ベロゴルスク~エロフェイ・パヴロヴィチ

23日目 (2018年5月22日)
ベロゴルスク → ツィオルコフスキー
126km・上り360m
宇宙都市




今日から第3区間が始まります。
ここ、ベロゴロスクの街から山岳地帯の街エロフェイまでです。
ベロゴルスク ~ エロフェイ
距離700km  上り合計4000mです。

第3区間のコースの特徴は、連続する丘陵と終盤の山岳地帯です。



今日は126km先のホテルを目指す予定
いつもの走行距離より長いので、早めの4時起床です!
部屋でパンとコーヒーの簡単な朝食をすませて、
5時半、出発!



街中から15kmもある国道への合流ポイントに向かって走っていると、
道の右側に何か見えたので林の中をふと見る・・
と、ん?
日本語?
お墓!?


近くに寄ってみると、
この近くの村に第二次大戦後シベリアで抑留され亡くなった日本の方たちの慰霊碑
と記されていました。

この旅では通過したいくつかの村で日本人のお墓に出会いました。
多くが驚くほどの田舎の村の道端にひっそりと残されていました。
今通っているこの道も全く主要な道ではなく抜け道のような道路です。
そこで偶然目にはいったことに非常におどろきました。
歴史の知識としては知っていましたが、この旅で実際見たり、
ロシア人から話を聞いたりして非常に身近に感じられました。
亡くなった人を思い、お参りに来たくても来れない遺族の方のことを思いました。

手を合わせて再出発。

ようやく国道です。ここを左。チタ方面を目指します。
国道と合流地点のカフェ
ガソリンスタンド

カフェ
休憩もとりながら、ひたすら走ります。
まだ早い時間だからか、車も少ない。
快適に進みます。

気温がどんどん上がってます。

カフェ
カフェ
ガソスタ
カフェホテル
追い風でめっちゃ進みます
ひたすら距離をかせいだので、
カフェでお昼休憩です。
ラグマン
1人120r(240円)
肉のうまみがでたうどんとゆう感じでおいしい!!


今日はかなり強い追い風で背中をぐいぐい押されている感じです
そのおかげでアップダウンもほとんど気になりません
しかし、あまりに強すぎる風が砂埃を巻き上げて全身砂まみれに。
そして乾燥がヒドイ!唇や肌がががっさがさに・・



あまりに砂埃がひどいので
バラクラバとサングラスをつけて走ります。

カフェ
カフェ

いよいよ宇宙都市に近づいてきました!
眼前の交差点の右手に街があるのです!

なんかどきどきするなー
想像だけがめちゃくちゃ膨らむ 笑


じゃーん!
これが国道から見た「宇宙都市ツィオルコフスキー」の入り口です。

この街は人工衛星打ち上げの基地があるため閉鎖都市となっていて、
住人でさえ検問を通らないと出入りできないそうです。

街に入らなくてもいいように、国道沿いのホテルを予約していたのでそこへ向かいます。

ところが、なんとホテルが無いではないですか!!
ホテルのあるはずの場所は森!
あたりをいったりきたりしてホテルを探しますがどうみても
建物があった形跡もない!

近くにカフェがあったのでスマホを見せて「このホテルはどこか?」と聞くと
なんと宇宙都市の中だと言うではないですか!!!

ネットの地図が間違っていたのか、、、、
どうしようか迷ったあげく、
ダメ元で、検問でホテルの予約とパスポートを見せたらもしかしたら入れてくれるんじゃないかと考え、
宇宙都市へ向かうことに・・





街の入り口あたりにあるガガーリンの前で一枚!


周囲の村とは別世界な近代的な建物が建ってます。
歩いている人もインテリそうな人がたくさん歩いています。


でも私達が入れるのはこ・こ・ま・で。
街は高い塀で囲まれていて、入り口には検問があります。

検問には、街に入りたい車が並んでいました。
私達が列に並んでいると、車やトラックの運転手が面白そうに声をかけてきます 笑
チャリダーは来ないよね。ココ。
どきどきしながら並んで、検問の美人女性警察官に事情を説明する。
けど、やはり中には入れないとのこと・・

そりゃそうですよねー。

塀の外側だともう少し先にホテルが一軒あるので行って見なさい、とのことなので
行ってみる。

ということで来て見ると、何だかすごげなホテルです。中身もピカピカです。


が、部屋は満室。
とりあえず昨日とってる宇宙都市内のホテルの予約をキャンセルしないとやばいので
フロントにお願いしてwifiを使わせてもらい、無事にキャンセル成功。

お金を無駄にせずすみました。ふー


仕方ないので、街中のホテルは諦めて、
壁の外の売店で食料を買います。売店の看板も宇宙っぽい。


国道に戻り、近くのカフェホテルへ
グーグルマップではホテルが「閉業」になっていましたが、聞いてみると
泊まれるとのことでやっとこさ今晩の宿が決定!

結局予約に振り回されてしまって2時間ぐらいうろうろしてしまった。うぅっ。
でも宇宙都市ちょっと見れたからよかったかな?


