チタ → ホテル ザバイカリスキー
62km・上り270m
第5区間の始まりとブリヤートの人たち
今日から第5区間が始まります。
次の大都市のウラン・ウデまでです。
チタ ~ ウラン・ウデ
距離670km 上り合計4280mです。
第5区間の特徴としてはアップダウンのきつい丘陵地帯と
モンゴルにつながる美しい草原地帯です。
後半はモンゴル系のブリヤート人の多く住むブリヤート共和国に入ります。
朝、7時に出発する予定だったけど
自転車を置いている倉庫の鍵をもっているスタッフの出勤が遅くて出発できない・・うぅ
出勤を待って、10時半に出発!
今日は62km先のホテルを目指す予定。
チタの中心部を通って市街地を抜けます。
すでに気温が高くて、暑い!
都会なので郊外のように「土管」や「橋の下」などのちょうどいい休憩スポットが
ないので休みにくいです・・
交通量が多くて車の運転が荒い!危ない!郊外の何倍も注意が必要です。
歩行者や自転車より完全に車が優先です。
郊外ではみんなマナーいいのになあ。
市内はスポーツ自転車を趣味で乗っている人も見かけました。
中心部のレーニン広場
チタ中心部の教会
チタも市街地から外に抜ける道は複雑で
看板も無くわかりにくい・・
スマホの地図を駆使してなんとか抜け出しました。ふぅー
右手に大きな湖
街中を抜けてほっと一息と思いきや
道が古いためか道幅が狭く側道がほとんどないです。
交通量が多くてかなり危ないので慎重に前進です。
緊張が続きちょっと疲れ気味。
道は比較的アップダウンが少ないので体力的にはラクなんですけどね・・
雨が振ったり止んだりを繰り返しています。
時々、バス亭で休憩しながら雨を避けて、進みます。
周囲は草原地帯が続いています。
今まで通り過ぎてきた森林地帯にくらべ、土地が平坦なため
人間が暮らしやすいように見えます。
国道から近い村が多く、人口も多いようです。
牛や馬、羊の放牧もよくされています。
出ました!イルクーツクまで1000km!の看板です!
はじめてゴール地点のイルクーツクの地名が出ました。
あと1000kmこの道をまっすぐ行けばイルクーツクまでつくんです!
ここまで3000km走ってきたのだからきっといける!
ゴールの実感が見えてきます。
チタからイルクーツクへの国道はP258です。
道路脇のカフェに寄ってみると、モンゴル系のブリヤートの人が経営している
お店でした。
お客さんもブリヤートの人ばかりでした。
私達を見てブリヤートのおじいちゃんが握手を求めてきました。
「外見が似ているなあ」とジェスチャーしてくれます。
あまりにも似ているので、お互いに「本当に自分と同じ民族じゃないの??」と
不思議がってるのが伝わります 笑
ブリヤートの人達の温かさは、この後もずっと続きました。
私達もすごくこの地域が好きになったし、
走っている間ずーと安心感がありました。
もう少し進むことにします。
景色は非常に綺麗です。
15時半 62km目 カフェホテルに到着
ホテル「ザバイカリスキー・トランジット」
バス共同ツインで部屋1300r(2600円) wifiなし
(外国人ライダーがよく泊まるようで、スタッフは慣れていました)
(カフェは24時間営業です)
自転車は建物内にいれてくれました
トイレとシャワーは汚かったです。
周囲の村のイベントでよく使われるのかパーティ会場と
ゲーム機コーナーが併設されていました。
この日も夕方から夜中まで、パーティが続き
大盛り上がり。
みんなカラオケで踊りまくっていました。
カフェで食事
サラダ・サリャンカ・グリャーシュ・ごはん・コーヒー
1人260r(520円)
醤油と、チリソースです。
醤油けっこうメジャーなんですね。
食事後ホテルの外に出てみると、なんと!
駐車場であのロシア人親子チャリダーが休憩してるではないですか!!
再会を喜び合います。
自転車や装備をどんなものを使っているか情報交換。
彼らの自転車は中国製のマウンテンバイクだそうで
色んなパーツが壊れかけているそうです。
とくに前のサスペンジョンが壊れているのがやばそうでした。
上り坂で、かなり苦しそうにしているのを何度も見ました。
タイヤもパンクの連続らしくすごく大変そうです。
私達のタイヤを見て本当に羨ましそうでした。
(わたしたちは結局4000kmの間1度もパンクしませんでした)
この自転車で乗り切る彼らは本当に強いなと思います。
他のカフェで「自転車旅行がんばって」と
ブリヌイ(クレープ)を大量にプレゼントされたそうで
私にもわけてくれました。ありがとう!
彼らは今日はテント泊の予定なので、出発
していきました。
何とか目的地までゴールしてほしいです!
ロシアの人との会話についてですが、
ロシアでは、スマホの翻訳機能を最大限に利用してロシア語が話せない人と会話することが、日本よりかなり一般に浸透しているように思いました。
私もスマホを見せて自分の意思を伝えることが
すごく多かったです。
部屋の窓からの景色
ロシアでの英語の浸透率ですが、
田舎ではほとんど通じないと思ってもいいと思います。
学校で習っている若い世代でも、現役の学生以外は会話は難しい人が多いと思います。
会話のことですが
自転車で旅行している人を見たことが無い人も多いようで
こちらが何者なのかかわからないから警戒する、とゆう雰囲気が時々あります。
必ず最初に「日本人です」「自転車でモスクワに行きます」
と自己紹介してから会話すると良い雰囲気になるように感じました。
ロシアの人全般、日本人に対してのイメージはかなり良いみたいです。
チタを出発して1日目
この先のブリヤート共和国はどんな場所かな。すごく楽しみです。
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49日目 (2018年6月17日)
ホテル ザバイカリスキー → ホテル トランジット
66km・上り260m
草原を快走
昨日はホテルのパーティ会場が夜中まで盛り上がっていたので、
あまり眠れず寝不足気味です・・・
ホテルのカフェで朝ごはん
ボルシチ・目玉焼き・パン・コーヒー
1人165r(330円)
8時半、出発!
国道沿いにカフェ、マガジンが多く、食料が簡単に手に入るので
荷物が軽いのでラクです。
雲の動きが本当に良く見えるので、
雨雲がこちらに来るのも見えます。
おお!!また親子チャリダーに遭遇!
