テント泊

■シベリアでのキャンプについてまとめてみました!

宿から宿の距離が150km~200km離れている場所が
何回かあるのでテントをする必要が出てきます。

アラスカにあるような国道沿いの旅行者向けやキャンピングカー向けののキャンプ場は全くありませんでした。

ロシアでは「キャンプ場」とゆう文化はほとんど発達していない感じです。
大都会周辺には最近できたファミリー向けのキャンプ場は時々ありましたが
ルートから大きく外れている場合がほとんどでした。

なので普通は森の中で張ることになるとおもいます。

ロシアでのキャンプは治安の面が一番気になると思います。
治安に関しては「治安」のページをみてください。
過去に日本人のバイク旅行者の方が1人、
私達が探した限りでは西洋人の自転車旅行者の方がそれぞれ別で3人、
テント泊中に襲われて亡くなられています。

車や人から丸見えの場所で単独で張るのはロシアは危険だと思います。
何らかの形で人にテントが見つかった場合は
めんどくさいですが移動するのも考慮したほうがよいかもしれません。
もしくは逆に人目に守ってもらうのためにガソリンスタンドやカフェにお願いして
敷地内に張らせてもらうのも有りかもしれません。

ただやはりシベリアの森はめちゃくちゃ広大なので
道路脇の森にふっと入ってしまえば誰かに見つけられる確率はほぼ無いと思います。






■白樺の森と松の林

シベリアの森は、白樺がほとんどでしたが、
ときどき松の林があります。

2つを比べると

白樺の森は蚊などの虫が多く、雑草がぼうぼうだったり地面が荒れています。

松の森は蚊などの虫が少なく、地面が割と安定しています。
松の細長い茶色い枯葉?が地面に重なって雑草が生えていないです。
その上にテントを張るとふわふわで快適ですし、
雨が降ってもテントの底がドロドロにならないといいことずくめです。

だからテント泊はできるだけ松の林を探しながら走っていました。
でも松林はなかなかないんですけどね。



とゆうことで、
ロシアでテントを張る場所を探す時の私達のポイントを整理すると


1. 人目がない       (村から離れている事。トラックの休憩ポイントは×)
2. 松林        (虫が少ない)(草原は×。木陰がないと暑すぎる)
3. 国道から少し離れている (夜もトラックの音がうるさくて目が覚める)


森の中へ入る時は見られないように
車がいないのを見計らってダッシュで入ります。



まとめるとテント適地は  【村から遠い松林の奥】  がベストですね!

シベリアは「広くてどこでもキャンプし放題!」とイメージしてましたが
森や沼も多いため、「乾燥していて平らな場所」というテントの
好条件な場所は以外に少なかったです。

冬場の終わりの5月はまだ森の草もあまりのびていないのですが
夏場の盛りの7月になると森の中は草ぼうぼうになります。
腰あたりまで草が伸びて
そのためテント適地が見つけにくくなります。

シベリアのほとんどは森林地帯なのですが
ノボシビルスク~チャリャビンスク間のみは大湿地帯のため
道路の両側が沼になっている場合が多く、
テントを張る場所が見つけにくいように思いました。





国道を走っていると川がけっこう多くあります。
階段が設置されていて河川敷に降りれるようになっています。
車が降りられるように道があるところも結構あります。


川沿いはテントの好立地に見えますが
逆に多くの川沿いは人の気配が感じられました。
焚火などの野営跡がみられる場合も多かったです。
シベリアの道路は車にとっても意外と休憩する場所が少なく、
川周辺で、休憩やトイレのため休んでいる自動車を良く見ました。
夏だったので泳いでいる人や釣りをしている人も多かったです。
そのため、「人目がない」という条件には川沿いは合わないので
私達はテントを張りませんでした。






私達がロシア横断でテントを張った全13個所の立地

横断中のテント泊は全部で13泊でした。

すべて次のホテルまで遠いためか
あてにしてたホテルが泊まれなかったためのテント泊です。



国道横にある電波塔へ上るための脇道
(行き止まりだからたぶん誰も通らない)
国道から400mぐらい奥  国道からは見えない
国道に出てちょっとさきに工事現場有り
まだ冬のため虫まったくなし




国道横にある電波塔へ上るための脇道
(行き止まりだからたぶん誰も通らない)
国道から200mぐらい奥  国道からは見えない
国道に出てちょっとさきにガソリンスタンド有り
テント内に侵入したマダニ2匹発見


国道横にある大きい池のほとりの森の中
(もしかしたら釣りの人が来るかもしれません)
国道から200mぐらい奥  国道からは見えない
国道沿いに小さい村有り
大量のアリがテント内に侵入


国道横の丘の上の森の中 半分松林
(行き止まりだが古い野営の跡があった)
国道から200mぐらい奥  国道からは見えない
国道に出てちょっとさきにカフェ有り
テント外に蚊が数匹


国道横の使われなくなった道の奥
(ガードレールで完全にふたされてるので誰も来ないはず)
国道から300mぐらい奥  国道から微妙に見える
街はかなり遠い
テント外に蚊が数十匹


国道横の使われなくなった脇道の奥
(穴を掘って国道から分断されてるので誰も来ないはず)
国道から400mぐらい奥  国道からは見えない
街はかなり遠い
テント外に蚊が数十匹


国道横の広い松林の奥
(何も無いのでたぶん誰も来ないはず)
国道から100mぐらい奥  国道からは見えない
国道に出るとすぐカフェ有り
松林のため虫まったくなし


国道横の草原にある広い松林の中
(何も無いのでたぶん誰も来ないはず)
国道から300mぐらい奥  国道からは見えない
かなり遠くに村が見える
松林のためか虫まったくなし


国道横の使われなくなった脇道の奥
(穴を掘って国道から分断されてるので誰も来ないはず)
国道から400mぐらい奥  国道からは見えない
そんなに遠くない場所に村がある
テント外に蚊が100匹以上


国道横にある電波塔工事のための脇道の森の中
(たぶん誰も通らない)
国道から300mぐらい奥  国道からは見えない
街はかなり遠い
まだ冬のため虫まったくなし


国道横の広い植林松林の奥
(何も無いのでたぶん誰も来ないはず)
国道から200mぐらい奥  国道からは見えない
国道に出るとすぐガソリンスタンド有り
まだ冬のため虫まったくなし


国道横の丘の裏の草原
(何も無いのでたぶん誰も来ないはず)
国道から500mぐらい奥  国道からは見えない
そんなに遠くない場所に村がある
まだ冬のため虫まったくなし


国道横の小さい林の裏 古い駐車場跡
(あられが降ってきた中で急いで張ったので場所が良くない)
国道から200mぐらい奥  国道からよく見たら見える
村は遠い
テント外にアブが数匹