14時 126km目 ホテルに到着
ホテル「メルクリ」



バス共同ツインで部屋1200r(2400円)wifiなし
(オーナーのおばちゃんはすごく優しい人でした)



カプセル式シャワーブースは、中に入るとカプセル全体がガタガタ揺れるので
自分の体重でバランスの調整が必要 笑

しかもシャワーは水圧が低くほとんどお湯がでない。もちろん、トイレも汚いね・・


けど、自転車はカフェのテラスの屋根の下に入れさせてもらえたので、安心。

1階のカフェでごはん

ボルシ・プロフ・グリャーシュ(肉いりシチュー)・ごはん
1人200r(400円)


カフェの壁にはプーチン大統領がこのカフェに来た写真が!!
シベリアをかわいい乗用車で横断した時かな?



今日は、朝5時半に出発してから、ほぼ9時間、
大きな休憩をとらない1日でした。
126km走ったうえに宇宙都市の外でうろうろしたので本当に疲れました。
全身が重く、足もだるさを感じます。
それに気温が高かったので熱中症気味。

2人とも暑さに弱いので、この暑さを乗り越えられるかが旅が成功する鍵のひとつかな
と思います。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

24日目 (2018年5月23日)
ツィオルコフスキー → シマノフスク
50km・上り310m
ドイツの猛者あらわる


昨日がんばって走ったので、今日はサービスデーです。

50km先のホテルを目指すので遅めの9時前出発!
少し昨日の疲れが体に残ってます。


ゆるやかな上りです。
今日は大まかな上りが数回なのでラクに感じます。

ガソスタ

昨日の暑さはどこにいったのか、今日は日中も寒いくらいです。
毎日こんな気温だと快適にたくさん走れるのにな


道を走っている車はほとんどがトラックです。



ガソスタ

距離が短いので、気持ちに余裕があります。
目的地のシマノフスクに入る前に国道沿いのカフェでごはんです。

ラグマン
1人150r(300円)


美味しいご飯に満足。
と、ここで素敵な出会いが!



外に出ると、

店のまん前に自転車が見えます。

え?自分の自転車あんなとこに停めたっけ?と一瞬考える。
よくみると荷物が全然ちがう!
自分の自転車じゃないな・・・



ええ!チャリダーがいるのか!?
と思ってあたりを探すと、
テラスでごはんを食べている男性がいたので話しかける。


ドイツ出身のヴォルフガング。
ドイツからシベリア鉄道を使って、ここの少し北まで移動してきたらしい。
そこから自転車で走り始めて今日で8日目。
ここからウラジオストク→中国→カザフスタン→ウクライナ→ドイツ
と周る予定らしいです。
ロシア国内は、私達と逆ルートですね


自転車を見せてもらうと、
かなり手作り感満載の装備が!!
フロントにはめちゃ重そうなラジカセ!サドルは毛皮が付いています。
大のお気に入りらしいです。
私はこういうめちゃくちゃな人が大好き!


ずっとチャリダーに会いたいなと思っていたけど、
ロシアではまだ1人も出会えてなかったので会えてほんとに嬉しいです。


お互いの旅の成功を祈って別れます。
すごい元気がでました。私もがんばろう!


国道からそれてシマノフスクの街に向かいます。
国道から街まで6kmあります。少し遠いなあ




おうちがかわいいですね。


この街は、私達の日本出発前にニュースで見た森林火災の中心地。
だから街や国道沿いのカフェがどうなっているか心配な地域でした。


来て見ると、街の中心部で一区画燃えたしまっていたり、
周辺に野焼きの跡がありましたが、現在は大丈夫な様子です。


人口は多いはずなのに歩いている人も少なく、活気が少ない街です。
ホテルはわかりにくい場所にあり、少し迷いました。


13時 50km目 ホテルに到着


ホテル「タエジュナヤ」
バス共同ツインで部屋2000r(4000円)wifiあり
(笑顔が少ないソ連風おばちゃんが受付です)

ソ連風ホテルですが部屋やシャワーは改装して間もないようで、とても清潔でした。
自転車はホテル内にいれてくれました。



ホテルの近くのスーパーに食事と行動食の買出しへ


周辺で食堂が見あたらないので夕食はカップメンと魚の缶詰です。



ロシアを旅していて感じることですが、
できるだけお金は小額紙幣をもっていったほうがいいと思います。
今日のホテルもそうですが、
5000ルーブル札は断られることが多いと思います。
例えば、
お会計が3000ルーブルの場合でも5000ルーブル札を出すと嫌がられ、
「1000ルーブルを出して」と言われます 笑
私達は事前にウワサは聞いていたので、両替で1000ルーブル札や500ルーブル札に交換してもらって多めにもっていました。



今日は、
待ちに待ったチャリダー第1号に会えてうれしい1日でした。
夜、ベッドに入っても「ヴォルフガングは今晩はどこで寝てるかな?」「無事かな?」
と考えてしまいます。
お互いそれぞれの目標を達成できたらいいなーと思いながら眠りにつきました。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


25日目 (2018年5月24日)
シマノフスク → カフェホテル「フトルク」
102km・上り230m
ひさびさの丸1日平坦



疲れてるので今日は休息日にしたいけど、予報では明日が雨。
そのため今日は前進することにします。

今日は102km先のホテルまで走る予定
朝6時、出発!

