■シベリアの虫について 蚊 アブ マダニ


・蚊
シベリアの蚊は日本のより凶暴です。
「ぜったいやってやるぞ!」という強い意志を感じます。

テント泊の時には数十匹の集団で襲ってきて
布の服なら平気で上から刺してきます。
カッパの上下を着たら顔以外は完全に防げます。でも暑いです。

自転車走行中にやられることは無かったですが、
自転車を止めての道端での休憩中や森の中でのトイレ中も相当襲ってきます。
テント設営やテント外での食事の時が一番大変でした。


5月はまだ寒いのでいません。
6月から結構飛び回っていて、
7月は凄いことになります。

イルクーツクより東の蚊は夜間になると嘘のように全くいなくなります。
イルクーツクより西の蚊は逆に夜間のほうが活発なように感じました。
ウラル山脈の西側はほとんどいませんでした。







・アブ
自転車走行中の強敵がアブです。最初はハエだと思っていました。
走行中でもずっと追いかけてきてひどいときは5~6匹が周囲をずっと飛び回ります。
そしてふっと服の上にとまってブスッと刺してきます。布の服だと上から刺してきます。
めちゃくちゃ痛いときもあります。
後から大きく腫れてきて痛痒くなります。跡が半月ぐらいは消えません。
しげは全身刺されまくりました 笑

特に狙われるのが足のふくらはぎと、背中、首筋です。
全部見えにくい場所です。
半袖で走ると刺されまくるので長袖必須だと私達は思います。

アブが多いときは刺されるのを防ぐためにカッパを着て走りました。
暑いときはカッパを首のとこで結んでマントみたいにはためかせていると
背中の襲撃は防げました。
5月はまだ寒いのでいません。
6月は1匹ぐらいが時々、
7月は5,6匹の集団で襲ってきます。

日中の暑い時間帯に出てきます。夜間はいません。

イルクーツクより東が特に多かったです。
イルクーツクより西はあまりいませんでした。いても1~2匹。





・マダニ
私達のテントの中で撮影

かまれると色んな感染症にかかるかもしれないかなりやばい虫です。
しかも一度血を吸いはじめると頭を突っ込んだ状態で2週間離れないらしです。
グーグルでマダニの画像検索するとへこみます。

テント内で1匹見つけたので
マットなどを念入りにチェックするともう1匹出てきました。
テントを張ってからしばらく入り口を開け放していたのが悪かったようです。
人間の発する二酸化炭素や体温、体臭に反応してすぐ寄ってくるそうです。

テント設営中に一時的に地面に置いた荷物にもついてきました。
テント設営時はできるだけ地面に直接物を置かないようにして、
テントの中に物を入れるのは自転車のサイドバッグから直接いれるようにしました。
地面に置いた荷物はチェックしてからテント内にいれました。
テントの入り口は必要な時以外は開けないようにしました。

6月ぐらいにロシアで国営テレビを見ていると
マダニがやばいから草地や森は気をつけろーとゆうニュースをしていました。


スーパーなどで売ってますよ!
私達は買いませんでしたが、マダニ用の殺虫剤もうっていました。