息子さんの自転車の調子が悪そうなので心配・・
広大な平たい緑の草原を見ると、人は安心するのかな
こんなにも自分が「草原が好き」なことにびっくりしています。
本当に気持ちがいいです。
でも、平らな地形なので、日除けに使っていた
「土管」や「橋の下」が少なくなったり、
ガードレールも少ないので、自転車を停めて
ゆっくり休憩するのが難しいです。
今日は韓国人のライダーの集団を多く見かけます。
バイクツアーで来ている人も多いようです。
ちょうどカフェがあったので雨宿りに逃げ込みます。
注文しようとメニューを見ると、
全て手書きでロシア語の筆記体です。うーん、筆記体のキリル文字が読めない・・
仕方なく、口頭であると思う料理を注文。
ボルシチ・グリャーシュ・ごはん・コーヒー
1人250r(500円)
大雨は30分で嘘のように通り過ぎました。
ギラギラと太陽が出てきました。
再度出発
ホテル「トランジット」
バス付きダブルで部屋1550r(3100円)wifi有 電気ポット有
(ホテルもカフェもスタッフは優しく、外国人にも慣れているようでした)
部屋が広く、自転車は自分の部屋にいれていいとのことなので
玄関にいれました。
玄関にいれました。
有料トイレと有料シャワーもあります。
草原の中に建っているカフェホテルですが、カフェもホテルもかなり
質が高いと思います。
ホテルの隣と国道の向かいにガソリンスタンドもあります。
夕方、またしても嵐のような大雨。
2時間ぐらいであっさりと晴れました。
虹が見えます。
こんなに素晴らしい草原地帯ですが、ここで終わりです。
明日の区間からまた、森林地帯を走ることになります。
明日の区間からまた、森林地帯を走ることになります。
部屋が値段の割に素晴らしいし、食事もおいしいし、
景色もきれいなので、
景色もきれいなので、
明日も休息して滞在することにします。
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50日目 (2018年6月18日)
ホテル トランジットで休息日
草原の中の平和な休日
ホテルの周囲は地平線まで何もない草原です。
本当に気持ちいいです。
今までにない開放感を感じます。
たまにホテルの駐車場に牛さんが入ってきて、自由に草原に
戻っていきます。
せっかくの休日なので、自転車の掃除をすることに。
チェーンの清掃にガソリンが欲しいので
空のペットボトルを持って、隣のガソリンスタンドに行きます。
今までの多くのガソリンスタンドがレジ係のおばちゃんがいるだけの
セルフ式のお店でしたが、
このお店は、珍しく給油係のおじさんがいるお店でした。
おじさんに「日本人です」「イルクーツクまで自転車で行きます」
「ガソリンがほしいです」というと、「よし」とゆうことで
こっそりとレジ係のおばちゃんに隠れてガソリンをいれてくれました。
こっそりとレジ係のおばちゃんに隠れてガソリンをいれてくれました。
(日本もそうですがロシアでも、ガソリンはペットボトルには売ってはだめなようです)
(レジのおばちゃんに直接ガソリンくださいと言うと、大抵断られます)
おじさんが「がんばってね」と応援してくれました。
ありがとう!
ホテルに帰ると、駐車場にきれいな日本車が3台
停まっています。
日本の中古車店のシールもそのまま張られていたので
日本の中古車店のシールもそのまま張られていたので
話しかけると、3人とも中古車運送屋さんでした。
ウラジオストクから日本の中古車を運転して運んでいる途中で
イルクーツクまで運んで売る予定とのこと。
このホテルには、シャワーを浴びに寄ったらしいです。
3人にバイカル湖をすごくおススメされました。
今までは最難関区間を走りきることに頭がいっぱいだったけど、
それを越えた今は、この旅の最終目的地のバイカル湖が
近づいてきました。
バイカルアザラシを見たい!
楽しみだなぁ!
カフェの食事
ブーズ(肉まん)・ラグマン
1人170r(340円)
食文化もブリヤートの影響が大きくて、メニューにブーズが
あるのが当たり前です。お客さんもよく食べています。
注文があってから作るブーズは蒸したてですごく美味しいですよ。
明日の区間が最後の草原の区間です。
すごく寂しいのでゆっくり走りたいな。
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51日目 (2018年6月19日)
ホテル トランジット → ホテル アレイ
106km・上り680m
イギリスの猛者あらわる
今日の区間は、お店がたくさんあるので食料は手に入る予定です。
しかし、事前のネットの情報では、途中にホテルがない!
そのため106km先のホテルを目指す予定です。
ホテルのカフェで朝食後、5時半出発!
まだ少し暗い。かなり気温が低いので
長袖Tシャツの上にダウンを着て、その上にカッパを着て
走り始めます。
背中から朝日が昇ってきました。
少し走ると広い草原の中のきれいな湖を発見!
こんな気持ちのいいところなのに、キャンプしないなんて
もったいないなーとずっと考えてました。
しかも、この湖はテント適地なんじゃないですか!
湖の周囲にぽつぽつと松の林があって国道からテントを隠してくれます。
しかもわりと近い距離にカフェが一軒あるので食料も補充できます。
テント適地!
テント適地!
この湖畔にテントを張って数日過ごすのも
わるくないんじゃないか、と考えます。
わるくないんじゃないか、と考えます。
しかし!
美しい景色とはうらはらに草原は日中はハエや蚊の大群の襲撃があります。
きっとテントの外では過ごせないはずです。
ところがテントの中も暑さで過ごせないはずです。
きっとテントの外では過ごせないはずです。
ところがテントの中も暑さで過ごせないはずです。
かなり迷ったけど、残念です。
草原地帯ですが、アップダウンが激しいです。
けっこうしんどい
空気中を綿毛が飛んでいます。
この草かな
周囲は草原の中、
ライダーと出会いました。
イギリス出身のローランド
マガダンまで行くのだそうです!
道は途中から未舗装なので、ひどいダートで有名ですが、
彼はそのダートへ挑戦することが好きなのだそう!