昨日と同じで今日も全く気温が上がらず寒いです。
長袖Tシャツの上にダウンとカッパを着て、指先も冷えるので軍手をして走ります。


今日の走行予定区間の、食料が補給できる存在が確認できているカフェは、
1軒だけです。
そのため、多めに飲み物を持って走っています。


だけどあまりに気温が低いので、2人とも予想より飲む量が少ない。
なかなか飲み物が減らないので荷物は重いまんまです。


国道横の土管の上で昼?ごはん


パンと魚の缶詰(トマト味で美味しい)



お腹が満たされたので再出発!
 

走っていると、
私達を追い抜く車がスピードを落として話しかけてきます。

私達が日本人とわかると、
「日本のセルシオ最高----!!!」
と叫んで追い抜いて行きました。

酔っ払ってテンションの高いロシア人のお兄さん達でした 笑





今日は
アップダウンが少ないのでコース的にはラクなはずだけど、
すごく風が強いです。

雨とともに真横から風が吹いてくる。
んー 負けないぞー 


アスファルトを舗装しなおす工事のため道が悪い所もあります。


ここでちょっと走行中の休憩ポイント紹介!

国道の下を川が流れている場合、だいたい橋の横に下に降りる階段も作られています。
橋の下は影ができて気温が低いのですごく涼しいです。

橋の下は貴重な日除けポイントとしてよく休憩に利用しています。
日除けには、①土管 ②橋の下 が便利です。
旅の最後まで貴重な休憩ポイントとしてよく利用しました。
ありがとう!橋の下!


今日は貴重な風除けポイントとして利用します。あー安心。風がないだけで体が
ラクになります。しばし休憩。


再出発。
横風に耐え、もくもくと走る。
今日は走ってる車もめちゃくちゃ少ないです。


おぉー
ガソリンスタンドが見えました。久しぶりの人工物でちょっと感動。
この奥がカフェホテルです。


14時 102km目 カフェホテルに到着


カフェ「フトルク」

バス共同3人部屋で2000r(4000円) wifiなし、カフェは24時間open
(3人部屋を2人で使わせてもらいました。
 オーナーは笑わないけど親切なおばちゃんです)

マガジンあり。
カフェの隣は有料トイレと有料シャワーです。

ホテルは別棟で塀に囲まれています。
自転車は玄関の軒下に入れてもらいました。



新しくて清潔なトイレとシャワー


今日も明日もガソリンスタンドやカフェやホテルが少ない区間なので
ここだけが別世界のように、車やトラックで賑わっています。

私達も朝出発してから
人や車、お店などを見ていなかったのでなんだかほっとします。

ここにもプーチン大統領あらわる!
すごいフットワークです。


このホテルは人気で16時には満室になりました。
大抵、国道沿いのホテルにお客さんが到着するのは21時頃が多いので
この早い時間に満室になるのはすごく珍しいです。



素晴らしいカフェでごはん
ボルシ・グヤーシュ(肉入りシチュー)・ごはん・サラダ
1人350r(700円)


なんと隣の部屋のロシア人のお兄さんがサラダをおごってくれました。
ありがとう!


ホテルのオーナーが他の宿泊客(もちろんロシア人)に
「日本人のチャリダーカップルが泊まっている」
「ウラジオストクからイルクーツクまで行くらしい」
と話しているようで私達にかなりの視線が集まってます 笑

他にも、
私がカフェの駐車場を1人で歩いていると
運転手が目がテンになったトラック同士がぶつかりそうになってました・・
アジア人の女性はこの地域では珍しいようですね 笑



何だか面白い雰囲気ですが、
ホテルはすごく快適なのでゆっくり休めそうです。

それにカフェの活気がすごい!!
たくさんのおばちゃんが厨房で働いていてどんどん料理ができあがります。
見ているだけで楽しい、味も美味しいです。
お客さんもロシアの色んな場所から集まっているようで、うまく言葉が通じてない人や
全く服装が違う人たちもいて見ていて飽きない場所です。


明日は、雨と強風向かい風の予報のため休息日とします。
いっぱい寝る予定。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


26日目 (2018年5月25日)
カフェホテル「フトルク」で休息日
ガソリンがほしい




朝から気温が低くて1日中雨です。

今日はせっかくなので自転車の掃除をじっくりしたいと思います。
だいたい4~5日に一回掃除しています。
チェーン掃除用のガソリンがほしいので、
ホテルの横のガソリンスタンドにいってきます!
初めてなのでどきどき

今回は、
給油中の車にお願いしてお金を渡して、口の大きいペットボトルに容れてもらうという
作戦でいきたいと思います。
(ロシアのガソスタでは金属の容器を持ってないとガソリンを売ってくれないことが多いけです。でも私達は荷物になるので、金属のガソリン容器を持ってきていません。)


なかなか車がやって来ないので、しばし待ちます。

やっと来た!と話しかけ、給油中のロシア人にお願いしてみるけど、
「街から離れた辺鄙なところにいきなりあらわれたアジア顔の女子」
にびっくりしたようでかなり警戒され断られる。
そうですよねー怪しいよねー


2台目も断られる。


なるだけ優しそうな人を選んでお願いするけど、
ロシアの人は見た目が怖い人が多いので(ごめんなさい!)選ぶのが難しい。

めげずに、3台目に挑戦!
成功!

