいの時間をさくことができるのかと考えることがあります。
例えば日曜日が休みだとすると、
週7日のうち6日は仕事や学校などで純粋な自分の時間ではありません。
人生70年だとすると、そのうちの60年は、純粋な自分の時間ではありません。
ただほんとうにやりがいのある楽しい仕事につけた人はそうではないです。
私達は結婚する前は2人とも外国をうろうろ旅行していたのですが、
旅行先で知り合い結婚しました。
結婚の時に、子供はつくらず、
10年おもいっきり働いて貯めて、その後10年旅行しようと決め計画をたてました。
それがうまくいけば人生7分の1休みではなくなって、
人生半分休みになりそうですよね。
結局、結婚後、7年間それぞれ働いて2人で1500万円貯金でき、
家も小さい中古ですが購入できました。
目標金額に達したので7年で仕事をやめ、旅を始めることにしました。
計算上は5年~は旅行を続けることができそうです。
お金が少なくなってきたらまた10年働いて、
第2ラウンド行くかどうかはお楽しみです。
「豊かな青春、惨めな老後」とゆうバックパッカーの標語?があります。
色々考えるきっかけをくれる標語だと思いませんか!?
■アウトドアについて
しげも私もアウトドアが大好きです。
知り合う前からそれぞれ山登りやテント泊や自転車旅行が大好きでした。
しげは若い頃チベットに何年か行っていた時の体験からです。
草原の遊牧民のチベット人。
電気も水道もない草原地帯で何百年と変わらない暮らしをしている人達が今もいます。
そのチベットの人達は春、草原の花が咲き美しい小川が流れる季節になると
みなテントや絨毯や食べ物を持って草原に行って寝泊りして遊びます。
お弁当を食べたり、綺麗な小川で水遊びをしたり、きのこ探しをしたり。
日常の生活自体がアウトドアのような遊牧の暮らしをしているのに、
生まれた時から大自然に囲まれて生活しているのに、
それでも、美しい花や小川を見るといてもたってもいられなくなって草原に出てゆくそうです。
特に都会で生まれ育っていなくても人間には最初から自然の中ですごしたい美しい自然を見てみたいとゆう欲求があるのだと思います。
それは今回ロシアに行っても同じ思いを持ちました。
寒い夜、テントの中で暖かい寝袋に入って、大きい空を感じている時、
夕日を見ながら草原でガスストーブで作ったラーメンを食べている時、
すごく幸せだなと思います。