世界中を周ったかなり経験豊富なライダーです。
「この辺りは本当に景色が美しいね!」と言っていました。
「この辺りは本当に景色が美しいね!」と言っていました。
大きな湖のほとりの村で、遠くからでも
村の中心のきれいな教会が見えます。
村の中は全て土の道で、木造の素朴な家が
ガソリンスタンドや電柱がなければ中世の村のようです。
しばし、眺める
牛さんたちが水浴びしてます。かわいい。
みんな暑いよね
ついに周囲が草原から林になってしまいました!
林では走っている私達の周囲をアブがまとわりついてきて
刺そうとしてきます。。うーん、かなりうっとうしいです。
草原地帯ではいなかったのに・・
すでに草原が恋しい。
ホテル「アレイ」
トイレ付きツインで部屋1600r(3200円)wifi無,部屋に扇風機有
(スタッフはかなり親切で、オーナーおばちゃんは英語でがんばってくれます)
共同シャワーは例の仕切りのないソ連式?シャワーです
自転車は地下の倉庫にいれてくれました。
ラッソーリニク・キャベツと肉の煮込み・ごはん・コーヒー
ピロシキ
1人230r(460円)
安くてボリュームがすごい。
今までもカフェでピロシキはよく売られていたんですが、
たまに中身の具が腐っているときがあり、おなかを壊さない
ために食べないようにしていました。
ために食べないようにしていました。
でも、ここは揚げたてだったので食べてみました。
中身はマッシュポテトでした。美味しい!
実はこのホテル、「オゼロ・アレイ」と言う大きな湖まで
歩いて10分のところにあります。この地方では名所のようです。
歩いて10分のところにあります。この地方では名所のようです。
地元の人が海水浴ならぬ、「湖水浴」を楽しみにたくさん来ています。
近くには、有料キャンプ場やコテージもあります。
湖のほとりで、みんな水着姿で寝転がって太陽を浴びています。
水着でこのホテルのカフェに来る人もいて、
雰囲気はまるで「海の家」という感じで活気があります。
ロシアは冬が長くて厳しいし、ここは海が遠いです。
多くの人が何とかして、短い夏を最大限に楽しもうと
しているのを感じます。
今日は今回の旅で一番景色の美しい日だったと思います。
いつかきっとまた戻ってきたい場所になりました。
いつかきっとまた戻ってきたい場所になりました。
夜は部屋でワールドカップの 日本対コロンビア の試合が見れました!
明日は予報では特に気温が高い1日なので、ここで休息日とします。
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52日目 (2018年6月20日)
ホテル アレイで休息日
治安不安区間の手前で休息する
明日から、治安に問題のある地域に突入です。
というのはここから約130km先の街ヒロク付近で
6年前、テント泊をしていた日本人バイク旅行者が
ロシア人の若者2人に襲われ、殺されたからです。
ロシア人の若者2人に襲われ、殺されたからです。
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ロシア極東ザバイカル地方の裁判所が28日、
日本人観光客大仁田耕一さんを殺害した罪で、
ヒロク市出身の被告2名に実刑判決を下した。
捜査当局によれば、
2012年5月21日、アクショーノフ・エレミン両氏は
ヒロクの未舗装の田舎道(連邦自動車道 M-55付近)で野営中の大仁田さんと知り合った。
一人旅の日本人であることを知った 二人は、そのSuzukiのバイクを盗むことを企む。
翌晩、大仁田さんの野営地に立ち戻り、 犯行にかかったが、制御がうまくいかず、
バイクを地面に倒してしまう。所有者は物音に 目を覚まし、テントを出てくる。
犯人はなおも苦闘を続けるが、ついにバイクを走らせることが
出来ず、まず1人が援助を求めて逃走。残った1人が殺害に及んだ。
インターファクス通信が裁判所の発表をもとに伝えたところによれば、
被告スタニスラフ・ アクショーノフ氏に1年の自由制限つき4年の矯正施設入り
イワン・エレミン氏に2年の 自由制限つき18年の厳重監視が決定された。
アクショーノフ氏は初犯、エレミン氏は窃盗で前科2犯。
両名とも容疑を完全に認め、 改悛の意を示している。
日本人観光客殺害事件は極めて大きな社会的反響を引き起こした。
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大仁田さんは、ロシアのウラジオストクからアフリカのセネガルを
目指してバイクでツーリング中だったそうです。
それ以外にも過去にこの周辺で西洋人チャリダーやライダーが
殺された事件があったようです。
考えた結果
明日から300kmぐらいの治安が危ないと思われる区間は
明日から300kmぐらいの治安が危ないと思われる区間は
「絶対にホテルに泊まる」
ということに決めました。
しかしこの先の区間は、
ホテル、カフェ、マガジンなどが少なく、
ホテル、カフェ、マガジンなどが少なく、
アップダウンも激しい区間になります。
無事この危ない区間を抜け、
イルクーツクまでたどりつきたいと思います!
イルクーツクまでたどりつきたいと思います!
今日も美味しいホテルのカフェ
今日はびっくりするくらい気温が高かったです。
お休みして正解でした。
明日からはしばらく林が続く予定です。
とゆうことはアブとの闘いです!
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53日目 (2018年6月21日)
ホテル アレイ → ヒロク
96km・上り500m
治安不安区間
まず次に確実に存在が確認できている国道沿いの最も近いホテルは、
280km先です。
途中ヒロクの街中にホテルはあるのですが、
事件があった街でもあるのでできたら避けたい。
事件があった街でもあるのでできたら避けたい。
今日の区間は、何軒かカフェがあるので、行ってみてホテルが併設
しているところがあれば泊まりたいと思います。
100km近くは走る事になりそうなので、早目に起床
5時半出発!
まだ太陽が出てないので、ひどく寒いです。
10分ほど走ると向かいから来た車が手を振って急に止まりしました。
ブリヤート人の若い夫婦で、私達に何か言っています。
「日本人です」「ロシア語がわかりません」というと
女性が「がー!」とまねをしました。
そぅ「クマ」です!
すぐそこの森にいたそうで、私達に注意するために停車してくれたようです。
かなり真剣に「気をつけて」「静かにいきなさい」言われ
身が引き締まりました。
教えてくれてありがとう!