喜んで雨の中、ペットボトルのガソリンを持って帰ります。


やっとこさ自転車の掃除です!
チェーンはピカピカ。パーツの汚れもなくなりました。
満足、満足


各部も点検!
なんと、キャリアと車体を留めているメインのネジが緩んでいました。
確認してよかった・・
振動で緩むんだろうな。
気づいてよかったけど、明日からマメに見ておこうと思います。


今日はゆっくりできたので、かなり疲れが回復しました。
明日からまたがんばるぞ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

27日目 (2018年5月26日)
ホテル「フトルク」 → ホテル「777」
142km・上り600m
韓国の猛者あらわる


朝4時半、ホテルのカフェで朝食
トラック運転手向けに早朝でも営業しているので助かります。

今晩は70kmぐらい先でテント泊の予定です。
食料が手に入るカフェは途中1軒のみ。
そのカフェがやってなかった場合、食料がやばいので
ここのカフェで翌朝までの水・食料を全て買ってもっていくことにします。

5時半出発!快晴

朝は気温が低く、風が冷たいです。自転車用の指なしグローブだけでは
手がかじかむくらいです。
この地域は平均で標高300mぐらいあるので気温が低く感じられます。


今日もアップダウンの連続です。
旅の始めにくらべるとだいぶ慣れてきました。


10時 無風なのであっさりと70km走ってしまい、
今日の目的地のテント予定地らへんに到着。

うーん、時間がちょっと早すぎるなあ


まだまだ2人とも体力的に余裕があります。
ということで更に70km先のホテルまでいってしまえ!
とゆうことで出発!


昨日の休息日で疲れをとったのが大きいらしく
今日はすごく体がラクです。
どんどん進む




めっちゃ上ってる。
でも、誰にも邪魔されないこんなに快適な上り坂を走れて幸せも感じる。

カフェ

景色が綺麗です。水が透き通っています






気温が上がってきました。じりじりと肌が焼かれています。暑い!
河辺に降りて、ランチ休憩です。




魚の缶詰とパンです
腹ごしらえもできたので更に進みます!


ガソリンスタンドで買い物



走っていると
国道の休憩スペースで
バイクの旅行者が止まっていました。
近づいて話しかけると、


韓国のイ・ハンソル
ウラジオストク→イルクーツク→モンゴル→中央アジア→ヨーロッパ→アフリカ
と1年かけてまわるそうです。
1日300~400km進むそうです。

バイクから見ると私達のスピードは「スローモーションに見える」と言われました 笑
本当にそうですね!


すごい荷物。


旅の仲間に出会えてうれしいです!
お互い最後まで無事に旅を続けられますように!無事をいのって別れます。
気をつけてねー!




今日は快晴の土曜日。
すれ違う車が応援のクラクションをたくさん鳴らしてくれます。
みんなご機嫌です。


さぁあともう少し!
アップダウンが激しくなってきました。暑いよー


ひぃひぃいいながらようやく到着ー!
140kmは走ったよー!


16時半 142km目 カフェホテル「777」に到着

バス付きツインで部屋2000r(4000円)wifiなし

自転車は塀付き駐車場の中で、部屋の窓の横にとめました。

ホテルとカフェは別の建物になっています。
別棟で有料トイレと有料シャワーがあります。

カフェやホテルが少ないこの地域でこのカフェホテルは素晴らしい質を
誇っています。

価格と質の割合からみても間違いなくシベリアで1番です
今回の旅行で最も良いカフェホテルだったと思います。
スタッフも優しいです。
まさにオアシス

多くのライダーも立ち寄っていて口コミでも絶賛されています。

食堂です!


ラッソーリニク(スープ)・サラダ・キャベツと豚肉の煮込み・ごはん・コーヒー
1人215r(430円)安くて美味しい!


140km走ったのでごほうびにデザート!
スィールニキ(あったかいチーズケーキ)

クリームをつけて食べます。うますぎます
これが大好きなんです

カフェの美味しい料理と厨房の優しいおばちゃん達のおかげで
疲れがぬけていきます。



ずっといたい・・  



日本にいる時の勝手な想像では、都会から離れると食事がどんどん
質素になっていき、パンとスープだけになるかな と思っていましたが
実際は反対で田舎に行けば行くほど美味しくなってます。
肉とかもどんどん量が増えてきます。



今日は2日分の予定の距離をいっきに走りました!
暑い中よくがんばりました!ちょっと熱中症気味だけどね。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

