まずなぜ「ロシア・シベリア」をユーラシア大陸横断のルートとして選んだのかですが、
日本ではインターネットや本で調べてもロシア横断に関して情報が少ない事。
シベリアはアラスカと同緯度であることを思えば、
美しい森林、広大な草原、透きとおった河川、動物たち、
日本ではあまり紹介されることない素晴らしい自然が
シベリアには無限にひろがっているはずです。
そして日本の目の前にも関わらずあまり知られてない極東シベリアの文化や生活。
そういったロシア・シベリアを自分の足で走って、その自然やその文化を見てみたい、
そしてそれを紹介してみたいと考えました。
ロシアやシベリアといえば、「寒い・秘密が多い・ソ連時代」といった
イメージを私も含め思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、
最近は少しづつ国が開かれてきて状況が変わってきているように見えます。
例えば、少し前までは自由に個人で旅行をしようとすると、
旅行前に全ての旅程を申告して全てのホテルも予約しないとビザがおりませんでした。
しかし現在ではそのような面倒な手続きは必要なくなり、
簡単にビザがおり旅行がしやすくなりました。
「ロシアのまだ知られていない本当の良さを知りたい!」と強く思ったのがロシアを選んだ理由の一つです。
さらに数年前に、「シベリア横断道路」が完成したとゆうニュースを見たことも大きかったです。
ユーラシア大陸横断のルートとしては、計画時に、
中国から中央アジアを抜けトルコへ、とゆうルートも考えたのですが、
道中の各国のビザは、15日や、30日と短かく、
ビザに追われるような感じで進むように思えました。
いっぱいの国を見るより一つの国をゆっくり見るのが良いとおもっているので
ロシアのこの長い90日ビザは魅力に感じました。
いまはこのロシアを通ることに非常に気持ちの盛り上がりを感じています。
全体の計画図
2回に分割して、2018と2019年に分けることにしました。
ウラジオストクからモスクワまで9000km。
本当は1回で走り切りたいのですが
ビザ、気候などの問題から
悩みに悩んで2回に分割しました。
まず第1の問題は、ビザです。
最長で90日の物が取れます。
単純計算では1日100km進めば90日で9000kmですがそうはいきません。
休息日、病気、メカトラブル、アップダウンの激しさ、観光などを考慮すると
9000kmで140日はかかるように今までの経験から計算しました。
ビザは最長で90日。
ビザセンターに確認すると
90日が切れたら日本に戻ってきて、
また申請したらすぐ90日もらえるとのことです。
モンゴルやカザフスタンなどの第3国での90日ビザ取得も
調べた限りでは難しそうです。
もし180日ビザが取得できれば1回での横断も可能だと思います。
そして第2の問題は 雪 です。
気候データなどを見ていると
ロシア・シベリアは
4月末まで雪。
10月はじめから雪。
とゆう感じで、
雪のリスクなしで走れるのは、
5月頭~9月末です。150日間です。
4月、10月もいけそうですが、
標高1000m~1500mの峠も時々あるので
低地が大丈夫でも峠が雪で閉ざされてしまうこともリスクとしてあります。
横断計画 前半のルート分割図
全体を便宜上6つの区間に分割しました。第1区間 775km 登り4360m
第2区間 651km 登り3480m
第3区間 694km 登り3980m
第4区間 759km 登り8020m
第5区間 661km 登り4280m
第6区間 439km 登り3330m
全体合計 3892km 登り27280m
計画段階でのデータの比較や整理に役立ちました。
第1区間達成!!みたいにモチベーションの維持にも役にたったように思います。
どの区間も登りがかなりやばいですが
特に第4区間が飛びぬけてきついのがわかります。
泊る場所は、、
【基本ホテル泊、なければテント泊 景色の綺麗なとこはテント泊したい】
という感じで決めました。
テント泊はめっちゃ好きで日本では2か月全部テント泊とかでいくのですが
ロシアは治安の不安も大きいし
そもそもアップダウンが凄すぎて体力的に達成できるのかとゆう不安もあるので
体力温存のホテル泊で行きたいと思います。
ロシアルーブルが安くなっているのもホテル泊の後押しになります。
日記では
通過したルート上のカフェやホテルの写真を多く載せています。
実際に自転車でロシア横断を計画されている方は
事前に走行計画を練るときに使える情報だと思うので全て載せています。
実際に自転車旅は毎日どのような景色の場所を走るのかも知ってもらいたいので、
単調で似たような写真が多いですが走っている写真や風景を多く載せています。
毎日同じような景色が続きますが、実際現地で走っていたときは、全く飽きることはなく
楽しみながら走ることができました。
同じような写真が多く、ブログとしては面白くないと思いますが
1人でも多くの方にシベリアに出かけ、広大な自然や素晴らしい文化を実際に感じてもらえるきっかけになるページが作れたらなと思っています。