日本の山では人間の存在を知らせたほうがいい、と思ってましたが、
ロシアではなるべく刺激しないようにするんだなと思いました。
早朝は全く車が走っていないので、国道の真ん中を
できるだけゆっくり走りました。2人ともかなりビビッてます。
周囲は森と草原が混在しています。
左右の緑の中にクマがいないかキョロキョロと探しながら、無言で走りました。
10km程、緊張して走っていましたが、見つかりませんでした。
残念なようでもあり、ほっとした気持ちでもあります。
その後は、いつものように走りました。
100mのアップダウンが続きます。
途中のカフェで休憩
ブリヤートのお客さんにたくさん話しかけられます。
ここはこの旅で初めて看板に「hostel」と書いてあります!
ブリヌイとコーヒーだけ食べて出発です。
街の入り口のホテルかもしれないと期待していたカフェ。
聞いてみるとやっぱりホテルだそうです!でも
満室。ちーん。
でもスタッフの女性が「1km手前の黄色いカフェはホテルだよ」と教えてくれました。
喜んで戻ります。
戻ってカフェで尋ねてみると、
「ホテルなんかない。ただのカフェ」だそうです。偽情報にがっくし。
このまま進んでも、確実に把握しているホテルまで200km程あります。
テント泊はどうしても避けたい。
仕方なく苦渋の決断でヒロクの街に入ることに決定!
事件があった街なので、できたら入りたくないのですが
野宿よりは街中でホテルに入るほうが良いと判断。
事件があった街なので、できたら入りたくないのですが
野宿よりは街中でホテルに入るほうが良いと判断。
ラグマン・ブーズ・コーヒー
1人250r(500円)
迷いましたが事前に調べていたホテルを発見
部屋が空いていました!
ホテル「ビオラ」
バス共同ツインで部屋2000r(4000円) wifi有、朝食付き、共同キッチン有
(オーナーはやる気まんまんの上品なやさしいおばちゃんです。
普通の民家を改造した民宿という雰囲気です。)
自転車は塀付き駐車場の中にとめました。
ちょっと値段が高いけどここに決めました。
このホテルも仕事の出張で使っている人が多く、最終的に満室でした。
ヒロクの街ですが、確かに
いままで見てきた他の街より治安が悪いように見えました。
いままで見てきた他の街より治安が悪いように見えました。
人口が多い街の割に仕事が無いのか活気がなく雰囲気も暗く感じます。
お店も少ないです。
原付で走り回ってるたちの悪そうな若者不良グループもいましたし、
やることがなさそうにしている大人が多そうに見えました。
お店も少ないです。
原付で走り回ってるたちの悪そうな若者不良グループもいましたし、
やることがなさそうにしている大人が多そうに見えました。
6年前に日本人の方が襲撃された場所は、ここから30km先です。
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54日目 (2018年6月22日)
ヒロク → 51km先の名前不明ホテル
51km・上り350m
治安不安区間を抜ける
今日は、6年前日本のライダーの方が襲われた
場所の近くを通る予定です。
しかし確実に把握している次のホテルまで200kmあります。
しかし確実に把握している次のホテルまで200kmあります。
でもテントは避けたい。
そのため、走っていてホテルを発見できたら
距離が稼げてなくてもそこに泊まることにします。
朝食付きの宿なので1階のキッチンに降りていくと、
おばちゃんが揚げパンをつくってくれていました。
練乳をつけて食べます。アツアツでおいしい!
おばちゃんに見送られながら、8時半出発!
かなり気温が高いです。太陽が肌をじりじりやいてます。
工事区間が多くスピードが出ません。アップダウンもきつい。
なかなかしんどい。
小さな村の入り口に到着しました。
周囲は森と草原に囲まれたのどかな景色です。
余計に悲しくなりました。
大仁田さんの分までがんばろう!と自転車を漕ぎ出します。
峠の頂上まで来ると、絶景!
景色に見ほれていると、
たくさんのステッカーを貼ったジープが何台か通り過ぎました。
停車した一台に聞いてみると、チェコから来たグループで、
サハリンから中央アジアをまわって帰るのだそう。
サハリンから中央アジアをまわって帰るのだそう。
かなり屈強なおじちゃん達です。なんだかすごく楽しそうです。
お互いの旅の成功を祈って別れます。
しばらく走ると、草原地帯に出ました。
持っている情報にはなかった大きなカフェホテルを発見!!よし!!
持っている情報にはなかった大きなカフェホテルを発見!!よし!!
距離は短いけど安全の為にも今日はここに決定。
野宿をせずにすみました。
ふー。安心して体から力が抜けました。
野宿をせずにすみました。
ふー。安心して体から力が抜けました。
13時 51km目 カフェホテル到着
ホテルの名前不明
バストイレ共同ツインで部屋1200r(2400円) wifiなし
(やさしいおばちゃんが受付でした)
自転車は裏庭の自分の部屋の前に置きました。
カフェ(24時間営業)とホテルは別棟ですが、
両方とも改装したてできれいです。
さっそくカフェでごはん
ブーズ・ラグマン・コーヒー
1人190r(380円)
安くて美味しいです。
お客さんが多くすごい活気があります。
ホテルの裏手の草原には・・
どーん
チベット仏教寺院です。
ブリヤートの人たちはチベット仏教徒が多いのです。
今日の区間で、「治安が不安な区間が終わった」とは
完全に言い切れないですが、少し緊張がほぐれました。
今後もホテルが少ない地域が続くけど、
安全に旅を続けたいです。
絶対、ゴールまで行くぞ!
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55日目 (2018年6月23日)
ホテルで休息日
体の休養日
夜中から雨が降り続き、ぜんぜん止まないので
今日は休息日とします。
頭がふらふらします。花粉症なのか風邪なのか
しげはなんともないみたい
ひたすら眠り続けました。
カフェでごはん
ブリヤート人はお米と肉の調理の仕方がロシア人よりあきらかに上手!
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56日目 (2018年6月24日)
名前不明ホテル → カフェ レギオン75
63km・上り620m
日本人の思い
事前に確認できている最も近いホテルは140km先です。
でも、アップダウンが激しいので、到着できないと思います。
そのため、今日もホテルが発見できしだい泊まりたいと思います。
まだこのあたりは治安面も安心はできません。
まだこのあたりは治安面も安心はできません。
夜中から降っていた雨がやんでくれました。
目玉焼き・ボルシ・パン・コーヒー
1人130r(260円)
スタッフ女の子のかわいい笑顔に見送られ、5時出発!