28日目 (2018年5月27日)
カフェ セブン → 72km先でテント泊 
72km・上り540m
3回目のテント泊


昨日よく走ったし、ホテルも最高なのでもう1泊したい気持ちがムクムク。
でも後半の旅程に余裕がなくなってもやばいので先に進むことにします。
今日は72km先でテント泊の予定。

でもいままでの経験で、
晴れの日は早い時間にテント地についても暑すぎて休めません。
テントの外も蚊だらけで刺されまくるので休めない。
とゆうことで日暮れの直前にテント地に到着するよう出発時間をあわせます。

そのためお昼に出発することに決定!
日暮前から急激に気温が下がるし、蚊も日暮れでいなくなります。







カフェで昼ごはんを食べて出発することに。
ここのカフェはほんまに価値あります。

ラッソーリニク(スープ)・サラダ・ナスと豚肉の煮込み・ごはん・コーヒー・
1人235r(460円)
うーん、今日も美味しい

今日も目的地までガソリンスタンドしかなく食料を買えるかわからないので、併設のマガジンで行動食と水分を買います。


12時、めちゃめちゃ名残惜しいけど 出発!
 

と、自転車にやばげな蜘蛛がいる!
かっこいいので写真とります。



いつもと違い最初から太陽の位置が高い!いきなり暑いです!!
そしてホテルの目の前から上り坂です。


暑すぎて速度が出ない・・つらい
1時間ぐらいで土管に逃げ込み休憩
ふー涼しい


この後も屋根のあるバス停、橋の下、で休みながらゆっくり進みます。


今日は標高300~600mのあいだをいったりきたり
登山などの感覚で、標高が高いから涼しくなると思っていたら大間違いでした。
第4区間では標高が1000mを超えますが、
感覚的にはどんどん暑くなっているように感じられました。
夜は寒いんですけどね。

空が近くなるから直射日光が強くなるのでしょうか?
標高3500mを超えるチベットでも暑かったもんなあ。





テント予定地周辺には2軒ガソリンスタンドがありました。
食料も水も売っていたので
ここで今から明日の昼くらいまでの水分を買います。
明日も目的地までカフェやマガジンが少ない区間です。


カフェで夕食 この時点で相当疲労こんぱい 
暑さのためでしょうか



豚肉とにんじんの煮込み・ごはん・コーヒー
1人260r(520円)

このカフェはかなりやる気が感じられないカフェでした。
「北斗の拳」なみに雰囲気が殺伐としてる・・
周囲も人の気配をあまり感じません。

味は美味しいし、カフェのお姉さんは優しかったんですけどね。



ごはんがすんだら、テント適地を探しにかかります。


いつもはテント適地を捜すのに時間がかかる場合が多いですが、
嬉しいことに、すぐに良い場所を発見!


国道から森の中に入った丘の上に松林の平地がありました。
まさにテントを張って!といわれているような場所です。
前に何組かテントを張っていた跡もあります。




18時半 72km目 テント地到着。
お湯をわかして体を拭きます。あーさっぱり。
早くテントの中で横になりたいけど、まだまだ陽が高く、暑すぎて入れません。
外で涼みます。

20時 
日が落ちて、涼しくなってきたので、テントの中に入って休みます。


テント適地に関してですが、
シベリアの森は、白樺がほとんどでしたが、ときどき松の林があります。
2つを比べると白樺の森より、松の森のほうが蚊などの虫が圧倒的に少ないです。
白樺は足元が腰ぐらいまでの高さの雑草がぼうぼう生えていますが、
松は松の茶色い枯葉?が地面に重なって雑草が生えていないです。
その上にテントを張るとふわふわで快適ですし、
雨が降ってもテントの底がドロドロにならない などいいことずくめです。
だからテント泊の予定の日はできるだけ松の林を探しながら走っていました。


とゆうことで、
ロシアでテントを張る場所を探す時の私達のポイントを整理すると


1. 人目がない       
(村から離れている事。トラックの休憩ポイントは×)

2. 松林        
(虫が少ない)(草原は×。木陰がないと暑すぎる)

3. 国道から少し離れている 
(夜もトラックの音がうるさくて目が覚める)


ただ1に関しては
逆に人目に守ってもらうのために
ガソリンスタンドやカフェにお願いして敷地内に張らせてもらうのも有りです。


まとめるとテント適地は  【村から遠い松林の奥】  がベストですね!


ロシアでは3回目のテント泊。
建物の中で眠るよりテントで寝るほうが良く眠れます。
毎回ぐっすりです。おやすみなさい。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


29日目 (2018年5月28日)
テント地 → スコボロジノ  
88km・上り560m
世界で最も寒い地域への交差点



日中の暑い時間に少しでも走る時間を減らしたい!とのことで
朝、4時すぎ起床。


パンと魚の缶詰で朝ごはんです。
この旅で本当に持ってきて正解だったアイテムの1つはこれ!


米軍で使われている?もので、長さ1.5cmで5gの缶切りです
こんなに小さいけれど頑丈で、バッチリ缶は切れるし軽いしゆうことなし、です。


朝は気温が低いので虫も全くいません。いつもこおだといいのにな


気合をいれて、5時過ぎ出発!
今日は88km先のホテルを目指す予定です。

実は今日はすごく楽しみな場所を通過するのです。めっちゃわくわくしてる!
でもそれは後のおたのしみー。


ゆるやかな上りです。
走っている車も少なくて快調に進みます。


草原のボコボコに白い花が咲いています。きれい!


気温が上がってきたので休憩はやっぱり土管の中でです。
今日は珍しく直径2mくらいある大きな土管です。超涼しくて快適。





この黄色い看板は「工事区間はじまりのお知らせ」です。
この看板だと、ここから12km先まで工事区間という内容です
国道の工事区間の手前には、必ずこの「お知らせ」が設置されていて
「工事期間」「工事区間の距離数」が書かれています。
全行程中かなりの数の工事区間があり、
この看板が見える度に、「悪い道が始めるんだな。がんばらなきゃ!」
と心の準備ができましたし、逆にへこむ時もありました。


右側の建物は警察のチェックポストです。
なぜこんなところにチェックポストがあるかというと、


実はここから数キロ先に大交差点があります。
シベリアを走る上で非常に重要な交差点で、
イルクーツクに向かう国道と
北のヤクーツクやマガダンに向かう国道が交わっている場所です。
ヤクーツクは冬はマイナス60度を下回るほどの寒さで有名な地域です。

この交差点は日本にいるときから、私達はめちゃめちゃ楽しみにしてました。
どきどきします。

チェックポストは交差点を行き来しているトラックをチェックしているようです。

私たちは声をかけられることもなくスルー


もう少し進むと、ガソリンスタンド併設の大きなカフェホテルへ到着


お昼休憩です。


ボルシ・グヤーシュ・ごはん・サラダ
1人300r(600円)


大交差点から東に進むには必ずこのカフェホテルを通過するので、
お客さんも色んな人達がいます。
パッと見ですがアジア系、中東系、私にはわからない系?
など交じり合っていて、色んな言語が飛び交っています。
ロシア語を話せない人もたくさんいます。
みんなお互いが何者かわからないので、お互いに興味しんしんでうかがってる感じです。
さすが、シベリアの大交差点です。



でたー!
ついに交差点に到着!

大きい!!


ヤクーツク 右 1056km!!
マガダン 右 3177km!!
ヨーロッパから来るチャリダーはこのオホーツク海に面したマガダンまで走って、
ユーラシア横断とする人も多いようです。
いつかチャレンジしてみたいルートでもあります。

北へ思いを馳せて大交差点を通過


最近工事が終わったようで交差点はピカピカです。

今日の目的の街スコボロジノは、まもなく始まるこの旅で一番の最難関山岳地帯の入り口にあたる最後の大きい街です。
スーパーなどで豊富な物資を買えるのはこの街で最後かもしれません。

決戦前の休息と豊富な物資を求めて、街へ入るため国道をそれます。


街への道に入るとすぐに路面がガッタガタで穴ボコだらけです


すでに暑くてフラフラです。
街中は屋根がなく、休む場所がないのでツライです。



ではいつもの宿探し開始です!


1軒目
町外れの湖の目前のリゾート風カフェホテル
値段を聞くと高すぎ!

景色きれいなんですけどね

うーん残念、諦めて街の中心へ


街の中心の大通りは1本だけで、大きなスーパーも見当たらない
シンプルな街のようです。

2軒目
空いてました!
質の割りに値段が高い!
けど探し疲れたし暑くてこれ以上外にいたくない、ということで決定。
(振り返ってみて、この旅で1番値段が高いホテルでした)

14時 88km目 カフェホテルに到着
ホテル「コンプレクス」


バス共同ツインで部屋2800r(5600円)wifi有、電気ポットあり、洗面台あり
共同シャワーでこの値段はありえないよー!
(やさしいおばちゃんが受付のソ連風ホテル)


自転車は玄関の内扉の中にいれてくれました。


共同トイレとシャワーがちょっと汚ないかな



今日は楽しみにしていたマガダンへの大交差点を見ることができて嬉しかったです。
ロシアの無限の広さを感じられたと思います。
夢が膨らむー!





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


30日目 (2018年5月29日)
スコボロジノで休息日
最難関山岳地帯の入り口の街で休息





今スコボロジノです。
明日からロシア横断のルート上で一最難関の山岳地帯が始まります。
約600km続きます
なぜここが最難関かというと、


①アップダウンが最高にやばい

②マガジンやカフェが極端に少なくてやばい

③街があっても国道から遠くて高低差300mとかでやばい

④ネットの情報が少ない

⑤気温35℃とかで高すぎ


600kmの間に、上りの合計が6700mあるので、
毎日だいたい上りが1000m越えになります。

マガジンやカフェが極端に少ないので
水分や食料で荷物が重くなります。
雨や風がやばくてもトラブルがあってもアップダウンを乗り越えて
どうしても100km先のカフェまで進まないといけない、とかになります。
テント泊だと更に水分と食料で重量が増えます。


ロシア人の中にも、この区間を「最も文明から遠い地域」と言っている人もいました。



そのため、この最難関山岳地帯は最も私達の体力・気力が試される場所であるし、
この600kmを走りきることができれば、この旅は成功するといっても
いいくらいだと思っています!