第二次大戦後、この村に抑留され亡くなった日本の方達200名の
名前が記されています。
以前のベロゴルスクの慰霊碑もそうでしたが、ここも
知らずに通過してしまうような場所にあります。
親族の方にとっては日本から離れているのでお参りにも来にくい場所だと思います。
亡くなった方達を思い手を合わせました。
ここからは350mの上りです。ゆっくり進みます。
バス亭がブリヤート風になってきました!
3日前から、森林地帯を走っています。
森林の特徴は草原地帯と違い、めちゃめちゃアブが
襲ってくることです。
(旅の前半も森林地帯でしたが、まだ気温が低かったのでアブはいなかったです)
自転車で走っていても、かなりしつこくまとわりついてきて離れません。
止まってしばらくするとアブは服の上からでも刺してきます。
刺されるとちくっと痛みがありしばらくすると大きく膨らんできます。
そして痒くなってきます。
一週間ぐらいたっても膨らみがなくなりません。
最初しげはただのハエだと思って、たかってきてもほっておいたのですが、
足や腕や首が刺されぼこぼこになってしまいました。
刺されるとちくっと痛みがありしばらくすると大きく膨らんできます。
そして痒くなってきます。
一週間ぐらいたっても膨らみがなくなりません。
最初しげはただのハエだと思って、たかってきてもほっておいたのですが、
足や腕や首が刺されぼこぼこになってしまいました。
私たちが考えたアブ対策として、
カッパを腕を通さず首のところでくくってマントのように着ます。
走っているとカッパは風ではためくのでアブが嫌がってたかってきにくくなります!
カッパを腕を通さず首のところでくくってマントのように着ます。
走っているとカッパは風ではためくのでアブが嫌がってたかってきにくくなります!
「トイレ・wifi・シャワー・洗濯機・売店があるよ」と書いてるガソスタの看板発見!
初めてみる夢の競演です!
初めてみる夢の競演です!
ということで、ここでちょっと作戦会議。
天気予報では明後日まで大雨の予報。
雨の中走るのもテントもできたら避けたいです。
この先はホテルがあるか不明の区間が続きます。
ガソリンスタンドの少し手前のカフェにホテルの看板がありました。
今日はそこに泊まることに決定!
バス共同ツインで部屋1300r(2600円) wifiなし
(スタッフのおばちゃんたちは親切でした)
自転車は部屋の前の屋根の下にいれました。
シャワーは1回120r(240円)
部屋もシャワーもトイレ(ぼっとん)も完全に手作りです。
このカフェホテルも水が少ないようで
使用している水は全て村人が車で川から運んでいるようです。
使用している水は全て村人が車で川から運んでいるようです。
サリャンカ・ハンバーグ・ごはん・コーヒー
1人200r(400円)
外を見るとかなり激しい雨です。
このホテルに早く決めて正解だったようです。
天気アプリ(accwether と meteoearth)で天気を確認して
毎日の行動を決めてますが、本当によく当たるので助かります。
夕方、たくさんのブリヤートの家族連れがカフェに集まってきました。
今からパーティのようです。
日本人を見たことがなかったようで、みんな興味しんしんです。
カフェは綺麗に飾りつけがされて、たくさんのごちそうが並んでいます。
その後パーティーは夜中まで続きました。
ダンス、カラオケが続き、最後はモンゴル風?音楽の大合唱でした。
この後も旅が終わるまでブリヤートの人とたくさん出会いましたが、
すごくエネルギーに溢れ、意志が強そうな人が多かったです。
昔、モンゴル帝国がロシアを含め巨大な帝国を作り上げた歴史の片鱗を
感じました。
聞いたことのないモンゴル風?音楽を聞きながら、眠りにつきました。
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57日目 (2018年6月25日)
カフェ レギオン75 で休息日
ロシアの猛者②現る
早朝起きると、まだ激しい雨がふってる。
予報を見ると丸1日続くので休息日とします。
カフェに行くと、昨晩続いたパーティの残骸で
ひどいことに。おばちゃんたちも洗い物の山に憂鬱そう。
お昼には片付いたようでごはんたのんでみます
ボルシ・グリャーシュ・ごはん・コーヒー
1人220r(440円)
カフェの窓から外を見ていると
駐車場に荷物を積んだ自転車がとまってるじゃないですか!
ロシア・ウドムルト共和国出身のウラジーミル
エカテリンブルグからウラジオストクを目指してるらしい
(ウドムルト共和国はロシアの中の共和国の一つで
フィギュアスケートのザギトワ選手の出身国ですね)
1日に150~200kmは走ってるらしい。すごい。
荷物はテントと寝袋だけかとおもうぐらい超軽装ですね!
荷物はテントと寝袋だけかとおもうぐらい超軽装ですね!
山好きで、ロシアのおススメの山を聞くと
アルタイ山脈と教えてくれる。
私達も山が好きなので、ロシアの山もいつか挑戦したいなと話しました。
たくさん写真を見せてくれて、旅が楽しくてたまらない様子
お互いの旅の無事を祈って、見送りました。
まさか、こんなところでこんな出会いがあるとは!
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58日目 (2018年6月26日)
カフェ レギオン75 → カフェ フ・ゴスチャフ
76km・上り740m
ブリヤート共和国と今後の進路
今日も雨の予報。
朝起きて、外を見ると今にも降ってきそうな曇り空。
でも、ここで2連休とゆうのももったいないので
前進します。
5時半、出発!
今日は事前調査で存在が確認できている76km先のホテル
まで進む予定です。
久しぶりに目的地のホテルが決まっているので、安心です。
アップダウンが続きます。
雨のいいところは気温が低いところですね。
暑いよりマシです。
この先、目的地までカフェがないので
ここでごはん休憩です。
中に入ってびっくり
チベット好きのしげは興奮。
ラグマン・ブーズ・コーヒー
1人185r(370円)
美味しい!!
かなり満足して出発です
アップダウンが続きますが美しい草原が続きます。
突然草原に背の高いモニュメントが出現!
近づいてみると
「Бурятия」の文字が
おおー!ここからが「ブリヤート共和国」です!!