少しでも荷物を軽くするため色々荷物を整理をします。
ゴールまでの距離を考えても、
もう使わないだろうなと思う予備の自転車のチューブ1本を置いていくことにしました。

スーパーへ明日からの食料の買い出しです








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


31日目 (2018年5月30日)
スコボロジノ → 94km先のテント地  
94km・上り810m
熱さ・昇り・水の不足 最難関山岳地帯突入



今スコボロジノです。
まず次に確実に水分・食料の補給がきくのは150km先のカフェホテルです。
途中はガソスタ1軒のみです。
ガソスタは何も売っていない時もあるので、補給のあてにはできません。
とゆうことで実質150km無補給になります。
150kmを1日で行ききれれば良いのですが
アップダウンが激しすぎて150kmは無理だと思うので、
100km目のガソスタ付近でテント泊にしようと思います。

そのため水2日分と食料を大量に買い込みました。重いです。

もし、水が切れてしまった場合は走っている車にお願いして
売ってもらう予定です。


.
ボダ(水)と大きい紙に書いて用意しました!
この紙と、空のペットボトルを掲げて水ヒッチです。
使わないでよいことを祈ります。



そして早い時間にテント地についても暑すぎて休めないので
お昼に出発することにします。


ホテルの食堂で出陣前の最後の腹ごしらえ
ボルシ・グリャーシュ・ごはん・コーヒー
1人235r(470円)


山岳地帯突入!
絶対に負けないぞ!

気合をいれて12時出発!
100km先でのテント泊を目指します。
外は地獄の暑さ!
ホテルから一歩外に出るだけで、太陽が肌をさしてきます。



まずスコボロジノの街から横断道路に向かいます。
舗装されていると予想している道で向かいます。


しかーし!
これが失敗。未舗装のめちゃくちゃなでこぼこ道です。


地面からの衝撃が大きいので自分の体への負担が大きいし、
スピードも舗装路の半分くらいしかでません。
9kmを1時間半もかかってしまいました。


国道に出た時点ですでにへとへと、暑すぎて木影で休憩です。
しかし国道は舗装されたばかりで素晴らしく走りやすいです。


いよいよ激しいアップダウンが始まります。


工事区間にさしかかると、こんなやばいとこを自転車でいくのか!と作業員さんたちが
応援してくれます。
応援してくれる方たちもやばい所だとわかっているので気合いれて応援してくれます!
ショベルカーもガチャガチャとショベルを振って応援してくれます!ありがとう!!


街を出てすぐの1軒目のカフェは
ネット情報どおりカフェは営業していません。
少し水分を買おうと併設のガソスタに入りますが、
水も食料も売ってません!
しかもお姉さんは最高に無愛想です。水なんて貰えそうな雰囲気ではありません。
残念。
諦めて前進です。


水は計算して明日の昼までの分持ってるので、たぶん足ります。きっと大丈夫・・


念のため水分を節約ぎみで走り続けます。
でも熱中症になってもやばいし。


暑すぎるので時々、土管で休憩します。
土管は20分に1回ぐらいはあるのでいつでも入れます。


暑さで放心中のしげさん


景色はきれいです。





ここまでで出発から90km目ぐらい。暑さでへろへろになりながら
今日のテント予定地付近のガソリンスタンドに到着!
さっそく売店へ。

なんと水は売り切れ!
ジュース数本のみ売っている。よかった!
食料はチョコレート数本のみ売っている。
他のお客さんには悪いけど、全商品を買占め気味で購入。

補給場所がもうないのでどうしても水分の予備が必要なんです!
500mlのペットボトルが280円とかすさまじい。僻地料金のためか街の2倍以上です・・
ガソスタのおばちゃんはめっちゃ優しかったです。

手に入れた冷たいジュースを一気に飲み干します。生き返ります。

水分にゆとりができたので心にゆとりができました
安心しながらテント適地を探します。
自転車を停めて、国道横の空き地に入って探すけど、
なかなか良いところがありません。
 
じりじりと太陽が肌をさしてきます。


ガソスタから4km目でよさげな脇道を発見
国道からはガードレールで塞がっているので車が入ってこれないのが良いです。
道の一番奥は水溜りがあり、蚊がすごく多いので、その手前のスペースに決定!

19時 94km目 テント地到着


国道を走る車からは一瞬チラッと見えますが、安全と判断しました。


晩御飯はパンと魚の缶詰。

まだ日が高いので、蚊の襲撃がすごいです。 
体を守るため、バラクラバをかぶりカッパ上下を着込みます。

暑い・・・。汗だくです。けど、どうしようもない。
それでも眼や眉毛の露出しているところが刺されます。
蚊がとまらないように、体を動かし続けながら慌しい夕食です。

お願いだからどっかにいってー


21時ぐらいから日が沈み始め、空気が涼しくなってきました。
やっとテントに入って休めます。あー疲れたー


最難関区間初日は無事達成!!
明日もがんばるぞ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

32日目 (2018年5月31日)
テント地 → エロフェイ・パヴロヴィチ
57km・上り660m
最難関山岳地の輝くホテル


最難関山岳地帯2日目
明け方、何かきいたことのない大きい鳴き声が近くの森から聞こえます。
何かな・・・後日判明します


5時過ぎ起床。6時半出発です!
今日は57km先のカフェホテルまで走る予定。
57kmですが660mもアップダウンがあります。


いきなり200mほどの激しい上りです。
目的のカフェホテルまで食料の補給できる場所はないです。


昨日から、道路の工事区間が多くて地面がガタガタのところが多く
振動が大きいので疲れます。




景色はすごい綺麗です。




暑すぎるので橋の下で休憩。
雪が溶けずに残ってます。


日があたると35℃以上の気温ですが、
太陽があたらない場所はほんとうに涼しいです。


このあたりは道を走っている車がすごく少なく
朝から5台くらいしかすれ違っていません。
厳しい区間だけど、チャリダーとしては素晴らしい環境です。


激しい坂をいくつも越え、



12時前 57km目 ホテルに到着!!!
あぁ! 本当に輝いて見えます・・
山岳地帯の救世主です!
みてくださいこの文明的な外観!

カフェホテル「エロフェイ」

バス共同ツインで部屋1700r(3400円)wifiなし

マガジン併設
オーナーもスタッフもかなりニコニコしてます。
付近にカフェがない区間が続くのでかなりお客が多くて活気があります。

自転車は建物の外の柵に鍵でつなぎました。



別棟に有料トイレと有料シャワーがあり
宿泊客はシャワーだけここを利用します。
シャワー1回100r(200円)



早速部屋に荷物をおいて、1階のカフェでごはんです。
やっとあったかいものが食べられます!


ラッソーリニク(スープ)・サラダ・グリャーシュ・ごはん
1人425r(850円)

僻地料金のため値段が高い!
イルクーツクまでの行程を振り返ってみると、国道沿いのカフェの中では一番値段が高かったです。
が、食料を補給するお店がない区間でこれだけの質のカフェを経営して、
しかも美味しい!ので納得できる価格だと思いました。



広大なロシアでは有料?ヒッチハイクが当たり前の移動手段のようで
国道沿いや、街への分岐に人が立っていることが多いです。
車やトラックも結構すぐに停車してあげてます。
このホテルもちょうどいい中継地なのか、周囲にぽつぽつと人が立っていたり
ここまで乗せてきてもらっている人が多くみられました。




私達が自転車を掃除していると話しかけてきたのが、
英語がかなり流暢なカザフスタン出身のウラジミール


彼は東南アジアを自転車で旅行してたけど、途中で自転車が壊れたので
そこからはバックパッカーとして旅を続け、今は自分の国へ帰る途中とのことです。
ロシア国内はヒッチで移動し、このカフェに休憩で寄ったらしいです。
チャリダーの私達を見て思わず話かけてくれたそうです!
お互いの旅の成功を祈って別れました。



そしてもう一つ嬉しい出会いが、
トラック運転手のアレクサンドル

サンクトペテルブルクから荷物を運んで来たそうです。
ほとんどユーラシア横断ですね!
めちゃめちゃでかい自分のトラックにも招待してくれ、
「がんばって」とトゥションカ(肉煮込み缶詰)をくれました!
いっぱい応援もしてくれて、すごい嬉しかったです。元気がでました。ありがとう!


昼過ぎに部屋の窓から外を見ると、太陽が高いのになんだか暗いな と思っていたら
だんだん暴風が吹いてきて砂がザーザー空中を舞ってきました!砂嵐です!
太陽も砂で隠れてしまい、時間がわからない暗さに。


広い駐車場に竜巻がいくつも出現してます!なんだかすごいことに!
部屋の窓から2人で、ぼー然と見ていました。


外を走っているときやテント泊の時にこんなものに当たったら大変です!
やっぱりロシアの自然は厳しい




夜ごはん
ボルシ・人参サラダ・肝の炒め物・ごはん
1人225r(450円)


今日で第3区間が終わりました。
2人とも、ロシアの自転車旅のペースに慣れてきて、足の筋肉もついてきました。
自信も深まりました。
精神的には余裕があります。



明日はゆっくり休みたいと思います。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


33日目 (2018年6月1日)
エロフェイ・パヴロヴィチで休息日



明日からも続く山岳地帯は
自分達が試される厳しい区間です。
でも 必ず走りきって、この旅の目標のイルクーツクを目指したいと思います。

今日は自転車の掃除と、
日本から持ってきたブレーキシューの交換をしました。
てゆうか、ロシアの下り坂は直線が多くて、
日本みたいにグネグネしてないのでブレーキをほとんど使いません。
交換したブレーキシュー
全然、減ってないですがせっかく持ってきたし
荷物をへらしたいので交換しました。


日本車はまだここまでも運ばれてきています。

ごはんおいしいです

今日は明日に備えて十分に休息をとります。

絶対、超えたいと思います!!!