「ブリヤート共和国」とは
主にバイカル湖の南東部です
ロシア人とブリヤート人がいっしょに暮らしている土地のことです。
いよいよ今回の旅行の最終章です。
ここから先は時差があり、今まで-1時間です。
いよいよブリヤート!と、入った途端に10km近い工事区間。
大きめのじゃりになっていてタイヤが取られます。苦しい。。。
大きめのじゃりになっていてタイヤが取られます。苦しい。。。
めちゃめちゃ疲れます。ブリヤートーーー
カフェ「フ・ゴスチャフ・ウ・リヴァ」wifi有、電気ポット有
バス共同ツインで部屋2000r(4000円)
(外国人ライダーがよく利用しているようでスタッフは慣れていて、親切です)
ホテルはとても質が高く、装飾も凝っています。
自転車は建物の裏手の門の内側の柵につなぎました。
国道沿いのお店が少ない区間なので、トラックなどの利用も
多く活気があります。
カフェは24時間営業でマガジンも併設されています。
ボルシ・プロフ
1人165r(330円)
かなりのボリュームで、しかも安い!
おなかが落ち着いたので
ここで今後の進路をもう一度考えたいと思います。
私達のビザは残り1ヶ月になりました。
この1ヶ月をどう使うかいくつかルートを考えました。
実はこの旅を続けるうちに
草原の魅力にハマッた私は、モンゴルを走りたい!という
思いが強くなってきました。
たとえ、当初の予定通りバイカル湖に向かったとしても
バイカル湖周辺はロシアの中でも、人気の観光地。
ホテルも多く、今までののんびりした雰囲気ではないと想像できます。
そのため、湖沿いをただ単純に西に向かっても面白くない。
穴場ですが、湖の東の岸に行きフェリーで対岸に渡るという選択肢も
でてきました。
整理すると、
①このままイルクーツクまで自転車で走る
②ウラン・ウデからモンゴルまで自転車で行く
③ウラン・ウデからバイカル湖の東まで行き、
湖をフェリーで渡り、イルクーツクへ行く
です。
3つについて、かなり調べた結果、情報がなく難しそうなので
結局、①のイルクーツクまで自転車で行く、ことに決定しました。
ただ、バイカル湖の観光の拠点の街は、私達が走っている国道と道が繋がっていません。
その観光の拠点に行くために途中から、鉄道を使うという方法があります。
自転車ごと鉄道にのせれるか、切符が買えるか、などわからない
ので、直接駅に行って、聞いてから決める、
こととしました。
これで、「イルクーツクから日本に帰国する」ことが
決まったので、ここで飛行機チケットを取りたいと思います。
が、ここで思わぬ問題が!
大韓航空のページで購入しようとするのですが
私達のクレジットカードが二人とも何故か使えません!
何度もやり直してもだめです!
何度もやり直してもだめです!
冷や汗が流れます
仕方なく、日本のクレジットカード会社にライン電話で連絡すると
海外からの不正利用防止のためにロックがかかったみたいで、
すぐに外してくれました。
めっちゃ焦った・・
とにかく無事に購入完了!
どっと疲れて、脱力です
しかも購入作業が終わってすぐ、ホテル全体が停電に・・
ロシアに来て、異常気象以外で停電になったのは初めてだったので
びっくりです。
作業中に停電になっていたらと思うと・・汗
手続きで疲れたので、明日も休息日とします笑
いいホテルだしね
いいホテルだしね
今日で何とか食料の補給ポイントが少なく
治安にも不安があった280kmの区間を越えました。
治安にも不安があった280kmの区間を越えました。
明日からウラン・ウデまではアップダウンが厳しいですが、お店は多い区間です。
バイカル湖はもうすぐ!
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59日目 (2018年6月27日)
カフェ フ・ゴスチャフで休息日
中国の猛者現る
夜10時ごろ、部屋の窓から外を見ると
大型バイクがとまってる!
中国出身のリウ・ジエ
ロシアからヨーロッパに抜け、トルコ、中央アジア、チベットを経て
中国へ戻る予定。
中国へ戻る予定。
1日に400km走るそうで、今日も今からウランウデまで走るらしい
すごいタフな人。
旅の無事を祈って、見送ります。
こんなにハードな旅をする人を見ると、自分も
がんばろう!という気になります。
ウラン・ウデまであと150kmです。
相変わらずアップダウンは厳しいけど、明日も変わらず
前に進もう!
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60日目 (2018年6月28日)
カフェ フ・ゴスチャフ → タルバガタイ
105km・上り830m
草原の中、200年前の村を走る
朝起きると、時間の割に外がかなり明るい・・
しまった、時差が-1時間だから、日の出も早くなったんだ!
今日は105km先のホテルまで走る予定だから、
暑さを避けるため、早朝出発するつもりだったのに・・
目玉焼き・ボルシ・パン・コーヒー
1人160r(320円)
7時出発!
外に出るとすでにもわーっと暑い。。。。
今日もアップダウンは激しい
でも、途中で食料が補給できるカフェがいっぱいあるので
荷物は少なくてラクです。
実はこの交差点を左に行くと、モンゴルのウランバートルへ
向かう道です。
私たちはこのまま、真っ直ぐウラン・ウデへ
よく見ると何か動いてる・・
リスみたいに尻尾の長いねずみです!
めっちゃたくさん草原中にいます
1軒目のカフェは木造のモンゴル風です。
ブリヤートの人達は木造のゲルが伝統的な
ブリヤートの人達は木造のゲルが伝統的な
おうちだそうです。
今日はひどい暑さ、2人とも熱中症気味です。
カフェで休憩
ラグマン・ブーズ・コーヒー・コーラ
1人190r(380円)
冷たいコーラを一気飲み!うまいー!
1時間ほど休んで体温を下げます
1時間ほど休んで体温を下げます
レジのお姉さんはモンゴル美人です。
休憩後、再び照りつける太陽の下へ
出発です!
20分に一回ぐらい木陰に入って涼みます。
暑すぎて我慢できず峠の頂上のカフェへ
ドアを引くけど開きません・・・。
近くで休憩していたブリヤートの家族が「閉店してるよ」と
教えてくれました。
冷たいコーラ飲めると思ったのにがっくし・・
その後、休憩しながらこの家族とおしゃべり
外見が本当に日本人と似ているので、
日本のおばちゃんやおじちゃんとおしゃべりしている感じ。
向こうも私たちを見て、そう思っているんだろうな・・
周囲は今までより乾燥した草原地帯に変わります
小さな村の中を通過します。
村に入ると今までよりカラフルなおうちがたくさんあります。
この辺り一帯は、珍しいロシア正教の古儀派(セメイスキエ)の集落で、
200年以上、独特の文化・習慣を守りながら暮らしているそうです。
セメイスキエ最大の村、タルバガタイ に到着
「カフェ・ウ・セメイスキエ」
バス共同ツインで部屋800r(1600円)wifi無し
(スタッフのおばちゃんは親切で、手作りの小さな民宿というかんじ)
自転車は塀付きのホテル裏の駐車場の中にいれてくれました
駐車場には
超巨大で凶悪としかいいようがない恐い番犬が2頭飼われてて
シャワーというよりサウナの一部分を使わせてもらっている感じです。
ロシアのサウナを見る機会もまだなかったので写真をとらせてもらいました。
プロフ・サリャンカ・コーヒ-
1人155r(310円)
ホテルの向かいのスーパーへ買出し
かなりの安さにびっくり。
大都市ウラン・ウデが近いからですね。
調子にのって最近売ってなかった干物を買って爆食いします。
部屋へ戻って休むけど、私たちの部屋は日当たりがよすぎて
夜になっても部屋のこもった熱が全く下がりません 涙。
暑い中じりじりと夜を過ごしました。
ついに、明日はブリヤート共和国の首都ウラン・ウデに到着です!
そして第5区間も明日で終了。
嬉しい反面、久しぶりの都会にどきどきです。
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61日目 (2018年6月29日)
タルバガタイ → ウラン・ウデ
50km・上り310m
ウラン・ウデ到着
今日はついに第5区間の最終日。
「本当にここまで来れたんだな」としみじみ嬉しく感じます。
昨晩はあまりに暑すぎて、ほとんど眠れなかったし、
胃も弱ってたのか朝もあんまり食べれませんでした。
でも気持ちだけは軽いです。
今日はウラン・ウデのホテルまで50kmの予定。
7時出発!
このあたりから都会になってきてカフェとか
ガソスタとか多すぎるので載せるのは割愛します。
ガソスタとか多すぎるので載せるのは割愛します。
朝からすごい暑さ。上り坂も体力の消耗が激しいので押して上ります。
昨日からすごい乾燥した草原地帯が続いていて、砂っぽく
ごつごつした岩肌が見えてるかんじです。
大きな岩でできた峠の頂上にきました。
眼下には大きな川の流れとウラン・ウデの街が一望できます。
ここを下ると、町が続き人も車も多く忙しい感じになっていきます。
いつもそうですが、大都市に近いので道の状態が悪いです。
ガタガタで穴ぼこだらけの道が続きます。
しかも交通量が多いのに、道が狭い。
ウラン・ウデ入り口
街に入るとずーっと歩道があって走りやすく安全でした。非常に助かりました。
チベット仏教寺院もあります
さぁ緊張の宿探しの始まりです!
1軒目
満室。ちーん
かなりあてにしていたホテルだったのでショックが大きい、、、
でもすぐに別のホテルを紹介してくれ
電話までしてくれてとても親切にしてくれました。
でもすぐに別のホテルを紹介してくれ
電話までしてくれてとても親切にしてくれました。
ありがとうございました。
紹介してもらったホテルへ
紹介してもらったホテルへ
街のド中心です
ホテル「ボストン」
バス付きダブルで部屋2700r(5400円)wifi有、朝食付き、電気ポット有、レンジ有
エアコン有
エアコン有
(スタッフも丁寧でとても親切でした)
自転車はロビー横にいれてくれました。安心です。
街の中心にあるのに、ものすごく静かです。
値段は高いけど、サービス、設備の質が高いので納得です。
エアコン付いてる!ので暑いしさっそく使います^^
エアコン付いてる!ので暑いしさっそく使います^^
久しぶりの文明度の高さにクラクラします。
涼しいーー
すごい物量と安さに圧倒!調子に乗って食料を買いまくる
サラダ3種類・ハンバーグ・パン・コーヒー
1人160r(320円)
美味しい!
無事にウラン・ウデに着けて、ほっとしてます。
2人とも本当にがんばりました。
物凄く充たされた気持ちです。
久しぶりの清潔なシーツです!
あーいい気持ち
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62日目 (2018年6月30日)
ウラン・ウデで休息日
この旅、初めての観光①
ホテルの人が朝食を部屋まで運んで来てくれました。
やっぱり文明って最高!!
米のミルク粥・パン・ブリヌイ・コーヒー など
あったかくて美味しい
昨日は手作りの宿で薪のお湯+木造シャワーだったのに・・・
かけ離れすぎていておもしろいです^^
クーラーをガンガンにかけて、ゴロゴロします
旅も残りあと1区間!
日程的にも気分的にも余裕が出ているので
ロシアに来て初の観光っぽい街歩きをしたいと思います!
街を歩く人を見ていると、7割くらいがブリヤート人かなと感じました。
それに、人もお店もおしゃれでびっくりです。
大通りから少し中に入ると街の中心部なのに車も少なく
きれいな石造りの街並みを見ながらのんびりと散歩を楽しめます。
そしてところどころに木でできた古いおうちが残っています。
せっかくなのでブリヤート料理専門店でごはん
ブーズ・羊スープ麺・コンポート
1人220r(440円)
量や質を比べると郊外より明らかに値段が高い。さすが都会。
ごはんの後は、近くの「街の博物館」に
早速、受付のブリヤートのおばちゃんに「モンゴル人?」と間違われる 笑
博物館は「ソ連時代の普通の家」というかんじですごく可愛かったです。
ねこさんが寝ています
オペラ・バレエ劇場
入り口近くのバレリーナの像はブリヤート人でした
ダライラマの看板が!
ブリヤート人はチベット仏教徒の人が多いようです
大きなモールの中のおしゃれなスーパー
で惣菜を爆買い
ホテルに帰って夕食です
どーん
惣菜3種類・カップラーメン・アイスクリームも加えて
1人220r(440円)
おいしいー
自転車を置いて、久しぶりにのんびり街歩きを楽しめました。
あー快適すぎてこの街から離れられなくなりそうです。
テレビでロシアの昔のアニメがやってました。
質がかなり高いです。
明日も観光日です。
ウラン・ウデで休息日
この旅、初めての観光①
ホテルの人が朝食を部屋まで運んで来てくれました。
やっぱり文明って最高!!
米のミルク粥・パン・ブリヌイ・コーヒー など
あったかくて美味しい
昨日は手作りの宿で薪のお湯+木造シャワーだったのに・・・
かけ離れすぎていておもしろいです^^
クーラーをガンガンにかけて、ゴロゴロします
旅も残りあと1区間!
日程的にも気分的にも余裕が出ているので
ロシアに来て初の観光っぽい街歩きをしたいと思います!
それに、人もお店もおしゃれでびっくりです。
大通りから少し中に入ると街の中心部なのに車も少なく
きれいな石造りの街並みを見ながらのんびりと散歩を楽しめます。
そしてところどころに木でできた古いおうちが残っています。
せっかくなのでブリヤート料理専門店でごはん
ブーズ・羊スープ麺・コンポート
1人220r(440円)
量や質を比べると郊外より明らかに値段が高い。さすが都会。
ごはんの後は、近くの「街の博物館」に
早速、受付のブリヤートのおばちゃんに「モンゴル人?」と間違われる 笑
博物館は「ソ連時代の普通の家」というかんじですごく可愛かったです。
ねこさんが寝ています
オペラ・バレエ劇場
入り口近くのバレリーナの像はブリヤート人でした
ダライラマの看板が!
ブリヤート人はチベット仏教徒の人が多いようです
大きなモールの中のおしゃれなスーパー
で惣菜を爆買い
ホテルに帰って夕食です
どーん
惣菜3種類・カップラーメン・アイスクリームも加えて
1人220r(440円)
おいしいー
自転車を置いて、久しぶりにのんびり街歩きを楽しめました。
あー快適すぎてこの街から離れられなくなりそうです。
テレビでロシアの昔のアニメがやってました。
質がかなり高いです。
明日も観光日です。
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63日目 (2018年7月1日)
ウラン・ウデで休息日
この旅、初めての観光②
部屋まで運んでくれた朝食を食べて、今日も元気に観光です!
今日は街の郊外にある「ザバイカル民俗博物館」へ
街の中心から乗り合いバスで30分
1人20r(40円)です!安い!
ロシアに来て初めての車です^^
バスだと流れる景色を楽しむことに全力を注げます!
自分の体を動かさなくていいし、久しぶりのバスで気分はるんるんです。
もっと乗っていたいけどあっさり到着です。
ここは、シベリアの色んな民族の伝統的なおうちを移築している
めちゃめちゃ広い屋外博物館です。
全て実際使われていたおうちや生活用具が展示されていて感動!
とにかく広い!
暑いので休憩しながら散策です
しかも動物園までついてます
クマさんやカバさんにもだいぶ癒されました
今日は日曜日なので地元の人もお弁当をもってピクニックに
来ている人がたくさんいます
博物館の入り口横の綺麗なレストランでごはん休憩
めっちゃおしゃれ
外国人観光客も多いようでスタッフも慣れていました。
写真つき英語のメニューまであります。
ニコニコしている可愛いスタッフに感動です!
シャシリクのクレープ巻き 280r(560円)
レベル高いなあ
歩きすぎて足が棒・・・
かなりの運動量だったので
街中に戻ってホテルの部屋で休憩。
今後の作戦会議です。
考えた結果、明日出発することに!
ウランウデはまだまだたくさん見所があるので行きたい場所がたくさんあります。
けど、やっぱりこのホテルは値段が高い・・
バイカル湖畔の街まで進んでからゆっくり休養したいと思います。
ウランウデは、街の規模と発展度合いのバランスが丁度良くて
本当に滞在しやすい街だなと思いました。
何日でもいてもっと知りたいなと思える場所でした。
ここに留学とかももしかしたら楽しいかもしれません。
それにたくさんの親切で笑顔の素敵なブリヤートの人たちと離れるのがさみしいです。
ウランウデ最高!
また来たいな
夕食
惣菜3種類 1人80r(160円)
ウラン・ウデで休息日
この旅、初めての観光②
部屋まで運んでくれた朝食を食べて、今日も元気に観光です!
今日は街の郊外にある「ザバイカル民俗博物館」へ
街の中心から乗り合いバスで30分
1人20r(40円)です!安い!
ロシアに来て初めての車です^^
バスだと流れる景色を楽しむことに全力を注げます!
自分の体を動かさなくていいし、久しぶりのバスで気分はるんるんです。
もっと乗っていたいけどあっさり到着です。
ここは、シベリアの色んな民族の伝統的なおうちを移築している
めちゃめちゃ広い屋外博物館です。
全て実際使われていたおうちや生活用具が展示されていて感動!
暑いので休憩しながら散策です
しかも動物園までついてます
クマさんやカバさんにもだいぶ癒されました
今日は日曜日なので地元の人もお弁当をもってピクニックに
来ている人がたくさんいます
博物館の入り口横の綺麗なレストランでごはん休憩
めっちゃおしゃれ
外国人観光客も多いようでスタッフも慣れていました。
写真つき英語のメニューまであります。
ニコニコしている可愛いスタッフに感動です!
シャシリクのクレープ巻き 280r(560円)
レベル高いなあ
歩きすぎて足が棒・・・
かなりの運動量だったので
街中に戻ってホテルの部屋で休憩。
今後の作戦会議です。
考えた結果、明日出発することに!
ウランウデはまだまだたくさん見所があるので行きたい場所がたくさんあります。
けど、やっぱりこのホテルは値段が高い・・
バイカル湖畔の街まで進んでからゆっくり休養したいと思います。
ウランウデは、街の規模と発展度合いのバランスが丁度良くて
本当に滞在しやすい街だなと思いました。
何日でもいてもっと知りたいなと思える場所でした。
ここに留学とかももしかしたら楽しいかもしれません。
それにたくさんの親切で笑顔の素敵なブリヤートの人たちと離れるのがさみしいです。
ウランウデ最高!
また来たいな
夕食
惣菜3種類 1人80r(160円)